本日応援メッセージをいただいたのは、DEMOの武田緑さんです。
緑さんは、民主的な学び・教育=デモクラティックエデュケーションを日本中に広げることをミッションとして、教育関係者向けの研修の企画運営、現場の課題解決のための伴走サポート、教材やツールの開発・提案、キャンペーンづくりなどに取り組んでおられます。
2020年4月、国連声明を知り、多くの人に伝わりやすい言葉にする作業をしようかどうか、悩んでいた時に緑さんとお話しました。「こんなこと考えてるんだよね…」と話したところ、「まさぴ、それ絶対だいじ。」と即答。
いつもその時その時に必要なアクションをやわらかに企画する緑さんがそういうなら…と私はその作業をスタートとしたのです。緑さんの一言は大きかった。
そんな緑さんが応援メッセージを寄せてくださいました。(長瀬)
子どもが気持ちを大人に伝えるきっかけをつくる
DEMO 武田 緑
友人の長瀬さんから、この絵本の構想を聞いた時、とても強く、「これは今必要なことだ!」と感じました。
この段階で、全国の学校はまだ一斉休校中。家庭と学校は大混乱していました。
外で遊べない、友達に会えない、人と思うようにコミュニケーションがとれない。学校の授業も受けられない。
いろんな課題はあるにせよ、学校は多くの子どものセーフティネットです。
問題は「勉強が遅れる」ということだけではまったくありませんでした。
安否確認の連絡すら、十分になされない学校もありました。たくさんの課題が配られ、それを終わらせるために躍起になって子どもを叱ってしまう保護者の方もいました。家庭が安心・安全な場ではない/なくなっていく子どもたちの声は誰が受けとめるのか。
休校が明けてからも、禁止事項だらけの学校で、子どもたちは過ごしています。多くの子が仕方ないと諦めて過ごしています。逆にウィルスが怖くて、不安を抱えている子たちも少なくありません。
きっと、子どもの命が失われたり、心が傷ついたりということが、平時以上にたくさん起こっている。
新しい本のアイデアを聞いたのは、そのことを強く感じていた時でした。
子どもと大人が、この本を一緒に眺めながら、コロナにまつわって自分の気持ちを、伝え合えるきっかけをつくってくれるツールです。
もうすっかり、大人も子どもも、我慢することに慣れ、気持ちが麻痺してしまいそうになっている今、あらためて自分の気持ちに気づき、大切に感じなおす、意味づけなおす機会が、この本とともに広がることを心から願っています。
武田緑さんのnoteはこちら。https://note.com/mido1022
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緑さんがかかわるプロジェクト 多様な教育の博覧会 EDU ★COLLE
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