2021/07/16 23:34

中山コーヒー園には、ミツバチたちがいます。

コーヒーノキは自家受粉なので、ミツバチの助けがなくても実をつけてくれますが、農園にミツバチが来たのが1年ちょっと前。来る前と比べると、確実に受粉してくれている実が多くなり、実の付き方や死豆(コーヒー豆として使えない豆)が少なくなって、とっても良い影響をいただいています。

そしてそして、遂に今月、この中山コーヒー園で、初のはちみつの収穫期を迎えました!

ミツバチが蜂蜜を蓄えるのは、夏や冬の花が少ない時期に備えて食料を蓄えるから。食べるもの、花が少なくなる前に沢山の蜜を集めておき、食料を備蓄しているのだとか。なんだか、熊の冬眠のよう。なので、全部の蜂蜜を採ってしまうと、ミツバチたちの食料がなくなってしまうので、今回は半分ほどいただきました。



ミツバチの行動範囲は、2kmと言われています。
中山コーヒー園の2kmには、コーヒーの花はもちろん、色々な草花が咲いています。
巣箱から2kmには、ハーブ園もありますし、イジュという小笠原や奄美・琉球列島でみられるツバキ科の常緑樹もたくさん生えています。

↓ 上の写真がイジュ。左下はハーブ園の様々なお花たち。

中山コーヒー園の蜂蜜を味見してみました。

まず、蓋を開けた瞬間に広がる香りにビックリ!完熟蜂蜜の複雑な草花の重厚感。しっかり、どっしり、フルボティーな香りがします。この香りだけでパンケーキが2枚は食べれそう。

そして、口に含むと、香りの印象とは全然ちがって、フルーティーさが口いっぱいに広がります。ジャスミンや柑橘系の爽やかさがあります。そして、なんといっても、後味がとってもクリーンなんです!くどい甘さが口に一切の残りません。

ふと、農園の草木を思い出してみると、なんとなく思いあたります。
コーヒーの花はジャスミンのような香りがします。柑橘系は、農園に植わっているシークヮーサーやタンカンやキンカンだし、イジュやハーブたちが、なんとも言えない複雑な味わいにしてくれていて、この香りと味の重厚感は、ミツバチが羽ばたきで水分を飛ばしたからなんですね!

この蜂蜜には、中山コーヒー園の自然をそのまま凝縮したような世界が詰まっていました。


中山コーヒー園での養蜂の方法は、基本的には何もしないとのこと。自然のままの環境を大切にし、ミツバチが元気に生活できる環境づくりをサポートしている感じです。(簡単に言えば、遠くで暖かく見守っている理解のある親のよう。笑)

もちろん、農薬、抗生物質は使ってません。砂糖水など人工的な甘味も一切与えていません。収穫後、加熱処理もしてませんので、酵母も生きています。やろうと思えば、酵母をたてて、パンを焼くこともできるでしょう。
100%天然の蜂蜜です。


こちらが、記念すべき中山コーヒー園の蜂蜜です!
限定200本です。

クラウドファンディングのリターンとしてご準備しておりますので、ぜひ中山コーヒー園の恵みがギュギュッと詰まった蜂蜜を楽しんでいただけたらと思います!
(リターンで残った分は、農園カフェで販売したいと思っています!)