こんばんは。国際交流シェアハウスやどかり代表の中野です。
本日は給付型奨学金プログラムに参加してくれているインターン大学生が「やどかりフードマルシェ」にも参加をしてくれました。
昨年度から行っている食料品提供。御寄付や助成金で母国の食材を買い無償提供しています。夏休みを終えた留学生が初めて来館する日だったため、じっくりヒアリングをしたいと思いインターン大学生にも手伝って頂きました。
いつもの給付型奨学金プログラムには参加をしていない国籍の留学生だったため、いろいろなニーズを知ってもらえたと思います。
日本のスーパーでは見ないような食材もあることから「これは何?」と手に取りながら食材を確認する場面も。母国の味がまったく日本で買えないわけではありませんが、やはり日本で購入する場合には割高になっているケースが多く「日本で買うと高いから」と諦めている留学生も多いのです。
帰国もできない今、少しでも留学生が慣れ親しんだ味を提供したいと思い、食材探しに行き、スタッフが手分けして、どこに何が売っているという情報を集めてきます。
ヒアリングでは同世代であることから、時には笑って盛り上がることもあったり、留学生の置かれている状況に真剣に耳を傾けていたり。
いろいろなケースを知ることで、より多文化共生や支援の在り方について学びを深めてもらえたらと思っています。
いつものスタッフでないことから、はじめは緊張していた留学生も少しずつリラックスした顔に。人が変わればヒアリングでの質問項目やどこを掘り下げて聞くかなども変わってくるので、普段聞いたことがない話があったりしました。
慣れているメンバーだからこそ出てこない話もあります。
そういったところをカバーしてくれたインターン大学生2名。本当に心強い存在です。
今日、参加をしてくれたインターン大学生の感想です。
留学生の方達と実際に話が出来たことが非常に良かったです!そして会話を通じて彼ら留学生がやどかりの存在をいかに大切に思っているかを知ることが出来ました。また日本語能力も高い人が多く、自分も日々努力しようと思うきっかけになりました。
「中国人留学生と関わることが少なかったので、貴重な機会になりました。また、来日のきっかけは人それぞれだということが話を聞く中でよくわかりました。」
最初は食料品提供の支援をしていることを知らなかったのに、いろいろな活動に参加をすることで関心が深まり、奨学金プログラムではない活動にも参加をしてくれました。
こういった活動が給付型奨学金プログラムの留学生へのサポートやフォローにも繋がってくれたらいいなと思います。