みなさんこんにちは!プロジェクト担当の野村恭太です。今回迎える馬たちの馬房は古くなって屋根も崩れかけた、納屋?あずま屋?の跡地に建てています。写真に写るのは馬房建設や近くの古民家改修でお世話になっている、昔ながらの職人大工、郡司さん。「くらうどふぁんでぃんぐぅ?俺にはそんなネットの難しいのはワカンねぇよ」「いえいえ!郡司さんは馬房建設という形でしっかり応援してもらってますよ!」実は馬房建設で使う木材も近所に住むSさんからご提供いただいたもの。普通に資材を購入してメーカーに建設を依頼したらかなりの金額になっていたはずです。ここ(クラウドファンディング)に現れない形での支援、応援も実はたくさんいただいています!改めて感謝です。崩れてきては危ないので古い壁を取り壊しています。すると出てきたのは竹の骨組みと、藁が混ぜられた土壁。推定ですが、築100年くらいのあずま屋です。竹、藁、土だけで腐敗もせず、震災も乗り越えてこれまでちゃんと壁になっていたことに驚きです。昔の人の知恵や技術に感嘆しながら、馬房作りを行っています。
私たちが迎える予定の馬は現在北海道にいます。関東の厳しい夏に北海道から移動させてくると暑さにやられてバテてしまうからです。預けている間も調教がされています。迎える予定の馬は乗用だけでなく、ご覧のように馬車を曳くようにも調教されています。将来的に馬車が手に入れば、馬車の運行も可能ということですね!馬で畑や田んぼを耕すには、後ろからスキやクワをひかせるように教えなければなりません。ヒトが乗って手綱や脚でコントロールするのとはワケが違います。非常に高度な技術と馬の能力が要求されるものです。農耕馬文化再生の礎にふさわしい、素晴らしい馬だと思います。
多くのご支援、ありがとうございます。ぜひシェア、拡散の方も引き続き、お願いいたします。さて、いきもの担当の野村は写真にあるように、牧草と毎日格闘しています。プロジェクト内でもご案内していますように、輸入飼料に頼らない飼育を目指すため、今から冬を越すための干し草を試験的に作り始めています。2頭飼育するのにどれくらいの備蓄が必要なのか、草の種類、栄養はこれで足りるのか、うまく干し草を作るにはどうしたらいいのか、いろんな人の話を聞きながら試行錯誤しています。雨に当たり、湿気が強くなると、カビが生えたり発酵したりして、馬の飼料には使えなくなってしまいます。晴れた日は毎日1回は天地返しをして、雨の日はシートをかぶせます。もう、いきものを相手にしているも同然ですね。国内での干し草製造法が確立されれば、馬がいることで耕作放棄地や除草剤など、多くの問題が解決するようになります。家畜飼料の地産地消。邪魔者だった雑草が、資源に変わるのです。プロジェクト実現に向けて着々と準備が進められています。
多くのご支援をいただき、本当にありがとうございます!身が引き締まる思いです。皆さんの応援、支援にしっかり応えていけるよう、頑張ります。現在、馬房建設中です。古民家の横にあった古い小屋があった場所に建て直す感じです。大工さんが手作業で、廃材を利用して建てています。廃材とは思えないほどの作りですよね!最近では大手のハウスメーカーが輸入材を中心にして建てるので、昔ながらの大工さん、職人さんや材木屋さんの活躍の場が失われているとのこと。昔、日本は「ものづくりの国」だったはず。それが失われていくのは惜しいなと思います。