サンガのクラファンの取り組みが記事になりました
『日本経済新聞』(2021年7月10日朝刊)の読書欄に、「消えた出版社の本はどうなる? 引き継ぐスキーム整備が課題」という記事が掲載され、元サンガ社員の活動を取り上げていただきました。
以下に記事の一部を引用いたします。
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仏教書の出版社、サンガは資金繰りに窮し、1月に仙台地裁に破産手続きを申し立てた。同社はアップル創業者のスティーブ・ジョブズが愛読した『禅マインド ビギナーズ・マインド』(鈴木俊隆著)などのロングセラーを持っている。こうした書籍が消えてしまうのを防ごうと、元社員がクラウドファンディングで1400万円超の資金を集め、新社の設立に向けた準備を進めている。
元編集長で新社設立に動いている佐藤由樹氏は「旧社は負債返済のため本を多く刷り、赤字になる悪循環に陥ってしまった。新社は規模にあった経営を目指す。旧社で刊行した書籍は電子版で出していきたい」と話す。7月21日の会社設立を目指しており、原始仏典の『スッタニパータ 犀角経』などを紙の書籍で刊行する計画だ。
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6月19日の活動報告 でもお伝えしている通り、新会社では、アルボムッレ・スマナサーラ長老の紙の書籍の新刊計画を進めています。
例えば、以下のスマナサーラ長老による経典解説の紙の書籍の刊行を、サンガ新社の根幹の事業として計画しています。
・『ダンマパダ法話全集』(全10巻予定/既刊2冊)
・『スッタニパータ第五章「彼岸道品」』(全4巻予定/既刊2冊)
・『サンユッタニカーヤ 神々との対話(女神との対話)』
・『スッタニパータ 犀角経』
出版業界はこれからも厳しい状況が続きますが、本格的な仏教書をみなさんにお届けするために工夫しながら取り組んでいこうと考えています。これからも応援をよろしくお願いいたします。
*『日本経済新聞』「消えた出版社の本はどうなる? 引き継ぐスキーム整備が課題」記事全文は紙面の他、以下の「日経電子版」(会員限定)でも読むことができます。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73728240Z00C21A7MY5000