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「ほんとうにおいしいコーヒー」を知っていただく第3回目。
前回の第2回目は、遠路はるばる日本までやってきてくれたコーヒー豆たちをねぎらうべく、温泉接待ならぬ、お湯で洗って汚れを落とし、さっぱりきれいになっていただく事をお話しました。
コーヒーの生豆を扱った事がある人であれば、豆が汚れていることや、輸送されてくる段階でカビが発生する事は当たり前の事実です。
でもそのほとんどが豆を洗わずに使っている。
それはなぜか。
「だって汚水処理設備が必要になってくるじゃないですか」
とは、とある大手コーヒーメーカー社員が放った言葉だそう。
手間がかかるから、工程が多くなるからではなく、汚水が出るからと言う答えは…大変示唆的で良いですね。
全国に名が知られているようなコーヒーメーカー、ロースターであればあるほど、たくさんのコーヒー豆を焙煎しますから、水やお湯で洗ってしまったらその度にたくさんの汚れた水(お湯)が出てしまいます。
洗った方が良いとは分かっていても、
・設備投資やランニングコストのためにお金がかかる
・水に浸かってしまうと乾いた状態では見えていなかった欠点豆がはっきり浮き出てきてしまって使える豆が少なくなる
などの理由で二の足を踏んでいることもあるのでしょうか。
「おいしさ」
「安全」
の前に利益の追求が先立ったり、おいしさを追求している小さなロースターでも、そもそも「安全」という概念がなかったり。
だから知らずに口にした我々消費者の身体を経由して、それぞれが排泄するときに汚水処理しといてね、と言った感じでしょうか?
安全で美味しくするためのお金がかからない分、安くしとくからさ!みたいな。
あとはスペシャルティコーヒーと言って、
「生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること」
と定義づけられた豆を扱っているから大丈夫なんですよ、と主張される方もいらっしゃいます。
が、欠点豆が
「ほとんどないから大多数は大丈夫」
と捉えるか、
「ほとんどないけど0ではない」
と捉えるかでは、意味が違ってきますね。
「ほんとうにおいしいコーヒー」
では、そのスペシャルティコーヒーも使用していますが、それでもやっぱりカビが生えている豆はちゃんと混入しております。
さて、こんなお話をすると、安全かどうかとはまた別の次元で、
「生豆を洗うなんてとんでもない!
旨味や水溶性の成分が溶け出して美味しくなくなるでしょう??」
とおっしゃる方がとても多いです。
えぇぇ、そんな、ホコリとかカビの胞子とかで覆われたままで、旨味や甘みやコクなんかをクリアに感じられるの??
なんて私だったら思うわけですが、でも、旨味がなくなっちゃう、水溶性成分が溶け出しちゃう、とそっちのほうが心配な方もおられるのは事実なわけで。
「とても信頼できる農家さんが農薬も使わず、田んぼの中にこどもが飛び込んだって安心な所で育てたお米を、安心安全で薬の心配もないし、旨味が逃げるからって、あなたは研がずに炊きますか?」
「旨味がどのくらいとか、成分がどのくらいと数値で測って本当に美味しいものが作れるなら、美味しいものは全部、研究機関なんかで作ったら良いんですよ。
それで本当に美味しいものが作れるならね。
本当にうまいかどうかは、数値じゃないでしょう?
実際に口に運んだ時に美味しいと感じるかどうかでしょう?
洗ってみたら明らかに美味しくなる。
何十年も焙煎して来た人の豆よりも、初心者がきれいにお湯洗いして焼いた方が美味しいコーヒー豆が出来上がるってどう言うことだろう?」
とは、以前ご信頼申し上げていた焙煎士の方の弁。
汚れているなら綺麗に洗って、それを乾かさずに焙煎を始めると初心者でも美味しく焼ける焙煎は、焙煎体験として皆様にもご体験いただけるようリターンでもご用意しております。
焙煎所が出来てからいつでもお好きな日時で調整させていただきますので、ご都合の良い日にご自身のお好みのコーヒーを焼いていただくもよし。
父の日や母の日、どなたかの誕生日などに合わせて、ご自身で焼いたコーヒー豆をプレゼントされてみるのもよし。
ご興味ある方はぜひお待ちしております。