今日、暗くなってから毘沙門堂に行ってきました。
球磨川の河川敷からはいろんな生き物達の鳴き声が聞こえてきて、夏目友人帳さながらの妖の世界観が漂っており、まさしく聖地にふさわしい場所だと実感しました。
今日どうしても行きたかった目的は、芳名板の写真を撮りたかったからです。
先日の取材の際、一橋町内会長さん達に、今回のクラウドファンディングでご寄付いただいた皆さまの芳名板を修復した堂内に掲げさせて欲しいとお願いし、快く承諾していただきました。
毘沙門堂は、安永二年(1773年)の球磨絵図にも描かれており、古くは室町時代頃からこの地で信仰されていたようです。
その後、文政六年(1823年)に火災に遭いながらも再建し、近代に入ってからも明治二十四年(1891年)に毘沙門天様に彩色が施されたり、昭和十五年(1940年)に屋根を修理したり(茅葺きから瓦葺きに変更か?)と、その時々の大柿地区の人々によって大切に守り伝えられてきました。
現在、堂内には昭和五年と昭和五十九年の二つの芳名板が掲げられていますが、芳名板はその時々の人々の想いに触れることができる手段の一つだと思います。
今回、おかげさまで160名を超える皆様にご寄付をいただきました。
皆様おひとりおひとりのお名前を芳名板として堂内に控えめながらも掲示させていただき、未来へと想いを繋いでいきたいと思っております。
ただし、個人情報保護の観点から希望される方のみとさせていただきます。
残り一日となりましたが、最後までご協力のほどよろしくお願いいたします!