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動物と植物の融合 【粘土彫刻 山羊蔵】作品集プロジェクト

動物と植物をテーマとした粘土彫刻家、山羊蔵の作品集[弐]を制作する企画です。展示を開催しても大手を振ってお迎えできない今、少しでも作品を伝えることができれば、そして 新たな作品に繋げていきたい、という想いです。

現在の支援総額

1,647,300

253%

目標金額は650,000円

支援者数

138

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/08/01に募集を開始し、 138人の支援により 1,647,300円の資金を集め、 2021/08/15に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,647,300

253%達成

終了

目標金額650,000

支援者数138

このプロジェクトは、2021/08/01に募集を開始し、 138人の支援により 1,647,300円の資金を集め、 2021/08/15に募集を終了しました

動物と植物をテーマとした粘土彫刻家、山羊蔵の作品集[弐]を制作する企画です。展示を開催しても大手を振ってお迎えできない今、少しでも作品を伝えることができれば、そして 新たな作品に繋げていきたい、という想いです。

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期間中、制作に関するお話を書いていきたいと思います。作家としてはダメなところかもしれませんが、あまり作品を言葉で説明するのが得意ではなく、避けて来ました。私の場合、作品でこれを伝えたい!というより、直感的に好き嫌いの判断で楽しんでもらえればいいと思っているので、別段どこにも説明を出していませんでした。でも私自身、映画や本など、その作品を深く知ることで「噛み砕く面白さ」「反芻する面白さ」を感じます。なので同じように、私が作品について話すことで、次また作品をご覧いただいた時に、楽しんでもらえる視点が1つでも増えたら嬉しなと思い、書いてみることにしました。拙い文章で少し長くなりますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。まずは、作品を「空間」「形」「素材」「色」の4つの要素に分けて、具体的な作品画像を交えてお話ししたいと思います。「空間」立体作品は、手で触れて作ることができる「形」と同時に、「空間」も作ることができる。これが立体作家として活動する大きな理由の1つです。地面からの立ち上がり、量感、動き、いろいろな要素から生まれる物理的な空間を、いかに作っていくか。具体的な作品でご説明したいと思います。「華はこび」この作品を作ったのはまさに、二体のあいだの空間を作りたかったからです。複数体のモチーフを組み合わせると、空間が出しやすく遊びがいがあります。ブレーメンの音楽隊をモチーフに、4体を組み合わせた「ハルモニア」4体をただ乗せていくのではなく、ツタを使って4体を繋げる空間を作っています。では一体の中で作る空間とは。こちらの「K」は土台を設けることで、地面からの空間をより広げています。地面と土台の接地部分、土台の中にもそれぞれ空間を作り遊んでいます。ボリュームのある角と体の間の空間も作っていて楽しいところです。空間を見るという意味では、斜め後ろからの角度がオススメです。「五郎兵衛 茶福」↓は、重心をずらして空間を作った作品。↑この角度からだと分かりづらいですが、ものすごく後ろ重心で頭を支え、頭の下に空間が出来ています。(画像だと分かりづらいですね...、個展の時に持っていくのでぜひ見てください。)「天紅」↓は体の動きで空間を出している作品。 この体勢を見て、日本画を思い出す方もおりますでしょうか。そう、あれを立体にしてみたかったんです。絶対立体にしたら面白い空間が出ると思いまして。インスタグラムには動画も載っているので是非見てみてください。そちらの方が圧倒的に空間が分かりやすいと思います。「ランタナ」↓は体の動きに加えて、かなり縦の空間で遊んだ作品です。高さが150cmあります。やっぱり大きいのは空間がたくさん使えて楽しいもので。気がつくとすぐ大きくなってしまいます。片足を上げているのはやっぱりそこに、向こうへ抜ける空間を出したかったからです。こちらも縦の空間で遊んだ「柳木」↓高さ113cm。結構細かい空間も作って遊んでいます。こちらも個展の際に持っていきたいと思っています。(ちなみに作っている時に考えていたのは、樹齢何百年の木がついに朽ちた時に、龍に生まれ変わって昇っていくというイメージ。なのであと1mくらい足したかった...。)サイズが小さなものでも、いかに空間で遊びながら作れるようになるかがずっと課題です。「天駈」↓これでも20×18cmの高さ52cmあるので小さいとは言えないですね...。難しい。あと壁面でも、奥行きを抑えながら、いかに空間を作るかという課題も。「アルストロ」↓v字型にしてvのところに空間を作ろうと思った作品。ギリギリ奥行き20cm以内。作っている時は大体メジャー片手に闘っています。思うままに作るとすぐ大きくするので。モチーフありきで空間を作る場合も。金魚の尾びれ綺麗だなぁと思って作った「舞柳」↓金魚が作りたかったのではなく、尾びれが枝垂れる空間を作りたかった作品です。しかしそれをどうやって作るかはさっぱりイメージできないまま作り始め、手を動かしながら考えていました。私は空間を平面でイメージできないので、設計図を描ける人たちの頭を覗いてみたいです。制作に対する「空間」の話。伝わりましたでしょうか。「空間」がゲシュタルト崩壊してませんでしょうか。作家が作品に対してこだわっているところは、きっと客観的に見れば微々たる違いだったりして、どこまでマニアックに話していいのかわかりません。でもその微々たる違いが積もり重なって、その作家にしか出せない雰囲気につながっていくのだと思います。次は、手で触れて作ることができる方の「形」の話をしたいと思います。




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皆さまのお力により、早々に目標達成をすることができました。そこで、ネクストゴールを目指して、リターン品を追加いたしました。ぜひご覧ください。①作品集制作記念しおり¥2,000沢山の応援をいただいたことを、皆さまと共有できる記念品を作りたいなと思いまして、「山羊蔵作品集 - 弐 - 制作記念」の文字と、「日付」(イメージ画像では抜けていますが)の入ったしおりをご用意しました。折れ、破れに強いPP素材です。・シートサイズ148×210mm・しおりサイズ115×40mm・素材 PPシート0.2mmーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー②「蔵の芽」¥10,000/個これはクラウドファンディング公開直前にふと作りたい衝動に駆られまして、勢いで試作を作ってみたら、小さな割に立体の雰囲気が伝わるな、と思い追加しました。それまでは追加リターン「蔵T」か、とか思っていたのですが・・・ネーミングは「蔵T」からの「蔵の芽」です。よかった、シャレじゃなくなって。「山羊の芽」はちょっと怖いので即却下となりました。作品柄、前々から観葉植物のようにもっとアートが身近になればなぁと思っていました。日本では、観葉植物は置いてもアート作品を置いているお家は少ないですよね。観葉植物とアートの間、アートよりもう一歩身近なところに、ひっそりと置いて楽しめる、そんな作品になっていると嬉しいなと思っています。今回初めて流木を着彩して作っています。これがまた、粘土と若干勝手が違うもので。当然木なので、すごく水分を吸う。試作でコツは掴みまして、見た目はいつもの作品と同じ色です。流木は1つ1つ魅力的な形をしているので、どんな形が届くかはお楽しみです。私はこれを機に流木加工に嵌ってしまいそうです。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー③「蔵の切株」¥16,000/個こちらは木の部分をいつもの作品と同じように作っています。土台には溶岩を使っています。大地感を出したかったのと、置いた時の接地の抉られ方がいいな、と思い。大体高さが15cm前後になるのでペン立てと同じくらいです。溶岩もそれぞれ形が違って面白いので、本来持っている自然の形も活かしつつ、山羊蔵作品にしてお届けします。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー④オーダー制作140サイズ(2022年納品)*3辺の合計が140cm以内⑤オーダー制作160サイズ(2022年納品)*3辺の合計が160cm以内しばらく受付をしていたオーダー制作を停止したのは、まだまだ試したい要素や素材がたくさんあり、研究も兼ねた制作に専念しようと思ったからです。しかしネクストゴールへの挑戦というこの機会に、数点ではありますが枠を作らせていただきました。(応援の気持ちでオーダー制作を選択してくださる方がいましたら、実際の作品サイズを下げることもできます。)その他ご希望・ご質問がございましたらいつでもご連絡ください。koubou.yagigura@gmail.comーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上5点になります。少しでも楽しんでいただけるリターン品になっていると嬉しいです。引き続き、終了日まで見守っていただけますと幸いです。山羊蔵