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動物と植物の融合 【粘土彫刻 山羊蔵】作品集プロジェクト

動物と植物をテーマとした粘土彫刻家、山羊蔵の作品集[弐]を制作する企画です。展示を開催しても大手を振ってお迎えできない今、少しでも作品を伝えることができれば、そして 新たな作品に繋げていきたい、という想いです。

現在の支援総額

1,647,300

253%

目標金額は650,000円

支援者数

138

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/08/01に募集を開始し、 138人の支援により 1,647,300円の資金を集め、 2021/08/15に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,647,300

253%達成

終了

目標金額650,000

支援者数138

このプロジェクトは、2021/08/01に募集を開始し、 138人の支援により 1,647,300円の資金を集め、 2021/08/15に募集を終了しました

動物と植物をテーマとした粘土彫刻家、山羊蔵の作品集[弐]を制作する企画です。展示を開催しても大手を振ってお迎えできない今、少しでも作品を伝えることができれば、そして 新たな作品に繋げていきたい、という想いです。

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本日は素材の話です。どうなんでしょう。ちょっとマニアックな話かもしれません。「素材」作りたいカタチを作るために。私は、大学・大学院・卒業後の約4年の、10年ほど焼き物での造形をしていました。しかし焼き物での造形は、素材の特性による制限が多く、多くの失敗を重ねました。そこで、作りたい形、つまり“空間を活かす造形”をするために辿り着いたのが、今の「場所によって素材を変える」作り方です。この作品を粘土だけで作ろうと思ったら、接合部が荷重に耐えられません。「 K 」87×48×119cm小さなサイズならできる造形も、大きな作品になるとそれだけ負荷がかかります。粘土以外の素材を合わせて使うことで、地面と接する面を減らし、空間を作ることができるようになります。重さの違う素材を使うことで、好きな体勢で立たせる事が出来ます。一見何気ないこの体勢も、この頭の重さを支え、且つ後ろ脚を浮かせるには重心の調節が必要になります。筋力の存在しない動物造形には、筋力の代わりになる要素が必要なのです。さらに細かく分ければ、一口に粘土と言っても様々な特性を持った粘土があり、重いもの、軽いもの、硬く十分な強度を発揮するもの、乾燥後でも柔軟性があるもの、弾力があるもの、それぞれの特徴にあった場所にその素材を使います。(もう一つ、ここまで紹介した「形を作るための素材の使い分け」とは別に、「テクスチャーとしての素材の使い分け」というのがあるのですが、長くなるので割愛します。)一つ一つその素材のどこが魅力で、それを作品のどこに活かすか。色々な素材を扱うミクストメディアならではの面白さです。私はそこにドップリと嵌ってしまいました。今後も、作品を作り続ける限り素材研究の日々です。



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前回、立体作品は、手で触れて作ることができる「形」と同時に、「空間」を作ることができる、と書きました。今日は、どういう「形」を求めて制作をしているか、という話です。「形」平面も立体も嘘から。“三次元を二次元にしているのだから、そこには必ず嘘が必要。”これは大学受験時代、予備校でデッサンを学んでいる時に言われた言葉です。見たままを描いてもダメなんだ、と。まさに立体に関しても言える事だと思っています。素材が変われば見え方も変わる。動物の形をスキャンして3Dプリンターで出力したとして、それは造形的に魅力的な形とは限らない。そして何より、私は存在する動物のそのままを作りたい訳じゃない。生きものの形は生きるための形。では造形として、魅力的な形を、どう表現できるのか。植物との融合はその手段の一つです。植物と合わせることで、生きものの力強さ、美しさ、儚さをカタチとして表現する。余談ですが、私は「動物」好きではなく「動物のフォルム」好きです。触れるより見ている方が好きです。さて、そんな想いのもと制作している、様々な生き物モチーフの作品。お気づきでしょうか。「ヤギ」だけやたらヤギではないんです。どういうことかと言いますと、ねこオオカミ鶏(東天紅鶏)カエル(ヒキガエル)・・・ヤギ?馬文鳥ヒツジ・・・。はい。もちろん他のモチーフも、本物ではない造形としてのカタチを考えて作っているので、そのままという訳ではありませんが、ヤギだけデフォルメがすごいんですね。これはもう、山羊蔵たる所以と思ってください。角を枝分かれさせるとシカ疑惑もありますが、これが鹿かというとそれも微妙なところですしね。まぁモチーフなんてなんでもいいんです。ヤギでもシカでもない、山羊蔵のヤギ?をこれからもよろしくお願いします。