はじめに・ご挨拶
ハッピー☆マッキーSAXカルテットは、2010年に結成以来関東圏を中心に活動してきた女性サクソフォーン四重奏という形態で活動するプロのサクソフォニスト4名です。
これまでの間に様々な演奏を展開する中で、東日本大震災という大きな出来事があり、その後も日本中で多くの災害が発生したときに微力ながらも私たちの唯一のできることとしての「演奏」を活用して被災地を応援する活動を展開してきました。
そして、被災地に目を向けるだけではなく、子ども達にも音楽で遊ぶ楽しみを感じてほしいと願うようになり、親子のためのファミリーコンサートにも出演する中で、今回の主催である《音の輪プロジェクト》と共に文化芸術を通して地域社会に貢献できることの大切さを身に染みて感じるようになりました。
2020年は、私たちにとって結成10周年という大切な年でした。
CDも発売し、結成10周年記念リサイタルも開催の予定でしたが、それは新型コロナウイルスの影響で延期にせざるを得ませんでした。そして、今年。いまだに感染症の脅威は完全に消えたわけではありませんが、このコロナ禍だからこそ音楽の意義を感じられるコンサートが展開できるのはないか、と、メンバー4人と《音の輪プロジェクト》が共に協力し合いながら企画を進めています。
◆◆◆このプロジェクトで実現したいこと
《サクソフォーンで彩る秋の芸術祭〜ハッピー☆マッキーSAXカルテット結成10周年記念 たくさんのありがとうをこめて》(2021.9.23開催)
と題したこのコンサート。
私たちは、多くのファミリーをこのコンサートに無料招待したいと思っています。
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コロナ前のように、家族で遠出する楽しみを我慢している子どもたちに笑顔になってほしい。
コロナかという不安だらけの中で育児に励む親御さんたちを応援したい。
経済的にも不安が多い今だからこそ少しでも家計の負担にならないようにしたいです。
コンサートが終わった後、手を繋ぎながら「今日は、今年1番の思い出になったね!」と帰っていくファミリーの後ろ姿を見送りたいのが私たちの望みです。
皆さんが疑問に思うことがあるとすれば、それは、
「企画する段階の予算組みで親子を招待する準備がもっとできなかったの?」
というところだと思います。
その点については、次の項目をぜひお読みいただきたいです。
◆◆◆プロジェクトをやろうと思った理由
今回の会場は、1000人が収容できるホールにて開催いたします。(大和市文化創造拠点シリウス)
その中で、200席を「小学生のお子様のいるご家族」のための席としてご用意していました。
しかし、お申込み開始の5月1日からわずか1ヶ月で、定員を超えてしまいました。
私たちの予想が足りなかった部分もあると思います。
ですが、それだけ新型コロナウイルスが作り出した今の時代は、たくさんの家族に色々な見えない負担をかけているのだろうと、確信をしました。
また、無料だからこそ出かけられるという経済的不安も背景にあるのだろうとも感じました。
このコンサートは、未就学児も入場できるコンサートではありますが、決して完全なお子様向けのコンサートではありません。それでも、こんなにもたくさんのお申込みがあるという現実に、私たち出演者も驚きました。
そんな中、こんな声を親御さんたちからいただきました。
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・あからさまな子ども向けの演奏会だけを望んでいるわけじゃないんです。子どもたちが理解できようとできなかろうと、「良いコンサートを聞かせてあげたい」という気持ちが親にはあるんです。
・未就学児の頃からコンサート会場がどんな雰囲気なのか感じさせておきたいっていう親の気持ちは無視されてしまうのが悲しいんです。
・育児中でもコンサートを聞きに行きたいんです。
・コロナ禍でも、家族で出かけられるイベントがあることがこんなにも嬉しいとは思わなかった。
・家計の不安を子どもに感じさせたくない中でのこのコンサートの存在が本当にありがたい。
というメッセージでした。
私たちも主催である《音の輪プロジェクト》も未就学児の入場を制限するコンサートは開催したことはありません。演奏する曲目や目的に関係なくいつでもウェルカムな扉を大きく開けたコンサートにこだわってきました。
今回、「無料招待」という試みを実行したからこそ聞くことができた心の声に嬉しくありつつもとても複雑な気持ちになりました。
そこで、私たちは当初の200席という制限を超えて、より多くのファミリーをご招待できるようにこのプロジェクトを立ち上げることにしました。
◆◆◆これまでの活動
これまでに、親子のためのファミリーコンサートを開催してきました。
主に未就学児を対象としたリトミックを中心にしたコンサートで、ジョイントマットを敷いた中で、子どもたちが自由に動き回り、それを見守る親御さんたちの笑顔はとても輝いていました。
現在、参加型のイベントは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、中止しています。
コンサートホール内での鑑賞については昨年の大規模な研究の結果、感染のリスクがとても低いことが証明されましたので、しばらくの間はコンサートホールないで着席して鑑賞していただけるタイプのコンサートスタイルでお届けいたします。
それでも、お客様の不安を最大限に取り除くために、出演者の抗原検査等は常に実施するようにしています。
昨年は、少しだけ感染の勢いが衰えた瞬間に、幸いなことに大きなコンサートを開催することができました。
「音楽家が今だからできることを届けたい」「文化芸術の灯火を絶やしたくない」
文化庁の補助金を活用することで入場料を1,000円というギリギリの価格にて開催。そして、オンライン配信も実施し、ライブと配信の同時開催を実現いたしました。
すでに緊急事態宣言の数ヶ月を過ごし、我慢に我慢を重ねていたお客様たちからは、
・最初の音を聞いた瞬間に涙が溢れてきた
・オンラインはとても便利だけどこんなに生演奏で自分が感動するとは思わなかった
というご感想をいただきました。
この音楽祭があったからこそ、今年の芸術祭への意欲や企画がどんどん膨らみました。
◆◆◆スケジュール
2021年 6月20日 クラウドファンディング開始
2021年 8月25日 クラウドファンディング終了
2021年 9月23日 《サクソフォーンで彩る秋の芸術祭》開催(大和市文化創造拠点シリウス)
2021年 10月下旬以降 リターン発送予定
◆◆◆資金の使い道
当初、200席の親子席が埋まった後は、例外なく親御さんは一般券(4,000円)お子様は学生券(2,000円)をご購入いただく予定でしたので、皆様からお預かりした支援金は、
・現在親子券のキャンセル待ちをしているご家族の皆様
・これからも増え続ける親子券へお申込みくださるご家族の皆様
の入場料として充てさせていただき、より多くのご家族にご入場いただけるようにいたします。
目標金額の70万円は、ご両親+お子様という3人でご来場した場合に70家族にご入場いただける予定で設定いたしました。
なお、クラウドファンディング手数料や返礼品の準備費用にも充てさせていただきます。
◆◆◆リターンについて
■ 全てにハッピー☆マッキーSAXカルテットのメンバーからお礼のメールが届きます。
・当日会場内に配布するパンフレットのSpecial thanks欄にお名前を掲載。
・ハピマキオリジナルグッズ 限定デザインポーチ(200mm×140mm)1個
・結成10周年記念CD クリアファイル 1枚
・結成10周年記念グッズ ミニうちわ 1枚
・結成10周年記念CD『I'm So Happy!』(メンバーサイン入り)1枚
=CD収録曲=
トカデ/J.ノレ
TOQUADES | Jerome Naulais
1. Tango
2. Valse Jazz
3. Calme-Slow Rock
4. Mouvement Perpetuel
5. Lent-Charleston-Jazz Rock
2人でお茶を/V.ユーマンス 編曲:牛島安希子
Tea for Two | Vincent Youmans arr. Akiko Ushijima
サクソフォーン4重奏のためのティータイムの画集/三浦真理
Teatime Album for Saxophone Quartet | Mari Miura
Ⅰ. 窓辺のプレリュード Prelude: At the Window
Ⅱ. 薄もやのコラール Choral: mist
Ⅲ. 夢の中で In a Dream
Ⅳ. フーガとリズム Fugue and Rhythm
パッチワーク/J.ノレ
PATCHWORK | Jerome Naulais
さくら横ちょう/中田喜直 編曲:船橋登美子
SAKURA YOKOCHO | Yoshinao Nakada arr. Tomiko Funabashi
夏の思い出/中田喜直 編曲:椿貴志
Memories of Summer | Yoshinao Nakada arr. Takashi Tsubaki
もみじ/岡野貞一 編曲:船橋登美子
MOMIJI | Teiichi Okano arr. Tomiko Funabashi
北風小僧の寒太郎/福田和禾子 編曲:船橋登美子
North Wind Boy”KANTARO” | Wakako Fukuda arr. Tomiko Funabashi
ムーン・リバー 映画「ティファニーで朝食を」より/H.マンシーニ 編曲:松元啓祐
Moon River from”Breakfast at Tiffany’s” | Henry Mancini arr. Keisuke Matsumoto
アイ・ウィル・ウェイト・フォー・ユー 映画「シェルブールの雨傘」より/M.ルグラン 編曲:松元啓祐
I Will Wait for You from”Les Parapluies de Cherbourg” | Michel Legrand arr. keisuke Matsumoto
アイム・ソー・ハッピー!/清水大輔 〈委嘱作品〉
I’m So Happy! | Daisuke Shimizu
◆◆◆出演アーティスト
■ ハッピー☆マッキーSAXカルテット
Sop.sax 河西麻希 HP(右下) Alto.sax 木藤良朝子(右上)
Ten.sax 北嶋恭子(左上) Bari.sax 石岡公恵(左下)
■ 福本信太郎(指揮:ゲスト)
■ 奈良康佑(ピアノ:ゲスト)
■ 8名の女性サクソフォニストたち(ゲスト)
Sop.sax 高梨寛子 鳥井綾子 Alto.sax 角口圭都 木村有沙
Ten.sax 田中麻樹子 北尾妙貴 Bari.sax 黒田裕希 桑野恵子
◆◆◆ 最後に・・・
コロナ前の私たちは、結成10周年にはただ普通に記念コンサートを開催することしか考えていませんでした。
新型コロナウイルスは確かに脅威ですし恨むべき存在ではあります。ですが、この感染症に向き合い・共存し・対策をしながら過ごしてきた2020年2月以降があるからこそ、ただ開催するだけのコンサートに疑問を感じるようになりました。
「私たちにはもっとできる事があるのではないか?」
「演奏するだけが演奏家の全てではないのでは?」
「私たちは、このコロナ禍で誰を笑顔にさせてあげられるの?それはどうしたよいの?」
たくさんの疑問の中から、絞り出すように今回のコンサートの内容を何度も何度も練りました。
そして辿り着いたのは
「世代なんて関係なく家族みんなで楽しめるコンサートにしたい」
「それでもサクソフォーンマニアにも喜ばれるプログラムがいい」
「聴覚だけじゃない。視覚だって楽しめないと!」
「演奏だけじゃない。ロビーだってお楽しみ会場にできるはず」
「子ども向けも大人向けも両方あったっていいじゃないか」
私たちも今からワクワクしています。このワクワクを多くの人たちと共有したいと思っています。
音楽にどのようなエネルギーがあるのか、演奏家である私たちでもまだまだわからないことがたくさんあります。だからこそ無限大にチャレンジする事ができ、そして今回私たちはたくさんのゲスト奏者さんやたくさんの作編曲家さんたちと一緒に「芸術祭」と呼ぶにふさわしい秋の一日を多くのファミリーに届けたいと思っています。
どうか皆様のご協力をお願い申し上げます。
最後までお読みくださいまして、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る演奏会の開催から1ヶ月が過ぎました
2021/10/24 11:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
無事に終了いたしました
2021/09/29 11:48こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
モルダウって曲記憶にありますか?
2021/08/04 08:46このコンサートの最終プログラムには、12名の女性サクソフォニストたちによる演奏が用意されています♪そして、少しずつゲストをお招きしての練習が実施されています♫曲は、交響詩『我が祖国』より モルダウ作曲家は、スメタナこの曲と私が出会ったのは、合唱曲として中学生の時に歌った時です。子どもながらに理解できた不思議な感覚。懐かしさ寂しさ力強さ切なさ喜びどんな言葉にも当てはまるような、でも、核心をつく言葉を見つけることもできない。とにかく色々な感情が巡って来たことで一気に心を鷲掴みにされた曲です。そんな様々な感情を呼び起こしてくれる名曲は、本来オーケストラで演奏されますが、今回は女性サクソフォニスト12名によって演奏されます。使用する楽器はソプラニーノサックス/ソプラノサックス/アルトサックス/ テナーサックス / バリトンサックス ハッピー⭐︎マッキーSAXカルテットのメンバーに加えて関東で活躍する女性サクソフォニスト8名がご登場いたします。ソプラノサックス 高梨寛子さん 鳥井綾子さんアルトサックス 角口圭都さん 木村有沙さんテナーサックス 田中麻樹子さん 北尾妙貴 バリトンサックス 黒田裕希さん 桑野恵子さん見た目にも華やかな面々が繰り出す演奏をまた更に素晴らしい楽曲へと導くのが、指揮者の福本信太郎さんになります。まさに秋の芸術祭と呼ぶにふさわしい素晴らしい企画です。来場してくださるたくさんの子どもたちには、是非、音楽から自然に浮かんでくる情景や、自身の中に湧いてくる感情を、ありのままに受け止めて大切な宝物にして欲しいと願っています。 もっと見る
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