(作品を箱に入れている)
(株)文化財マネージメントの宮本です。
今回は、先日おこないました《最上川(本合海)》の搬出の様子についてお伝えします。
搬出作業は、修復をおこなっていただく東北芸術工科大学・文化財保存修復研究センターの中右恵理子先生と、長峯研究員、西洋絵画修復ゼミの学生によっておこなわれました。
作品は旧山寺ホテル2階の大広間に展示されています。
損傷が大きく、壁に掛けて展示すると危険であるため、床に置いて立て掛けてある状態です。
(安全のため作品を立て掛けて展示している)
これを作品サイズに合わせて制作してきた輸送用の箱に入れ、紐を掛けて固定します。
(作品を箱に入れている)
(作品を箱に入れている)
(作品の入った箱に紐を掛けたところ)
箱に入った作品を旧山寺ホテルから搬出し、車に載せ、東北芸工大・文化財保存修復研究センターの西洋絵画修復室に運びました。
(旧山寺ホテルから運び出している)
(東北芸工大・文化財保存修復研究センター)
(西洋絵画修復室に運んだところ)
これから損傷状態などの詳細な調査をおこない、その後に修復作業に入ります。
修復完成までには1年2、3ヶ月ほどの期間を要する予定で、だいぶ時間が掛かってしまいますが、気長にお待ちくださいますよう、よろしくお願いします。
この活動報告では調査や修復作業の各工程をお知らせしていく予定ですので、お楽しみに。