6月16日朝7時過ぎ、地域猫の餌やりをしているメンバーHさんから電話がありました。
「釣り針猫を病院へ連れて行ってもらえませんか?」
釣り針猫とは、釣り人が置き去りにした釣り針が刺さってしまった猫の事。
外れにくくする「返し」がついている釣り針は、猫が自力で外す事は困難です。
朝の餌やりで釣り針が刺さった猫を発見・保護したHさんはこれから仕事、病院へ行くのが夕方になってしまうので、それよりも早く行けるならとの電話でした。
ケージから出さずに猫に麻酔を注射するとみしろ先生。
TNRでいつもお世話になっている獣医さんです。
クラウドファンディングの活動報告に掲載する旨は伝えてあります。
15分ほどで処置完了。
針は貫通していたので切開はせずに済み、ペンチで針を切って除去出来ました。
麻酔が効いている間に抗生剤の注射と傷口の塗り薬の塗布も済ませてくれました。
傷口の出血は止まっている事から、針が刺さってからしばらく経っていたようだとの事です。
刺さっていた釣り針。
錆びていなかったのが不幸中の幸いでした。
麻酔から覚めて、ちょっと掠れた声で鳴くこの猫の名は「ジジ」
ラリマーが管理を任された地域猫指定区のさくらねこ♂です。
釣り人をされる方に、守って頂きたいルールがあります。
釣り針をそこらに投げ捨てて帰ってはいけません。
不法投棄であり、この猫のように刺さってしまう動物がいれば動物虐待の罪でもあります。
プロジェクト「石垣島のTNR2021~一代限りの猫生を~」、残り60日。
皆様どうか拡散・御支援よろしくお願いします。