画像は4月6日からずっと保健所に居る三毛猫。
初対面でもスリゴロの人懐っこい子です。
「人懐っこいから飼い猫だと思います」
と言われて保健所に連れて来られてから2ヶ月以上が経ちました。
飼い主の迎えはありません。
それもその筈、この子は野良猫で、餌やりさんにゴハンを貰って生きてきた猫だったのです。
保健所は、入ってしまえば飼い主または里親希望者が迎えに来なければ出られない施設。飼い主がいないこの子は、里親希望が無ければ出られません。
石垣島では成猫は滅多に譲渡されません。
猫を求める人々は仔猫を飼いたいと思っているから。
餌やりがいる野良猫の中にはとても人懐っこい子がたまにいます。
そうした人懐っこい野良猫を迷子の飼い猫と間違えてしまう人はかなり多いです。
飼い主が迎えに来るだろうと保健所に入れてしまったら最後、成猫はこの三毛のように出られなくなってしまいます。
しかし、このキジトラ猫「テンコー」のように、さくら耳を持っていれば例外です。
さくら耳を持つ猫は地域猫、飼い主はいないけれど見守ってくれる餌やりさんがいる猫。
テンコーは交通事故で動けなくなっていたところを収容されましたが、さくら耳だったのですぐに出る事が出来ました。
治療期間を個人宅で過ごした後、元気になったらリリースする予定でしたが、預かりボラさんに気に入られ飼い猫として迎えてもらえた幸運な猫です。
オスは右耳、メスは左耳、その先端をカットして不妊手術が済んだ事を示す「さくらねこ」。
石垣島で2012年10月に大規模一斉TNRが実施された際に誕生したというその名称については、とある方が詳しく記事にしておられますが、現在その方とは連絡がとれず了承を得られなくなっている為、ここでは紹介出来ません。
詳しい記事を見てみたい!という方は「はじまりのさくらねこ」というワードで検索してみて下さい。
野良猫に餌やりするなら避妊去勢手術をする、さくら耳にする。
人慣れした野良猫が誤って警察や保健所に連れ込まれないように、どうかお願いします。
プロジェクト残り59日、現在30人の方から御支援を頂いております。
みなさま、ありがとうございます。
拡散・支援どうかよろしくお願いします。