新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、恒例行事の中止も相次ぎ、結果として活動を大幅に縮小することとなりました。
令和二(ニ〇二〇)年に中止となった恒例行事は、四月の鎌倉まつり流鏑馬神事、富士御室浅間神社流鏑馬神事、五月の三浦道寸祭り笠懸、八月の三嶋大社流鏑馬神事、十月の上賀茂神社笠懸神事、十一月の逗子海岸流鏑馬射式の六つであり、実施できた行事が四つ(一月の川崎競馬場流鏑馬騎射式、二月の小田原梅まつり流鏑馬神事、九月の寒川神社流鏑馬神事、十一月の明治神宮流鏑馬神事)であったことから、六割の行事が中止となったことになります。
技量維持のためには稽古も大切ですが、それと同じくらい、場合によってはそれ以上に行事に出場することは技量向上につながる重要な機会です。
そのため、稽古を中止するのみならず、恒例行事が中止になることによって、流鏑馬を後世まで維持保存するという大日本弓馬会の使命に黄色信号が灯ったといっても過言ではありません。
加えて、大日本弓馬会は行事を行うことによる委託料などによって活動を維持していることから、このような恒例行事の中止は会の財務を直撃することとなり、危機的状況に陥りました。
関係各位の尽力により、何とか致命的な危機は脱したものの、現在に至るまで財務状況は好転したとはいえず、今後も予断を許しません。
皆様、どうか鎌倉に伝わる日本の伝統文化「流鏑馬」を後世まで維持継承するため、稽古環境の改善を図るべく、ご理解とご支援をお願いいたします。
目標金額350万円【2021年12月15日(水)まで】
伝統の技、流鏑馬の馬場に散水用設備、更衣室と日除けを!安心して稽古を続けるために
https://camp-fire.jp/projects/view/449211