11月6日の活動報告に直線馬場の距離について以下のように書きました。
的を射た後、次の的まで4~5秒しかありません。
その短い時間の中で腰から矢を抜き、弦に番え、弓を打ち上げ、次の的に狙いをつけなければなりません。
この技術は非常に難しく、先人の中には射るよりも難しいという方もいた程です。
以前の稽古場では、直線馬場が100メートル弱しかなく、的を1つしか設置できませんでした。
そのため、この矢番えの稽古ができなかったのです。
現在の鎌倉教場では、220メートルの本格的な馬場を備えていますので、一の的を射た後の二の的までの矢番え、二の的を射た後の三の的までの矢番え、と本番さながらの矢番えの稽古ができるようになりました。
https://camp-fire.jp/projects/449211/activities/324677#main
「流鏑馬」とは、疾駆する馬上から左横に置かれた3つの的を射る神事です。
馬が全力疾走する中で、矢を射る必要があります。
以下のが馬上の図です。
一の的、二の的、三の的との間の移動は4~5秒しかありません。
腰は鞍に触れずに紙一重で浮かせる「立ち透かし」の状態で体を動かすことなく、矢を射るためにも稽古が重要です。
単に武芸を競うのではなく、天下泰平(てんかたいへい)、五穀豊穣(ごこくほうじょう)、万民息災(ばんみんそくさい)を祈念して的を射る精神性の高い祭事を、きちんと務めるためにも、日々の鍛錬が欠かせません。
その練習の場の環境整備へのご支援、どうぞよろしくお願いいたします。
目標金額350万円【2021年12月15日(水)まで】
伝統の技、流鏑馬の馬場に散水用設備、更衣室と日除けを!安心して稽古を続けるために
https://camp-fire.jp/projects/view/449211