社長職の時、大きな困りごとの一つに採用した営業マンが直ぐに辞めてしまうことでした。
これまで新しい営業マンを採用すると経験者だからと言いすぐに顧客をあてがい結果を求めました。そして数ヶ月で辞めていくことを繰り返していました。以前、ホテルも離職率が高く、若い人は会社を嫌いなると辞めることに躊躇しないことを肌で知っていたのでこのやり方がまずいことに気がついていました。人間関係をつくることが大切です。
対策として、新入社員と先輩社員の人間関係をつくる為、一緒にランチに行くことを推奨しました。千円のランチ、毎日食べても月2万円、新入社員が残ってくれ、頑張ってくれるのなら安いものです。先輩社員は新入社員の話を聞いてあげます。新入社員は会社(会社の先輩?)を好きになってくれ、会社に愛着を持ち、一生懸命働いてくれます。場合によってはアドバイスもします。新入社員は成果を出し、立派に成長していきます。
この時に3人採用した社員がモチベーション高く頑張ってくれました。その間、会社3期連続の増収増益でした。
これも「フロントラインフィードバックコンサルティング」のワンシーンです。最前線の社員とマネージャー、マネージャーと社長の心の通ったコミュニケーションが大切です。
部下に明るく声をかけましょう!「元気ですか?」
独裁者になっても仕方がない。ああしろこうしろと指図するんじゃない。同じ部屋で一緒に過ごして、自分は大事にされていると、部下に実感させろ。耳を傾け、注意を払え。それが最高のマネジャーのすることだ。ビル・キャンベル