クラウドファンディング終了まであと9日です!コンシェルジュはホテルに於いて、お客様が何を望むか思い測り、期待以上のサービスを提供するものです。営業マンも、お客様が望む、お客様を利する製品、サービスを提供するものです。違うところは直接的な利益が絡むかどうかですが、営業マンからすると顧客にご満足いただきながら、実質利益をあげていくという大きな喜びがあります。ホテルのコンシェルジュのような営業マン、ものすごい営業マンになります。顧客を喜こばせ、利益をたくさん上げます。また会社にコンシェルジュの精神を吹き込むことはビジネスの本質を磨き上げることになります。営業マンが自己中心的で困る、逆に顧客により過ぎて困る、そのようなお悩みの経営者様、また、今でも素晴らしい営業だがより洗練させ、利益率の高いものにしたいと課題を持っている経営者様、ぜひご相談ください。そんな経営者様のお悩みを解消し、ご希望を達成します。宜しくお願い申し上げます。
コンシェルジュ の付いた活動報告
次に、顧客の成功の実現を徹底的に支援します。ホテルのコンシェルジュはお客様の滞在中のお世話係ですが、顧客とのお付き合いは長期に渡ります。それだけに信頼を勝ち取るとお互い、人間的に、ビジネスの上でも、非常に良いお付き合いができます。そして、その信頼をベースに、顧客の他部署をご紹介いただく、顧客の取引先をご紹介いただくことができます。また、取引上の仕事だけではなく、それ以外の部分でも支援します。例えば、ゴルフ場を使いたいと言ったらご紹介する、食事をしたいと言ったらご紹介する、そうすることで顧客との関係がより深く、太くなっていきます。このような素晴らしい関係を実現するには、現行の仕事の経験、知識を積み重ね、その周辺も学んでおく必要があります。また、顧客が、どんなところでゴルフをして、どんな食事を好むかも知っておかなければなりません。また、社内のネットワーク、社外のネットワークを構築することも重要です。一人でできることには限界があり、他人の力を相互に利用できる関係をつくっていくことだと思います。コンシェルジュの世界的なネットワーク、レ・クレドールのモットーに“service through friendship”という言葉があります。仲間を通してお客様にサービスを提供することを言います。ある繊維会社の顧客の話です。一流大学出身の年齢も若く野心的な購買マンでした。会社の利益を上げるため、少しでも工場の物品を効率的に買いたいという思いがありました。私はその購買マンとよく話をする間柄になりました。その中である使い捨ての製品の価格を下げたいという考えがあることをお聴きしました。私は原料を変更し、使用後に資源ゴミとして有償回収できるスキームを提案しました。非常に興味を持っていただき、何回かの試験の後、採用していただきました。価格も抑えられ、産業廃棄物処理費用もなく、逆にお金がもらえます。全体のコストを大きく下げることに成功しました。その購買マンは社内表彰を受けたとお聞ききしました。これは私の社外のネットワークを用いて、単に製品を安く作って納品するだけでなく、製造から回収までのコストを考えたものです。その購買マンは、後にアメリカの子会社へ出向し、将来の役員候補として嘱望されています。
1982年に発刊された、20世紀に最も売れたアメリカのビジネス書「エクセレント・カンパニー」の共著者であるトム・ピーターズは、この本のはじめの言葉をホテルについての文章で始めています。私たちは夕食を終えてから、ワシントンで二日目の夜を過ごすことにした。仕事で忙しく、最後の都合の良いフライトに乗れなかった。ホテルの予約は入れてなかったが、近くにあたらしいフォーシーズンズがあった。以前にも一度泊まったことがあり、気にいったホテルだ。ロビーを歩いていきながら、一部屋用意してもらえないかと拝み倒すにはどうしたらベストかとあれこれ考え、夜遅くにやってきた客がたいてい直面する冷たい態度を想像して身構えた。驚愕したことに、コンシェルジュは顔をあげるとほほえみ、私たちに名前を呼びかけ、変わりがないことをたずねた。「ピーターズさん、ご無沙汰いたしております」。私たちはたちまち悟った。フォーシーズンズがオープン間もなくして、この地域で、「滞在すべきホテル」となった理由を。コンシェルジュは個人秘書、補佐官、ツアーガイド、旅行会社、オーガナイザー、親友、奇跡のように優秀な部下が融合したものだ。私は、コンシェルジュのやり方を営業マンにも融合させたらどうかと考えました。基本的な精神を「Noと言わない営業マン」とします。顧客からの要望に、「できません」とは絶対に言いません。お客様が何を求めていて、どうしたいのか、それをするにはどんなことができるを考え、提案します。もし不可能な場合は、代替案を提案します。自分の商品、製品がどんなに優れているかよりも顧客が何を望むかを重要視します。例えば、自社で作る製品を売りたいのは当然ですが、顧客の望むものが違う場合は、顧客の望みが叶うことを優先します。そこで顧客に便利性を享受してもらい、信頼を勝ち取り、次の機会に自社製品を買ってもらうのです。 (続く)