望む未来と書いて
一日だけの命と、読む・・
苦しみとは なんだろう
悲しみとは なんだろう
明日とは、なんだろう
そして、命とは なんだろう
誰もが病み、誰もが老い
そして、誰もが悩みもがきながら
生きている。
そんな毎日を必死に生きて来た
〔望未〕が、今朝 亡くなりました。
一人ぼっちの野犬、のぞみ
何度もお産をしたような身体
そのお陰か子宮癌をわずらい、その癌が肺に転移した挙句
半分以上が癌細胞に覆われたその体の時間はわずか一日だけだった・・
今まで
嬉しかったことは、あったのかい
楽しかったことは、あったのかい 望未
毎日、まいにち餌を求め歩き
子供を産み育て、蝕まれて行った 命の身体
暖かさも愛も知らず、センターで倒れ
息絶え絶え保護されながら、やっと開いた自由の世界で わずか
一日だけ生き永らえた 望未
悲しいことが、あっても
辛いことが、あっても
誰もいなかったね
誰も頼れなかったね・・
世の中には、暖かい毛布があることを
家の中には、包み込む壁と屋根があることを
世間には、君を守る強い傘があることを少しでも知って欲しかった・・
彼女の過去の履歴書は実際には分からない
そのボロボロになった、体だけが過去であり今であり白紙になって
しまった明日なのだ・・
せめて、せめて
生涯の最後の24時間
人に囲まれ短すぎたその一秒、一秒を噛みしめながら
その一瞬を手土産に虹の橋では
振り向かずに、天国の階段を昇って行きなさい・・。
一日だけの名前だった 望未
冥福をお祈りします。
2000の野犬たちを救え!プロジェクト
☆2000の野犬たちを救え!プロジェクトは、こんな望未たちを
一匹でも多く一日でも早く救うため毎日、進んでおります。
どうぞ、見守ってあげて下さい。