〘 未来の80日後の未来 〙
わずか80日前
命の期限を背負わせられた 犬がいた
わずか50日前
命の出産を果たした 犬がいた
そして今
親子でワクチンを打ちに、元気に病院に出かけた
母犬と六匹の仔犬が いる。
全く人馴れしていない 未来(ミク)が
わが子を宿したままセンターに拘留され、期限が来た日
この母犬はいったいどんな想いだったろうか・・
わが身、子供たちの未来は絶たれ
恐怖と失望だけが十字架のようにのしかかった時
人間なら泣き狂うだろう、動物なら このミクのように
ただ壁の一点だけを見つめ 放心状態になる・・
そしてミクは、最終日に保護され 立派に子供たちを産んだ
診察時、五ミリ(写真三枚目)ほどだった六つの命は四キロに育ち、その奇跡の命で誇らしげに見えるほど私を見つめている。
この今を確実に生きている ミクがいる
自分のご飯を子供たちに食べられても黙って見ている母がいる
子供を抱きかかえようとすると威嚇するミク母がいる
あまりにもギリギリだったこの親子の命
こんなたわいもない情景がなぜか愛おしく大切に思える
何かを感じる
無と命
それは天と地ほどの違いであり、それほどかけがえのないものと
いうことを この家族は身をもって伝えているのだ・・。
2000の野犬たちを救え!プロジェクトは
このような動物を犬を命をこれからも救い見守って
行きたいと 思います。
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2000の野犬たちを救え!プロジェクト