〘 雨と風と世間から守られて 〙
台風21号の影響で、山口地方も連日の大雨と強めの風が
吹いている。
みんな不安そうな面持ちで天気の回復を待っているのが
手に取るように分かる。
この子たちが野犬で外で生きているときは、どうだったのだろうか
木陰から木陰へびくびくしながら移り歩き、雨風をしのぎながらお腹を減らし、隠れるようなひもじい毎日だったはずだ。
シェルター犬舎には、雨から守る屋根があり完全密閉ではないが、風をしのげる壁もある。
そして雨の中を歩き回らなくても、しっかりご飯を食べれる
環境がある。
そして何よりも捕獲される心配も不安もないことが
大事なことではないだろうか。
いよいよ、今週から浄化槽工事、排水工事、プレハブへのトイレシャワー工事を随時行って行く。
原始のような状態の土地での、人と犬との共生と対話が
このシェルターにはある。
野犬を救う前例のない活動には、大きな障害もあれば
困難があるが、その大変さの中にこの子たちの個体数の多さと
誰かがこれを始めなければならない、理由と意義があるのでは
ないだろうか。
この子たちを雨と風と世間から守って行くこと
これすなわち、生きて行きぬかせることに違いない。
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この子たちの屋根と、明るい明日の為に、シェルター作りの為に皆様のお力を、お貸しください。
2000の野犬たちを救え!プロジェクト