はじめに・ご挨拶
初めまして!
現在、東北社会人1部リーグ(J5相当)のFCガンジュ岩手でプレーしている伊澤圭太と申します。1998年4月生まれの23歳です。
昨年までは学習院大学サッカー部(東京都1部リーグ)に所属していました。
簡単に経歴を載せておきます。
経歴
花園SC 2004〜2010
FCラルクヴェール千葉 2011〜2013
・千葉県1部リーグ2連覇
・全国大会ベスト32
八千代高校 2014〜2016
学習院大学 2017〜2020
・東京都選抜 (2018)
FCガンジュ岩手 2021〜
プロジェクトをやろうと思った理由
私には目標があります。「25歳までにJ2以上のクラブでプレーすること」です。これは最終目標ではなく通過点ですが、それ以上先のことは考えてもわからないので思い描けるギリギリの3年後をひとまずゴールとしています。
そして目標達成のためには、環境を変える必要があると感じドイツへ渡ることを決めました。初めはドイツ6部のチームに練習参加し、そこから実力に応じて5部〜7部のチームで契約することになります。
現在、サッカー給はもらっていないので午前中は練習して午後はアルバイトという生活をしております。そのため、ドイツ挑戦にあたり資金面がネックになっています。
ここからサッカーに対する想い、自分の考えを綴ります。面白そうだな、応援したいなと思っていただける方はご支援お願い致します。
直近の出来事だけでは想いを伝えきれないので、1年半前、私が大学3年生だったときから振り返らせてください。お付き合いいただけると幸いです。
それ以前のことに興味を持ってくださる方は、下記のリンクからYouTubeまたはnoteを見ていただけると詳しく説明している動画、ブログがあります。
↓↓YouTube↓↓
↓↓note↓↓
https://note.com/keita0407/n/nfb8d76f2a96b
是非、上記の方もよろしくお願い致します。
大学3年の11月。多くの人が進むべき道を考え、動き出す時期。あと1年と少し経てば、好きという理由だけではサッカーを続けられなくなる。そんな現実と向き合わなくてはならなくなった。
正直、自分のパフォーマンス、経歴、メンタリティーどれをとっても大卒1年目でプロになれるイメージは湧かなかった。
もちろん今はまだという話で、1、2年経験を積んで本気で取り組めば可能性はあると思っていた。こんなポジティブな考えを持つ一方で、サッカーを続けると決めたのはネガティヴな理由からだったと思う。サッカー以外にやりたいことがない。サッカーを辞めた自分には何も残らないんじゃないか。等々。
サッカー部の同期には、プロを目指す人はいなかった。みんな、就職、進学、留学など至極真っ当な人生を選び始めていた。
2020年3月、コロナウィルスが日本でも猛威を奮い始めた。そして、当然のように大学の部活動は停止、約4ヶ月練習できない日々が続いた。
いくつか予定されていた練習参加の話は全て延期になった。コンディションを保つために1人でトレーニングに励みながらも焦りや不安から心は沈んでいった。
そして時は流れ6月。同期が続々と就活を終える中、1人何も決まっていない。就活すれば良かったなと後悔する心を抑えつけ、自分にはサッカーがあると言い聞かせた。しかし、サッカーに依存すればするほどプレーは上手くいかなくなる。
9月から始まったリーグ戦では、チームメイトにおんぶに抱っこ状態だった。自分が引っ張ると決めて臨んだ最終学年。そこにあった姿は対極のものだった。仲間に支えられ、引っ張られ立つのもやっと。情けなすぎて、逃げ出したくもなったけど同期に慰められなんとか思いとどまった。
そこから何をすべきか考えに考えて、プライドを捨てた。上手いプレーができないなら泥臭いプレーでチームに貢献すればいい。自分の進路なんてどうでもいいからチームに貢献したい、みんなで勝ちたいと思って必死に戦った。
少しは貢献できただろうか。必死さは伝わっただろうか。自分の中に後悔はないし、ベストを尽くせたのだから良しとしておこう。
その結果というべきか、代償にというべきか、11月末リーグ戦最終節で負ったけがの影響で(自分の進路を決めるにあたって)勝負の月と位置づけていた12月を棒に振ることになる。だけどもうそんなことはどうでもよかった。大学サッカーやり切ったなあという清々しい気持ちでいっぱいだった。
余韻に浸りながら過ごした12月を終え、1月。リハビリもそこそこにセレクションを受けながらコンディションを戻していった。
セレクションを通していくつかのチームから話をいただいた中で、最もカテゴリーの高かったFCガンジュ岩手に入団を決め、2月からチームに合流した。
「25歳までにJ2以上のクラブでプレーすること」
そんな目標を掲げて始まった僕の社会人サッカー人生も早いもので5ヶ月が経とうとしている。
この立派すぎる目標と上手くいかない現実のギャップに苦しみながら過ごした最初の4ヶ月間。覚悟の足りなさと心の未熟さを突きつけられた。
朝6時に起き練習場に向かい、11時に帰宅する。ジムでトレーニングし、昼食を食べ、13時からバイト。20時半に帰宅して晩御飯を食べる。お風呂に入り、ストレッチをし22時に寝る。
すべて想像通りではあった。練習してから仕事に行く身体的なきつさも、経済的に余裕がなく節約してもお金が貯まらないことも、余暇時間がほとんどないことも。想像通りではあったが、頭の中でイメージするのと実際に体験するのでは訳が違う。
実家暮らしで何も言わずとも寝る家があり、3食ご飯を食べさせてもらえる、グランドに行けば年齢の近い気の合う仲間とサッカーができる。そんな環境で決めた覚悟なんて何の役にも立たないと思い知らされた。
環境を変えたい。成長が感じられないことや将来に対する不安からそう考えた。ただコロナの影響もあり、海外へ行くことも難しい状況。だから今を準備期間と位置付けてやるべきことをやった。練習、走り、筋トレ、体幹、ストレッチ全て妥協せずに取り組むことで個の力を高めた。
6月に入りリーグ戦が始まった。昨年の1位、2位のチームいわゆる格上との対戦で手応えを感じた。自分が今までやってきたことは間違ってなかったと確信を持てた。
だからこそ同時期に、「ドイツにセレクションを受けに行けるようになったけどどうする?」と話をもらったときはかなり悩んだ。多分1ヶ月前だったら「行きます!」と即答していただろう。
正直、今の環境でも成長できることがわかったし、監督もチームメイトもサポーターの方々もいい人ばかりで居心地の良さすら感じていた。このままガンジュに残る方が楽だなと思ったからこそドイツへ行くことを決めた。
迷ったらきつそうな方を選ぶ。元々、社会人になってもサッカーを続けると決めた時点で茨の道なのだから、とことん追い込もうと思った。ドイツに行ったからといって無条件で上手くなる訳じゃないし、プロになれる訳でもない。でも今の成長スピードでは辿り着けないところを目指してる。だから自分を奮い立たせる意味でも環境を変えることに決めた。
シーズンの途中でチームを退団すること、雇用してもらっているバイト先を辞めること。夢のためとはいえ、多くの人に迷惑をかける形になってしまいました。「自分の人生なんだから自分で決めていいんだよ。」と快く送り出してくれるみんなに感謝します。
そんな風に応援してくれる方達のためにもjリーガーとして日本に帰ってきたいと思います。
以上が今回の挑戦の背景です。僕の想いや人となりが少しでも伝わっていたら嬉しく思います。
資金の使い道
・エージェント費用(25万円)
・渡航費(約15万円)
・保険代
・手数料17%+税 (手数料12%+決済手数料5%)
実施スケジュール
2021年7月中旬 CF開始
2021年7月21日 ドイツへ渡航
2021年8月下旬 CF終了
2021年7〜8月 現地トライアウト
2021年8月下旬~ リターン開始
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
クラウドファンディングを立ち上げるにあたって、皆さんに協力を仰ぐ資格があるのか自問自答を繰り返しました。
ドイツ挑戦に障壁となっているのは資金面だけであり、もし大学時代から計画的に貯金していたとしたら自分のお金だけで渡独できたはずです。自身の計画性の無さが招いた問題は自身で解決すべきだと言われたら返す言葉は見当たりません。
ではなぜ立ち上げたのか。
(そうするより他に術がなかったと言ってしまえば元も子もないですが)自分の想いだけでなく応援してくれる人の想いを背負うことでより頑張れるから。達成した喜びもより大きくなるから。嘘偽りなくこれが自分の中で最も大きな理由です。
どんな環境でもひたむきに取り組み、jリーガーとして日本に帰ってきます。
そのときは、是非スタジアムに遊びに来てください!!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る契約完了
2021/08/14 17:55ご報告が遅くなり申し訳ありません。先週からドイツ5部のチームに練習参加しており、3回の練習と1回の練習試合を経て無事契約することができました。ドイツに来てから順調に事が進んでいます。唯一の懸念点であったお金の問題も皆様のおかげで解消されつつあります。現在は1ヶ月の家賃が300ユーロの家に住んでおり、サッカー給はそれ以下です。私がサッカーに集中できるのは応援してくださる皆様、支援してくださった皆様がいるからです。本当にありがとうございます。とにかくサッカーを楽しんで結果で恩返ししたいと思います。これからもよろしくお願いします! もっと見る
伝えたいメッセージ
2021/07/29 18:32最近は実績が乏しく、高卒もしくは大卒のタイミングでプロになれなくても夢を追い続ける人が増えてきました。(自分もその1人であることは紛れもない事実ですが)そういった選手たちが海外挑戦にあたってクラウドファンディングを立ち上げるのを沢山見てきました。半分共感しつつも、半分理解できないプロジェクトが多かったです。自分の話に戻りますが、クラウドファンディングの成功だけを考えるならば、(他の人がやっているように)もっとわかりやすいストーリー、キャッチコピーを用意した方が良かったと思います。例えば、高校時代に試合に出ていなかったことや大学は関東リーグでなく都リーグに所属していたことなどです。これらを使って「無名の選手がプロになる」という構図を演出することは容易だし、わかりやすくはあります。ただそれは自分のやりたいことではありませんでした。あえて言えば、試合に出てない過去を前面に押し出して、こんな過去を抱えていても人は成功できる的なメッセージを伝えたいとは微塵も思わない。過去の自分が散々もがき苦しんだ末に今の自分があるにも関わらず、過去の自分を弱い、未熟、失敗と定義することはとてもできない。愛すべきだろ。と思います。じゃあ、自分は何を伝えたいのか。何を伝えられるのか。もっと考えてまた発信します。 もっと見る
ドイツ語を用いてのコミュニュケーションはできますか?