こんにちは。プロジェクトオーナーの小林駿です。
残り17日、よろしくお願い致します。
さて、明日11月14日は中央競馬でG1、エリザベス女王杯が行われます。
2006年にヴィクトリアマイルができるまでは国内唯一の古馬混合牝馬限定G1として存在し、更にその前、秋華賞が設立されるまでは牝馬3冠最終関門として存在していました。
そんな2006年、私は6歳から7歳。
競馬時代で言えば、ちょうどディープインパクトが古馬となり、凱旋門賞に挑戦した年でもありました。
この頃から競馬にものすごく興味があったか…と問われた時
今考えると、毎週土日が既に楽しみだった小学生で、競馬を見ている父親の横に居座ってテレビにくぎ付けになっていた子供でしたから、既に興味はかなり持っていたことと思います。
事実、あの頃はまっていたゲームもギャロップレーサーやダービースタリオンなど、競馬ゲーム関連が主でした。
そうなると当然、昔の名馬にも興味は沸き、その馬が走っている時代をリアルタイムで見ていた父親や祖父からも数多くの話を聞いたほか、当時のギャロップなどを見たりして、競馬に関する興味はどんどん深まっていきました。
ですが、あるひとつのことに関しては雑誌でも、父親や祖父からも聞かされませんでした。
「活躍できなかった馬はどうなるのか」ということ。
祖父も父親も、恐らく知っていたとは思います。ですが、彼らからその話を聞いたことは一度もありません。
一口馬主もやっていた祖父は、一年に一頭、社台グループから馬を一口購入するのが常でした。
その中には当然、活躍できずに競走生涯を終えてしまった馬もいます。
その現実を痛いほど知っているからこそ、安易に小さかった私に伝えることはしなかったのではないでしょうか。
紙面や雑誌の文面には「乗馬」と書かれていますが、その実情を私が知るのはお恥ずかしい話、大学生になるまで知る由もありませんでした。
文章をそのまま受け取り「みんな乗馬になっている」と心のどこかで思っていました。
そして10年以上の時を経て、やっと現実を知った自分。
勿論競馬は毎週見ますし、馬券も購入したりして楽しみ、競馬仲間とLINEなどで予想大会なんかもやったりはします。
けれど毎週、主な抹消馬リストをサイト等で見るたび、平場などで自分が買い、応援していた馬が地方転出などの予定もなく抹消された、というような記述などを見ると、少し寂しい気持ちに今でもなります。
そして転機は「なにかできないかな…」と、大学2年生になり、ゼミに所属することになった時に改めて思った事。
「好きな事をやっていいよ」と言われ、「馬」に研究テーマを定めたのが大きな一歩。
そこから引退馬支援に積極的に足を踏み出すきっかけになったのは、昨年末、ある1頭の競走馬のニュースから始まります。
明日はそのことについて、少し書ければいいなと思います。
それではみなさん、また明日!