葛城さん曰く、幸せを感じる瞬間の一つは、山盛りのドッグフードを見る時なのだそうです。ああこれでしばらくこの子達を食べさせることができると安心するのだとか。そんな葛城さんに昨日、ご支援者の方からドッグフードが届きました。36kgもの大量のドッグフードに葛城さんは感激で目を細めていらっしゃいました。Y様、本当にどうもありがとうございました!何をしたらいいのかどう動けばいいのかわからぬまま、とにかく始めてみようと見切り発車したクラファンでしたが、いざ始めて見ると、ご支援者の方からの温かい励ましのお言葉、ご提案、ヘルプのお申し入れなど、いざというときにこれほど多くの人が手を差し伸べてくださることに気づかされ、葛城さん共々、チーム一同、感動で胸が熱くなっております。思いつくこと、できることは全てやっていきたいと感じております。引き続きの応援をどうぞよろしくお願いいたします!2021年8月28日teamkatsuragi
今日、葛城さんは山の犬たちにノミとダニ予防の薬を餌にまぜてあげました。全員しっかり食べたそうです。帰宅後、葛城さんに現在の心境を伺うことができました。チームが葛城さんに聞きたかったことは、犬の今後についてです。61匹の命を20年間繋いできた葛城さんですが、以前にも触れたように里親に出すことについては過去のトラウマからためらいがありました。ですが今日、葛城さんの本音を聞くことができました。里親に出せる犬は全て出したい。広い世界を見せてあげたい。第2の幸せな人生を生きてほしい。犬と良きパートナーになる人を見つけてあげたい。葛城さんは何度もそうおっしゃいました。なんという素晴らしい変化だろう!とチームは感動しました。ですが、葛城さんは寡黙な方なのでひょっとしたらずっと何年も頭のどこかにあった思いなのかもしれないとも思いました。里親に出したいというお気持ちをしっかり確認した後に、葛城さんはこう付け足されました。「まずは人に慣れてからやろうね。」そうです。彼らは野生犬とその子供たち。新しい家族として里親の方々に迎えられる前に、まずは葛城さん以外の人間に慣れる必要があります。そこで支援者の皆様にお伝えします。これからteamkatsuragiは、本格的に野生犬トレーニングの道を模索したいと考えております。地域のトレーナーさん達と提携して犬達に明るく楽しい第2の人生を与えてあげたい。この目標に向かってこれから邁進していこうと思います。トレーナーの卵さん達もぜひ、ご連絡くださいませ。以下が連絡先になります:インスタ:@team_katsuragi2021eメール:teamkatsuragi2021@gmail.com2021年8月21日teamkatsuragi
ご支援者の皆様、今日はとても嬉しいニュースがあります⭐︎9月中旬から山の犬たちに去勢避妊手術とワクチンの接種を始める確約をいただきました。葛城さんの家から山、そして病院まで、軽自動車で往復4時間の道のりであることもあり、9月に何匹手術する、という断言は現段階ではできませんが、1匹施術、ワクチン接種等するごとに、こちらで報告さしあげます。クラファンを通じて実現したかった夢の1つーこれ以上犬を増やさない、に第一歩近づけたのも、皆様の温かいご支援のおかげです。引き続きどうぞよろしくお願いいたします!2021年8月19日teamkatsuragi
葛城さんは家に47匹、山に14匹の犬のお世話をしています。ではどのように家に連れてくる犬を選んでいるのか、葛城さんに質問してみました。葛城さんと彼らの出会いはそもそも山でした。ですので、葛城さんも当初は山でのびのび犬を育てたかったそうです。ですが山の犬は群れで行動します。群れで意気揚々と生活できる子がいる一方で、適応できずにいじめられたり、体が弱くて病気がちだったり、怪我をする犬もいます。葛城さんが連れて帰ってくるのはそうした群れでは弱者となる犬達です。ちなみに山には大小合わせて7個の小屋があります。葛城さんが作った小屋です。大きい小屋は4mx2mで、最近のように豪雨だったり、雨の日は、犬達は各々好きな小屋に入るそうです。小屋には餌と水が置かれています。(ちなみに写真に写っているのは大きな小屋)もっとも、今でこそ葛城さんに心を開いている犬達ですが、もともと虐待された末に捨てられた野犬やその子供達だったため、人間を恐れ、警戒し、近寄ることすらできなかったそうです。原因不明の難病で生まれつき歩くことができなかった子犬を葛城さんは家に連れて帰り、「ウォーク」と名付け、栄養価の高いドッグフードとミルクで育てました。現在のウォークは歩けます!これからも少しずつ、犬達の物語をシェアしていきます。2021年8月18日teamkatsuragi
葛城さんがなぜこんなに多くの犬たちを里親に出さないのかと不思議に思われている方も多いでしょう。実は過去に葛城さんは何度か里親に犬たちを出したことがあります。その中にはたくさんの素晴らしい出会いもありました。その一方で、葛城さんには忘れることのできない、やるせない別れの記憶もあります。真夏の暑い日に、水ももらえず鎖につながったまま亡くなった犬の死骸を引き取りに行ったこと、「まだ人に慣れていないので時間をかけて接してください」というお願いが聞きいられないまま、元気をなくした犬を迎えに行った帰り道、車に乗った瞬間に今まで鳴いたことのないような声で鳴いて「うれしょん」をした犬に「ごめんな、ごめんな」と謝った思い出もありました。そうした辛い思い出や深い後悔が葛城さんを里親制度から遠ざけていたのです。ですが、クラファンを通して、葛城さんの心に変化が生じてきているようです。インスタなどを通じて昔、犬たちの里親になった家庭からたくさんの嬉しいお言葉を頂くことができました。「あの時の子はうちのかけがえのない家族です!」とか「恩人様、救っていただきありがとうございます!」「この子のおかげで幸せです。救ってくださりありがとうございます!」そのような言葉をお伝えしたことや、想像を超えるご支援の輪が日々広がってきていることが、葛城さんの心の変化に影響しているようです。現在の葛城さんは、以前とは違う雰囲気で、里親制度や野生犬のトレーニングに向き合おうとしているのが伝わってきます。暖かい励ましやご助言をいただき、本当にどうもありがとうございます!2021年8月17日teamkatsuragi