前回予告した、マラウィの保育園の様子をご紹介します。
<マチンジリ保育園、ヨハネ・パウロ二世子どもセンター>
マラウィのマチンジリという地域では、慣習により病院で治療を受けることが良くないとされ、子どもが病気になっても病院に連れて行かない親が多く、また、様々な事情により家に子どもが一人でいても、その状況が放置されることも多いといいます。誰も子どもに関わらない中で、子どもが命を失うケースもあります。こうした中、聖エジディオ共同体は、子どもたちに安全な場所を提供し、子どもの人権に対する親や地域の意識を高めるために保育園と子どもセンターを運営しています。
同保育園では、親を亡くした孤児や障害を持った子どもなどを選び、3~4歳と5~6歳の二つのクラスに15人ずつ、計30人の子どもを受け入れています。子どもたちは、朝食と昼食を食べることができ、歌やお絵かきに加えて現地語のチェワ語や英語の勉強も行っています。
保育園に隣接する子どもセンターでは、毎日600人の子どもたちに昼食が提供されます。(昼食をとる子どもたちは、家庭環境などを踏まえた上で選ばれています。)子どもたちは食事の前に手を洗い、事務所で食券を受け取ることになっていますが、こうして子どもと接する場を作ることによって、子どもの状況を確認し、変化に対応することも可能にしています。
My TEDORI, My AFRICAチャレンジは、こうした子供達への給食の支援にも協力できれば、と考えています。具体的な支援の体制を、視察を通して探っていきます。