HAKKO HOUSEプロジェクト!ブログ更新します!
改装工事も少しづつですが骨格が見えてきていよいよ中盤という感じです。
今日は、HAKKO HOUSEの1Fにあり、僕が新潟に戻ってきた時の最初の店舗であり、SUZU GROUPとしても1号店である「越後炉ばたと雪国地酒 ちぃぼう」についてご紹介します。
場所は、長岡駅から車で15分ぐらい。閑静な住宅街の中にひっそりと店舗を構えています。
この場所が僕の長岡デビュー戦。当時27歳。県外で飲食店のある程度のことを経験していたということで、自信満々でスタート。オープン初日は、2組4名さまのご来店だけでした。
関東での修行から戻った時のイメージでは、1日に何百人ものお客様が来て、客席は3回転はしていて。美味しい料理があればお客さんは来てくれるのだと思っていました。更に、地元に帰れば知り合いもたくさんいるし毎日のように来てくれるとも思って。
ただ、住宅街にある店舗に気づく人はほとんどおらず、当初はSNSなどはほどんとなくて。。
スタートから1年ぐらいは、いろいろな事があり本当に苦戦してました。この出鼻をくじかれる経験が、20代で少し調子に乗っていた自分を見直すきっかけになりました。地方でやるにはいろいろなことを自分でできないとダメだと気づき、広報の勉強、写真やメニュー名、筆文字、文章などの表現力、魅力的に伝わる伝え方、新メニューの開発力など・・・20代でやってきたことを更に積み上げて、磨きをかけていく作業をすることで、オープンから3年でやっと長岡市内で注目される飲食店になってきました。
2017年に新潟らしさを楽しめるお店としてコンセプトを改め「越後炉ばたと雪国地酒」を軸におき、新潟の誇る日本酒を味わい、山古志産にいがた和牛や越路ポークといったこだわりの地場食材の炭火焼き、稲藁で作った燻製料理、日本海のお刺身などが楽しめるお店に。 SUZU GROUP内で唯一の和テイストが強いお店です。
そんな店舗がHAKKO HOUSEの1Fスペースにあることで、夕食などもこちらでお楽しみいただくことができます。
「ちぃぼう」という店舗名は、僕の父であり、現SUZU GROUP会長の“子供の頃の愛称”。
この1号店は、「わざわざここに来ることを目的として来てもらえるような、路地裏のいいお店を作りたい」という父の思いを僕なりに汲んで作ったお店です。
路地裏の、住宅街でのデビュー戦。たくさん苦労もしてきましたが、この場所でスタートできたからこそ今の自分がいます。
いい経験をさせてもらった場所で、こうしてまたHAKKO HOUSEという新しいプロジェクトをスタートできることが楽しみであり、またいろいろな経験をして成長させてもらえるのだろうなと思います。