HAKKO HOUSEでやりたいこと、実現したいこと
2017年頃から取り組んでいるのが、フードツーリズムという体験型の観光ツアー。テスト的にスタートしました。
現在はコロナ禍もあってこのようなコミュケーションが取れる場が簡単にできないので、開催には至っていませんが、とても満足度の高い取り組みでした。
この3つの動画のツアーを簡単に説明すると・・・
<1つ目>
舞台は越後川口エリア。雪解けの山菜を地元を知り尽くすお爺ちゃんやお婆ちゃんにレクチャーを受けながら山菜採りを楽しみ、採れた山菜で地元のお母さんから郷土料理を学び、温泉にゆっくりつかって帰ってくる。最後はお座敷で山菜たっぷりのご馳走を用意して、地元の人たちと一緒に食事をしながら交流するというツアー。
<2つ目>
魚沼市の小出商店街を散策。この辺りは、その昔奥只見ダムの開発により、労働者が全国から集い、夜は街に繰り出し呑んでいたことから栄えた場所。養豚場が近くにたくさんあり、安くて美味しいものとして“生ホルモン発祥の地”とも言われています。他にも魅力ある個人飲食店が多く点在しているのをみて、「これは日本のサンセバスチャンだ!」と思い、サンセバスチャンでいくつかの飲食店をハシゴして楽しむ【BALホッピングツアー】を【ディープ魚沼ホルモンツアー】と銘打って企画したもの。
<3つ目>
地元長岡の誇る日本一の花火を見るためのツアー。日本一の美味しいお弁当を作ろうという企画も併せて実施しました。美味しいお弁当とは極上の食材を使うのではなく、自らが産地を巡り収穫した食材を使い、農家のお母さんとプロのシェフからレシピを教わり、自分たちで作ったお弁当。それを持って花火会場へと行けちゃう、1日で何回も美味しいツアー。
どのツアーもある意味で
おもてなしではなく、
高級な食材でもなく、
地域の日常的なことを僕なりに咀嚼して、それを楽しい体験に紐付けて作り込んだコースです。
これを実現する為には、ハード的・ソフト面の両方を整備しながらゲストに魅力や楽しさをもっと伝えていけるようにすることが必要だと考えています。
この3つのツアーも、HAKKO HOUSEだって、全ての根本は地域の文化や素材を活かした食体験。非日常ではなく日常をどうプロデュースしていくのか。そんな考えを大切にしながらなんとか実現させるように頑張りたいと思います。