2021/09/03 06:00
『公害スタディーズ;悶え、哀しみ、闘い、語りつぐ』の編集委員8名のメッセージを順に掲載します。
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現在、SDGsの関連書籍が数多く出版されており、企業のCMなどでも目にすることが多くなっています。ただ、私たちはどこかにある理想の社会(ゴール)に飛んでいく事はできません。私たち自身がいま立っている場所をたしかめ、地に足をつけて、進むべき方向を話し合うことからしか変化は始まらないと思います。
皆様にご支援を頂いている本書は、公害についての知識や経験が幅広く、そしてコンパクトにまとめられ、掲載されています(編集者も執筆者もたいへんに苦労しました!)。私たちの暮らす社会が、どのような公害経験と反省の上に成り立っているのか、本書を通して知り、感じてもらえると幸いです。
私自身も初めて知ることが多く、完成した本書を手にとって読むことを心待ちにしています。そして、多くの人と本書について語り合う機会を楽しみにしています。