皆様にたくさんのご支援をいただきまして、プロジェクト終了2日前にして、200万円を達成することができました。
設定させていただいている目標額にはまだまだ遠い道のりですが、賛同・共感いただいた全国の皆さんの熱い思いに、もう私は胸いっぱい、感無量です。
思い起こせば、全ては、コロナ禍で廃業に追い込まれる各地の漁師さんの姿が耳に入ってきた日から、私の眠れない日々が始まりました。
「何らかの形で、漁師さん達を助けることはできないものか」と、各地の魚屋さんや業者さんらとあらゆる視点で方法を考えて、最終的に、日本初のわたりがに生簀開発プロジェクトを企画することになりました。
でも、いざ作ろうと思えば、既製品がある訳ではないので、結構大掛かりで・・・
そもそもの生態系や、水槽のサイズ、求められる水質へのクオリティの兼ね合いで「わたりがには、長期的に保管できるカニではない」という壁にぶち当たりながらも、
海と同じ状況を作ってあげることで長期的に活かすことができるデータを水槽屋さんと導くことができました。
これで、たくさんの方々にわたりがにの味を知っていただける準備ができた。というタイミングで、コロナウイルスの影響拡大。。
正直、私のお店までもが経営難に陥ってしまい、眠れない日々の連続でした。
でも、思いは変わりません。
今の松屋があるのは、最高のわたりがにを獲ってくれる漁師さんのパワーのおかげですから。
なんとしてでも、プロジェクトを実行させます。
コロナウイルスで、何事においてもオンライン化が一気に進んでしまいましたが、
私は、オフラインでしか成し遂げれない、人と人との繋がり、温かみの大切さを皆様とともに分かち合いと思います。
明けない夜はない。
私の心の中は、長くて長くて、本当に長かった暗闇を抜け出し、写真のような朝焼けで輝き出しています。
飛行機だって、向かい風が強ければ強いほど、高く飛べるのですから。
プロジェクト終了まであと2日。
最後の最後まで、自分の足で、皆様としっかり手を繋がせていただいた状態で、走らせていただきます。
もう耳には、サライの伴奏が聞こえ出しています。
これまで応援いただいた方々に、改めて心から感謝を申し上げます。
割烹松屋
濱田憲司