土石流の発生から約1か月半が過ぎ、立ち入り禁止の地区では未だ捜索活動が続く一方、ここ仲道地区では少しずつ生活復旧の局面が動いてきています。
私たちはこの災害で傷ついた地域のレジリエンス(=災害を乗り越える力、自発的治癒力、回復力)を引き出すため福祉的災害支援を実践、地域の伴走者となって支援を続けています。
中心はあくまでも被災地域住民の皆さん。
支援者が被災地域に何を残していけるのか
例えば、
事業を継承していけるようにしていくこと
スキルやコンセプトを伝え残していくこと
それらももちろん大切ですが
地域のレジリエンスを引き出すこと、これにつきると実感しています。
悲しいことですが、災害は人と人の間の「溝」を大きく、深く、拡げてしまいます。
だからこそ人と人との連帯感をもう一回紡いでいかなければなりません。
それは「復興」や「復旧」や「目標」や「ビジョン」ではなく、十分に「悼み」「悲しみ」「嘆く」中からしか生み出せないのではないかと考えています。
私たち「外部」の災害支援団体ができることは、私達の活動を通して、人と人とがつながっていくことの素晴らしさを再認識してもらうことです。
被災地域の人同士もそう、また被災地域の人と外部の人もそう。
コロナ禍は、災害支援する人の思いすら自粛ムードに変えてしまう恐ろしさがあります。
しかしコロナ禍だからこそ残していきたいのです、人と人のつながりのすばらしさを。
福祉的災害支援の協働団体である社会福祉法人ミッションからしだね様より、福祉専門職(精神保健福祉士・社会保険福祉士 )の視点からコメントをいただきました。
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