オンラインスナックというコンテンツを作った理由のちょっと踏み込んだお話です。
今年の春に友達が自殺しました。
1時間くらい雑談して、笑って、何気ない会話をした1週間後に。
もちろんショックでしたが、そんな暗い話をしたいわけじゃなく、僕には1つ疑問が生まれました。
『あんなに真横にいたのに何も気づかなかった』です。
僕も人間なので、人の感情を察知して会話をします。
「機嫌が悪い」「テンションが低い」「上の空」「浮かれている」など細かな表情の変化を気づいて、何かあったのかなぁと気にしながら会話をします。
しかし、その1時間の会話は、ごく普通な世間話で、盛り上がっていた方です。
なので何の心配もないまま、1ヶ月後にまた会う約束をして解散しました。
その1週間後・・・
それを思うと、感情に出している時点で、少しでも自分で発散はしているのかもしれません。1ミリもこぼすことなく、何かを溜め込んだものがある日、暴発する。
そんなこと疑問が生まれて間もないころ、公認心理士というソーシャルワーカーと友達になりました。(心理相談や支援をする仕事)
その仕事は、何気ない仕草や表情から、心理的な悩みを汲み取って支援するというもの。
(一般人でも感情を読みますが、それを勉強したプロですかね。たぶん)
そういった仕事があることも知リませんでしたが、その話を聞いて、この人が自殺1週間前に会ってたら、何かなってたのかな?と軽く思いました。
じゃあこの人を僕の仕事に絡ませて、
僕らは酒を飲んで楽しむ。そのエネルギーをうまく循環させて、直接ではなく間接的に本当に困っている人を助けれるシステムを作れば、ただの酒飲みが気づかずに誰かを助けることができるかも。
それがオンラインスナックの始まりです。
ただ流れている川に水車をつけることでいろんなことが便利になるように。
酔っ払いから漏れ出している陽気なエネルギーに何かを加えることで、面白いことになるんじゃないかと実験します。