ポリグルソーシャルビジネス株式会社CEO会長の小田兼利さまから,応援メッセージを賜りました。
ポリグルソーシャルビジネス(株)の本社をゼミ生と訪問したのは,2015年初夏でした。当時,ゼミでBOPビジネス(インクルーシブ・ビジネス,SDGsビジネス)を調査研究していて,「どうやって,水の浄化で人々の命を救う活動を,持続可能なビジネスの形にすることができたのか」伺いにいったことを覚えています。
「恵まれた環境で,人として生まれた感謝の念に恥じぬよう,自分と周囲の可能性を広げるために精進しているか」。そのようなお気持ちで,志を高く掲げ,その実現に向けて,無我夢中に歩まれてきた小田会長の言葉とオーラは,偉大でした。そして,その活動をずっと継続させてきていることに,感服するほかありません。
その後も,関西大学商学部KUBICアントレプレナー・セミナーという講演会にご登壇いただいたり,論文執筆をご支援くださったり,おいそがしい中,いつも惜しみなく,ご協力くださいました。
小田会長やポリグルソーシャルビジネス(株)さまと,今後も,ずっと交流させていただきたいです。
*****応援メッセージ******************************
皆さんの活動を心から応援いたします。
世界80ヶ国で安全な水供給を、寄付や政府援助に一切頼らず、独自のビジネス体制に因り、成果を得ている事実を、少しでも参考にしていただければ嬉しいです。
当初、途上国普及は行き詰まりました。中小企業には「採算が取れるまで現地で頑張る資金的余裕がないからです。
現地では2~3年掛けなければ、自主運営は出来ません。
最低500万円は必要です。そこで2008年に思いついたのが「浪速商法・丁稚奉公から暖簾分け」商法の試みでした。
始めは、遅刻、清掃、顧客への挨拶、もう滅茶苦茶でした。
ところが、3ヶ月後には、日本の若者達よりも、仕事熱心、勉学向上心が出てきました。
現在、世界中全大陸に19名の「暖簾分け社長」が出来ました。
既に、2番弟子も出来た国も有ります。この、コロナ禍でも、当社は全て現地に任せられ、隣国にまで出張してくれる体制が整っています。
「原点は当社が貧乏だったことが成功に繋がった」のです。少々資金が有れば、それに頼る。とても、遠いアフリカ、中南米までは手は出せません。
皆さんに聴いて欲しい! 皆さんのアイデア、意気込みは素晴らしいと思います。
懸念は、何時まで継続できるかでしょうか。卒業しても、何名の方が、この活動に何らかの形で関わっていけますか。後輩を育てて行けるかでしょう。
それに、日本は世界一恵まれている国です。一方、国連は殆ど力を無くしています。
このまま、世界の平和を考えない国が横行するようでは、何れは日本も安穏としておれません。こうした中で、小さな中小企業さえ出来る事があったのです。
何にでも、勇敢に挑戦いたしましょう。
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