今日は少し真面目なお話です。
この機会に、学びを深めようと思い、いくつかのオンラインイベントを申し込みしました。
世の中にはSDGsを謳ったセミナーや企画がたくさんあるかと思いますが、今日は、本当に学びを深めることができそうな本物を紹介します。
【新しい資本主義】
内閣官房参与の原丈人さんが提唱する公益資本主義に関するものです。
2021年10月19日 (火) 13:00-18:00
ONLINE配信 Zoom LIVE配信/後日配信【登録必須】
参加費 無料
主催 :アライアンス・フォーラム財団
公益資本主義による日本再建戦略~国民の生活と健康を守る自由闊達な企業と社会~
原丈人さんプロフィール
アライアンス・フォーラム財団 会長
DEFTA Partners グループ会長
香港中文大学医学部 名誉教授
法務省危機管理会社法制会議 議長
国連政府間機関特命全権大使、米国共和党ビジネス・アドバイザリー・カウンシル名誉共同議長、ザンビア共和国大統領顧問、首相諮問機関の政府税制調査会特別委員、財務省参与、経済財政諮問会議専門調査会会長代理、内閣府本府参与などを歴任。
詳細と申し込みはこちらから。
2021ワールド・アライアンス・フォーラム東京円卓会議 (waftokyo.com)
岸田文雄総理大臣が提唱する『新しい資本主義』という考え方に繋がっていく考え方だそうです。
簡単に言うと、会社は株主だけでなく社会のものであるという側面があるから、短期的な株主への還元のみを目的とするのではなく、中・長期的な観点で経営すべきという考え方です。
例えば、列車の安全運転のための車両の更新などは、短期的には支出が増えるのですが、中・長期的に見れば不可欠ですよね。
いま株を買って来月には手放そうとする人には、なるべく配当原資を使って欲しくないから、未来への投資は基本的に興味関心がなくなってしまうということなのかなと理解しています。
今後の政策に関係ある考え方で注目されます。
【脱成長】
人新生の資本論がベストセラーとなっており、応援メッセージもお寄せいただいている斎藤幸平先生が東京大学で登壇されるウェビナーです。
2021年10月12日(火)16:00-18:00
主催:東京大学国際高等研究所東京カレッジ | Tokyo College, The University of Tokyo
斎藤幸平さんプロフィール
ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。Karl Marx’s Ecosocialism: Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy(邦訳『大洪水の前に』・堀之内出版)によって権威ある「ドイッチャー記念賞」を日本人初、歴代最年少で受賞。日本国内では、晩期マルクスをめぐる先駆的な研究によって「学術振興会賞」受賞。30万部を超えるベストセラー『人新世の「資本論」』(集英社新書)で「新書大賞2021」を受賞。
詳細と申し込みはこちらから。
著者と考える「人新世の『資本論』」 – 東京カレッジ (u-tokyo.ac.jp)
一部ではSDGsはうさんくさいと思われるようになりました。なぜでしょう。
結局は、SDGsに便乗して金儲けの道具にしようとする風潮が露骨になってきたからではないかと思います。
クリーンエネルギーの名の下に、山林を切り開いてソーラーパネルを設置する。奈良県内でも問題になっています。
レジ袋がなくなるのは良いことですが、代わりにエコバッグを何枚も持っていたりする人が増えたり、コレクションしてしまう。
斎藤先生はSDGsに惑わされるなとおっしゃっています。
ひとりひとりが、気候変動を自分の問題と捉え、きちんと選別する目を養う必要があります。
SDGsは持続可能な成長を前提とした枠組みですが、斎藤先生は脱成長を唱えていらっしゃいます。
人間社会は、自然に作用して財やサービスを生み出すことで成り立っています。
社会の仕組みや成長や分配だけではなく、最終的に地球環境に対してどうなのか、という観点がないと破綻してしまいますよね。
こうしてみると、ふたつのセミナーは前提や目指す方向が全く噛み合わないですよね。
しかしながら、現在の資本主義はいずれ破綻を招くという切迫した危機感に基づいていて、そうした意味では、違った意見を聞きながら、考えるためには非常に有用だと思います。
僕自身がどちらよりの考え方なのかは、クラウドファンディングのページを見ていただければなんとなくわかるとは思いますが、さまざまな考え方を聞いて議論が深まることはいいことだと思いますので、真剣に学んで見たい方は、無料ですので、ぜひ、聞いてみてください!!
さて、最後になります。
【SDGs】
最後は、今回、お世話になっているPARCOの企画展示のイベントです。
僕はSDGsを正しく理解して実践することが大切だとも思うので、これからの世代の我々が何をすべきかここから学ぶことができたらと思っています!!
10月12日(火) 18:00~19:30
第1回部:Z世代にとってのSDGs(サステイナビリティ)とは(基礎編)約30分
第2部:企業が取り組むSDGsの実践編 約45分
質疑応答 ※15分
<登壇者>
一般社団法人SWiTCH 佐座槙苗
大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ教授 伊藤武志
株式会社パーシヴァル 代表取締役CEO 川辺友之
株式会社パルコ 堀岡幸喜
<場所>
SkiiMa心斎橋(〒542-0085 大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目83 心斎橋パルコ 4F)またはオンライン
Z世代のサステナブルトップランナーである一般社団法人SWiTCH 佐座槙苗、大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ教授 伊藤武志、地元大阪にてクラウドファンディングのプロジェクト立ち上げから運用までをサポートする株式会社パーシヴァル 代表取締役CEO 川辺友之を登壇者に迎え、「SDGsとは何か」と「企業がどのようにSDGsを実践しているのか」など事例を交えたトークセッションです。
詳細と申し込みはこちら。
Z世代のリーダーが考える企業の考える企業のSDGs実践方法 | Peatix
ちなみに、最後の心斎橋PARCOのイベントは、僕も現場で聞いていますので、興味があればぜひ会いに来てください!