アイリッシュパブ、ブリティッシュパブなど日本では色々なジャンル分けがある様に見えますが、全部 The PUB です。
皆さんも常連になっている行きつけのお店などあると思いますが、日本の居酒屋さんと同様にイギリスは本当にPubが多いです。
Public houseを略してpubです。
Publicっていうとなんだか行政が絡んできそうですが、イギリスが交通が未発達だった頃の宿屋兼酒場のことです。
漫画の七つの大罪の”豚の帽子亭”はパブです。作中に団長が他の土地のエールの話をしたり、エチケットをコレクションしています。そうなんです、まさしくpubが描かれているんです。
その土地土地でローカルエールやサイダーを作って売っているのもpubの楽しみの一つです。
エールは上面発酵で作られたビールの事で、ビールの種類のひとつです。
更に、皆さまもご存知のIPA(lndian pale ale)もエールの種類の1つです。
深堀りしていくと終わらなそうなので、ビールの事はまた後日、noteに上げます。
さて、Pubの話に戻ると、大きく分けて2種類に分かれます。
大手ビールメーカーの傘下かそうで無いか。
イギリスだとフラーズ(Fuller’s)などが資本を出しているPubが多いです。
看板(Pub sign)にも企業名が書かれています。そうすると、お店は自由にビールを選んで出せません。
日本だとダブリナーズ(SAPPORO)やpubとは少し違うのですが、キリンシティ、スプリングバレー(KIRIN)などがそれに当てはまります。
イギリスでは個人資本でやっているところは”Free House”と店の看板とかに書いてあります。
ただ、どっちがどうとかいう話でもなくて、日本の飲食店などは大体いずれかのビール会社と契約していて、サーバーやタップなどの機材の提供を受けているので、メインで出すビールは決まっています。それがFree Houseなのかどうかとかは日本なので厳密に言うと大手ビールメーカーのところ以外は大体Free Houseということでいいのではと思います。
昔の人にパブをやりたいんです(やっているんです)と言うと大体通じるのですが、話しているとニュアンスが違うんです。皆さんママがいるスナックやパブと勘違いされて話が進んでいってしまうので、そういう方と話す時にはブリティッシュパブとちゃんと言う様にしています。
日本のパブは風営法、似たようなスナックは食品衛生法と分かれているようで、ちゃんとブリティッシュパブ、アイリッシュパブと言わないと勘違いされるので気をつけたいです。
日本でもパブという業態があるのでややこしいのですが、イギリスの下町のセンベロみたいな定義でいいのではないかなと思います。