本日11月28日、展示最終日です。千葉日報 統合地方版に取材・記事掲載していただきました。本日の朝刊に掲載されております。関係者のみなさまに感謝申し上げます。ありがとうございました。本日は搬出作業のため13時までの開場となっております。残り数時間となりましたが、どうぞよろしくお願いいたします!
生活クラブ風の村理事長池田徹の花日記(ブログ)投稿をご紹介します。アール・ブリュット展佐倉市立美術館で、生活クラブ風の村の3つの施設(重心通所さくら、あかとんぼ飯野、とんぼ舎さくら)利用者のアールブリュット展を開催しています。あさって、日曜日の午後1時まで、今日、明日は、10時から17時までです。3年前から、画家のこまちだたまおさんに指導(多分、指導という言葉は適切ではないと思いますが、他の言葉が見つかりません。)していただいた美術作品の展示会です。私は、10数年前に、ある本で、クオリティ オブ ライフを「命の輝き」と訳した表現に出会いました。その本は、小児科病棟で子どもたちを支援する医師、看護師、その他のスタッフ、ボランティア、家族のドキュメントでした。小児科病棟には、長期療養の子どもたちがおおぜい入院しており、中には不治の病の子も、そして、そのことを認識している子どもも少なくありません。その病棟での子どもたちのクオリティ オブ ライフとは、いかにして子どもたちの命を輝かせるかということなんだと思いました。私たちは、あらゆる分野における支援の根底にICF(国際生活機能分類)を据えています。ICF(国際生活機能分類)の理念はすばらしいと心から思います。しかし、それに比して、そのタイトルはなんとも無粋で、味も素っ気もないと思いませんか。ICF(国際生活機能分類)の模式図に「命の輝き」とタイトルをつけたら、ICFの何たるかが一目で感じられるのではないでしょうか。「命の輝き」は本来、日々の何でもない日常の中にあります。決して特別なイベントで生じるものではありません。この展覧会の作品は、毎月1日のこまちださんの指導によるもう一つの日常が生んだもので、その前の日、その次の日と地続きのものなのだと思います。実は、こまちださんには、保育園佐倉東でも指導していただいているのですが、この展覧会には出品していません。そのことは会場に行ってはじめて知って、「幼児保育の現場では、美術活動も日々の生活の一環であり、特別のものではない。皆様に見せるものとは違う」と考えたのだなと園長とスタッフの気持ちを感じました。なるほど、と心の中でニヤリとしましたが、実は、他の施設でも、上記のように、「日常」の中に位置づけるべきという点では変わらないのではないかと思います。アールブリュットは、世界的に広がりを見せており、日本は立ち遅れたとはいえ、最近は行政の支援も広がっています。中には非凡な才能を発揮し、その作品が高額で売れることも少なくありません。この非凡な才能の発掘により命を輝かせ、それを生活の糧とする人が出てくることはすばらしいことだと思います。しかし、多くの利用者にとっては、日常の延長の中で「命が輝く」のだとも思います。社会的養護を巣立った若者を支援するアフターケア事業所CANSでもアールブリュットの取り組みが始まりました。今後、他の事業所でも取り組んでみたら面白いと、私は思います。
本日はアール・ブリュット展4日目です。おかげさまで、多くの方にご来場いただいております。ありがとうございます。こまちだたまおさんのFacebookより、会場で起こったできごとを紹介させていただきます。(こまちださんのFacebookはこちら)*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*2021年11月24日佐倉市立美術館での生活クラブ風の村アールブリュット展2日目でした。重心さんの参加者のお名前を見て「お子さんの頃、みていたかたです。作品を介して出会えました」とのお話。重い障害のあるかたほど幼い頃から支えがある。年齢に応じてケアも施設も変わる。点と点がつながって面になる瞬間。アート(作品)がつなぐ過去と今。展覧会にはこのような効果があるのだ。*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*2021年11月25日展覧会3日目ご家族が来てくださる。支援級にお子さんが通っておられるかた。「うちの子の作品が展示されるってことないのでうれしいです」「家に持って帰ってくると これ何?とか聞いてしまうけれど展示されたことで見え方が変わった。これ良いじゃないとなった。」というお話しもいただきました。展示されたから良くなったんじゃなくてそもそも良いところが有るんですよ。見せ方を作ったことでより良さが見えてくるんだと思います。自己肯定感が日本の子どもは低いと言われています。障害のある子はなお、低くなると実感します。沢山の答えのあるアートだからこそそれぞれの良いところが見いだせるのだと思っています。学校教育の図画工作や美術から評価がなくなればいいのにね。(音楽や体育も)そもそも全ての教科に評価をつけなければいけないという設定も考え直しても良いんじゃないかなあ。アートの時間を楽しみにしてくれているとのこと。嬉しい。更に邁進します。作品を通じて得るものは沢山有ります。*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*会場受付には、みなさまからのご感想やメッセージを書いて貼っていただくボードを用意しています。ご来場の際にはぜひメッセージをお寄せください。アール・ブリュット展は28日(日)まで。みなさまのご来場をお待ちしております!開場時間本日26日(金)10-17時明日27日(土)10-17時最終日28日(日)10-13時※閉場が早くなっております。ご注意ください。
★本日よりアール・ブリュット展がはじまりました★こんにちは。生活クラブ風の村です。数か月間(構想からは年単位?)準備を進めてきた「アール・ブリュット展」が本日よりはじまりました。朝9:50、会場の佐倉市立美術館に関係者が集合し、「本日はよろしくお願いします!」の挨拶から始まりました。本日は植草学園大学から1年生の学生ボランティアさん5名にもきていただき、総勢約20名での作業となりました。そのあとはトラックからどんどん作品や備品を出して運んでいきます。平面作品は前日までに額装を終わらせていたので、段ボールやプチプチを取り外して久しぶりに作品とお目見えしました。たまあーと創作工房の先生から教わりながら展示準備をしている様子。赤い布は「あかとんぼ飯野」の赤です。右の緑色は「とんぼ舎さくら」のとんぼの緑…?作品を壁際に並べ、色味や作品のテーマを考え、配置を調整していきます。「作品がたくさんあるからこの一角は○○さんゾーンにしよう」「これとあれは同じテーマで描いたから隣同士にしよう」と、近くで活動に携わっている職員だからこその意見も出ました。わたしたちは展示に関してはほぼほぼ素人ですので、こまちだたまおさんや、たまあーと創作工房の先生方に教わりながら一つずつ展示していきます。教えていただくたびに職員からは「すごーい!」の感動の声が上がっていました。作品を平行に吊り下げるのになかなか苦戦しましたが、出来上がったときの喜びもひとしおです。大きな布の作品を枠に固定する作業は学生ボランティアさんが大活躍してくださいました(画像を一部加工しています)。どうやって作品を吊り下げるのか、固定するのか、作品と作品名をごちゃ混ぜにしないためにどのように手順を踏むのか…など、普段は気にしないですよね。頭を使いながら展示していくとなかなか時間がかかってしまい、準備が完了したのは開場時間ピッタリの13時!間に合って良かったです。13時の会場の様子。写真に写っていないところにもたくさん作品があります。車いすの方の見学のしやすさやソーシャルディスタンスを考慮し、広々とした展示空間となっています。また、搬入用エレベーターを使用する大型車いすの方が入場できるように、一部可動式の枠に作品を展示しています(大型車いすの方の見学については下部に記載しております)。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。最後に、このアール・ブリュット展はクラウドファンディングによる寄付金で開催されています。寄付してくださった皆様、ご支援・ご協力いただいた皆様、応援のメッセージやお気持ちをお寄せくださった皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。開催期間2021年11月23日(火)~2021年11月28日(日)10:00~17:00(最終日は13時閉場です。)場所佐倉市立美術館 3階市民ギャラリーhttps://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/最寄り駅は京成佐倉駅とJR佐倉駅です。入場無料大きな車いすでご来館の方へ佐倉市立美術館にはエレベーターがありますが、ベッド型のように大きな車いすでお越しの場合はエレベーターに入らない可能性があります。その場合は搬入用エレベーターを使用することができます。また、搬入用エレベーターで3階に入る場合、通常と入り口が異なります。搬入用エレベーターの使用および入り口の開錠は佐倉市立美術館の職員の方が担当になりますので、事前に佐倉市立美術館にお問い合わせください。佐倉市立美術館TEL:043-485-7851SNS生活クラブ風の村 アール・ブリュット展【11/23~佐倉市立美術館にて開催!】 (@Kaze_ARTBRUT) / Twitter生活クラブ風の村 アール・ブリュット展 | Facebook (@kaze.art21)
お久しぶりです!アール・ブリュット展までいよいよあと1週間になりました。展示作品の選定、額装や、打ち合わせなど…準備を進めています。******この展覧会は、生活クラブ風の村の各事業所が月に1~2回行っている「アール・ブリュット事業」で、障がいのある方々が制作した作品を展示しています。個人で制作した作品、複数人で制作した作品もあります。職員もワクワクドキドキしています…!ご利用者の方(メンバーさんと呼んでいる事業所もあります)と見学に行く計画も練っています。******会場の「佐倉市立美術館」の近くには、城址公園や歴史史跡、趣のある雑貨屋さん、商店など…歩いてみると楽しい発見があるかもしれません。また、美術館内のほかの展示や喫茶店もあります。ぜひアール・ブリュット展ついでに、佐倉をぐるっと散歩してみてはいかがでしょうか?ご来場、心よりお待ちしております♪◇◆展覧会詳細◆◇日時:2021年11月23日(火・祝)~28日(日) 10:00~17:00 初日23日(火・祝)は13時から開場、最終日28日(日)は13時に閉場会場:佐倉市立美術館3階市民ギャラリー〒285-0023 千葉県佐倉市新町210 ●京成佐倉駅「南口」より徒歩8分。またはJR佐倉駅「北口」より徒歩20分。●会期中、隣接の佐倉市駐車場は工事のため閉鎖しております。公共交通機関をご利用ください。●お車でお越しの方につきましては、・「大手門跡広場駐車場(佐倉東高校横)」(無料/徒歩10分ぐらい)・佐倉城址公園内「自由広場」(無料/徒歩15分くらい)・「美術館周辺の有料駐車場(パーキングが数か所ございます)」をご利用ください。●美術館入り口近くに身体障がい者用駐車場を1台分用意しておりますが、エントランスホール工事のため若干とめにくくなっているそうです。入場無料です。ぜひお越しください!★「アール・ブリュット展」は、クラウドファンディングによる寄付が開催資金の一部となっております。みなさまのご協力ありがとうございました。★