クラウドファンディング最終日となりました。 はじめてのクラウドファンディング挑戦。新潟の小さな小さな村で始まった「誇りのバトンを子どもたちに渡したい」。 本音としては右も左もわからず、果たしてこのチャレンジに振り向いていただけるのか不安の中でのスタートでしたがようやくこの日を迎えることができました。この2ヶ月、多くの方からご支援をいただきましたことに驚きと共に深く感謝しています。この挑戦を通じ、子どもたちに遺していける酒造りという想いをあらたにすることができました。 目標額を大きく超える100万円が目前となり、彌彦愛国プロジェクトを取り巻く機運も高まり、超・長期熟成の環境整備も安定させることができそうです。残り僅かな時間ではありますが、お知り合いやご友人に御紹介いただけますとありがたいです。 今年も弥彦村に雪が舞い降りました 今週、本格的な冬が到来しました。先日は一晩中降り積もった積雪で酒蔵の象徴として親しまれている大きな枝ぶりの赤松が傷んでしまい、枝を折れてしまうほど。この冬は例年よりも大雪になりそうです。折れた枝や雪を片付けては酒造りに舞い戻る、そんな季節のはじまりです。 厳寒期は酒造りの季節でもありますが、燗酒の美味しい季節。弥彦村の温泉旅館では村の幸と共に彌彦愛國が楽しまれています。この10年、〈村の誇りたる酒〉の酒造りを力強く応援してくれた弥彦温泉旅館の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。 クラウドファンディングに挑戦する─。その想いを打ち明けた時、「四季の宿みのや」さんより次のようなお声がけをいただきました。 この酒は毎年、村で産まれる子どものようなものです。「今年はどんな顔をみせてくれるか」そんな楽しみを、この村を愛する心をあらためて考える機会をくれたこの酒を十年先、二十年先も愛される彌彦愛國にしてください。 今、あらためてその時のお言葉を噛み締めています。来年からは、ご支援いただいた皆様と一緒にこの楽しみを分かち合えるさらなる楽しみが増えました。残り時間が僅かになりましたが、このご縁がもっともっと広がっていくことを夢見ています。どうぞよろしくお願いいたします。 おやひこさまの山麓より感謝をこめて。
多くのご支援に心より感謝申し上げます。 ご支援に際し、彌彦愛國の味わいについても多くのお問い合わせを頂戴しており、関係者一同クラウドファンディングの機会にあらためて挑戦して良かったとの想いを深めております。 先日、JR新潟駅ビル内にある「越後のお酒ミュージアム ぽんしゅ館 新潟駅店」にて試飲販売をさせていただきました。弥彦酒造《こしのはくせつ》のお酒と共に《彌彦愛國》も多くの方にご試飲いただき、この酒のもつ味わいとストーリーに共感を寄せていただきました。 この酒が持つストーリー、そして村人の絆の味わいを実際に感じていただきたい─。 プロジェクトについて文面で知ってもらうだけではなく、幻の酒を醸す弥彦村の酒蔵「弥彦酒造」の杜氏と実際にお話をしながら、酒造りと村への想いにふれ、村人の絆で生まれた酒をお楽しみいただければと思い、ささやかながら「試飲会」を開催させていただきます。 神様と生きる村人たちが造る幻の酒 試飲会〜杜氏との語らい〜 ■日程2017年11月9日(木)19:00~21:00※お酒の在庫が無くなり次第終了 ■参加費無料※参加人数を把握するため、チケットでのご予約をお願いいたします。(チケット予約:http://peatix.com/event/318340) ■内容彌彦愛國を中心に弥彦酒造の醸す銘酒を無料にてお楽しみいただけます。※タイムラインなどはありませんのでお気軽にお立ち寄りください。※当日は、酒造りの杜氏も参加します。※当日のお酒の販売はいたしません。 ■場所CAMPFIRE セミナールーム東京都渋谷区渋谷2丁目22-3渋谷東口ビル5F(google map:https://goo.gl/ncj3pu)※開催会場の都合上、20時以降ビルへの入口が締め切られてしまいます。20時以降にご参加の場合には、事前にpeatixチケットサイトよりご連絡いただけますようお願いいたします。
彌彦愛國プロジェクトへのご支援、大変ありがとうございます。 目標額を達成することができ、心より感謝申し上げます。達成以降もご支援いただいていることに関係者一同、大変熱いものがこみ上げてまいります。初年度のみならず二年目以降の超長期熟成保管の予算として活用させていただきたいと思います。 今回は彌彦愛國を生み出した有志のお一人である羽生雅克(神社門前 酒屋やよい店主)さんよりのメッセージをご紹介させていただきたいと思います。 弥生商店 羽生雅克 私は彌彦愛国プロジェクトの創設から関わらせていただいております。当初はまだどんな形になるのか、どんな方々の手で造られていくのか、手探りの中で始まり、本当に形になるのかさえも不安な時期もありました。 しかし、醸造元の弥彦酒造 大井源一郎専務を先頭に、書家田中藍堂氏、JA弥彦支店の皆様、栽培農家の皆様、やひこの里の皆さん、地元旅館、料飲店の皆様、東京農業大学醸造微生物学研究室 門倉利守准教授様、そして村内外の消費者の皆様、多くの方々のご協力をいただき、その方々の郷土への愛情、地元の「弥彦村」への想いに支えられて全量弥彦産の酒造りが形になったと感じております。一つの酒造りの中で、これだけ多くの方々のお顔を思い浮かべることができるお酒は、そう多くないと思います。 私の人生の中で、この全量弥彦村産の酒造りのプロジェクトに関わらせて頂けたことは地元の酒販店という立場だけではなく、日本酒に携わる日本人として大変な“誉”であり、大きな喜びを感じております。これからも彌彦愛國を通じて携わっていただいている多くの方々と喜びを分かち合いながら、彌彦愛国の魅力、地元弥彦村の魅力をお伝えさせていただきたいと考えております。 これまで弥彦村は酒造りが行われている、蔵元が弥彦にあるということも知っている方が少なかったと思います。弥彦山の周辺には6つの蔵があり、その中でも弥彦酒造は最も小さな規模で、市場でも流通が限られていました。 この取り組みが始まり、農家の皆様を始め多くの方々が“弥彦の酒は旨いよね!”、“うちの地元の米で造られているんだ!”と自分のことの様に、嬉しそうにお話いただく機会が多くなったと思います。人のつながりで出来たお酒です。小さな村内の酒が、多くの方々を繋ぐ“呼び水”になったと感じています。酒米は地元で造られている、蔵元が近くにある、酵母も水も地元のものでラベルも手作りで造られている。地域の方々に、今まで以上に地元「弥彦村」の良さに気づいていただき、誇りに感じて頂けるようになったのではないかと感じております。 この10年。簡単ではありませんが、毎年米作りに取り組んでいただき、蔵元に「彌彦愛國」を醸していただき、そしてお客様に支持していただく。毎年新たな挑戦があり、多くの方々の協力で何とか続けてくることができたと思います。 次の10年。もっと多くの方々に知っていただければと思います。「おらの村には彌彦愛国って酒があってな・・・。」そんな風に自分達の子供や仲間が話したり、稲刈りや、祭後の直会で楽しんだり。一言で言えば酒造りのプロジェクトですが、地域のつながりや、故郷の田園や景色が守られる一助として続いて行って欲しいと願っています。