皆様、チャオです!
今月はボローニャに戻り、生活リズムを取り戻しつつ、月末には国際ガストロノミー学会に参加したり、充実した1ヶ月でした。
また、結婚の公示も行い、正式に12月1日に結婚することになりました。
そんな今月も、食が、料理が人の人生の幅を広げ、人を豊かにする場面に沢山出会いました。
それでは、2024年9月のレポートをお送りします!
ボローニャに戻ってきました
9月半ば、あっという間の日本の一時帰国を終え、イタリアに戻ってきました。
帰ってきて早々、着物を着て、日本食の料理教室をしたり、
リミニの実家に行って、マンマの手のかかった美味しい料理をご馳走になったり、VIPなサンマリノ共和国を着物で散歩したり。
ボローニャ大学の学長さんにお会いしたり
北海道大学の教授が来て、ボローニャ大学との共同プロジェクトの立ち上げに仕事で立ち会い、ボローニャ大学の学長をはじめ、あらゆる重要人物さんたちとお会いしたり。
結婚の公示を行いました
ボローニャ市庁舎にて「結婚の公示」を出してきました。
結婚の日は12/1に決まりました。
ついでに、結婚の儀が行われる市庁舎の部屋も見学。
さすが文化財、こんな歴史ある素敵な建物で儀式を行うことに、心が震えます。
お祝いは、ずっと行きたかったボローニャで1番人気のピッツェリアにて。
食べながら、アレッサンドロがポツリと
「この1年、本当に色んなこと詰まってたね」
「でも、僕は幸せだよ」
と本当に幸せそうにいうから、張り詰めたものがプツンと切れて、ボロボロ涙出て来ました。
ここまで短かったようで、長かった。
でも、こうして1つ1つ乗り越えていくのだなぁと。
幸せな気持ちでいっぱいです。
国際ガストロノミー学会へ
イタリア、ポレンツォにおける国際ガストロノミー学会に参加してきました。
研究者としての初のプレゼン、色々な収穫を得た素晴らしい経験をさせて頂きました。
最後の、スローフードの創設者Carlo Petrini氏の直々のお言葉が心に残っています。
「研究者でいる時も、食べる時も、同じジャケットを着なさい。PleasureもKnowldgeは共存できる。だから、真の意味で美味しいものを求め続けなさい。そのために、知を積み重ねなさい。」
ゆっくりと、強く、話される、含蓄豊かな言葉に、人生を肯定された気持ちで涙が出そうになりました。
学問は、人間の悦びのためにあるべきだというベースにとても共感。とてもイタリアらしくもある。
自分が好きなもの、美味しいものを食べることを堂々と突き詰めること。それをもとに、人とコミュニケーションを取ること。
これからの研究者である私たちの使命は、独りよがりでなく、Convivialityを大切に、深い知の学びを、社会に豊かさとして還元することだと、改めて心に刻みました。
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