PIGSTY、みんなご存知だろうか? 札幌のPUNK/ハードコアの聖地と言えばカウンターアクションが有名だが、PIGSTYでも数々のパンクの名ライブが繰り広げられてきたのだ。 思えば俺がスタークラブと初めてライブをしたのもPIGSTYだった。 ストラマーズの岩田さんに会ったのもPIGSTYだった。 PIGSTYも札幌のPUNK/ロックンロールシーンには絶対にかかせない大切なハコなのだ!まずもって、札幌で5本の指に入るくらいのクズだと悪名高い、評判の悪いこの俺様にコメントを求める時点でどうかしている。笑 しかし、こんな俺みたいなクズ野郎にも優しく皆と平等に接してくれるところがPIGSTY及び、店長沖野さんのいいところなのだ。 世に存在するライブハウスもやはり商売であり、金を稼いで従業員を食わせていかなきゃいけないのは当たり前の事なんだが、失礼な言い方になるかもしれないけど、PIGSTYには商売っ気を一切感じない! 俺らが思いつきや勢いで決めたようなめちゃくちゃなライブやイベントをびっくりするくらい、儲けなんか出るの?って条件でやらせてくれたりする。 まず、沖野さんってのは俺らと同じ目線で俺らが楽しいと思う事を自分も楽しもうと採算度外視でやらせてくれるのだ。 やらせてくれるというか、一緒にやろうという感覚。 これって意外に、多くのライブハウスに欠けている所でもあったりするのだ。 たくさん迷惑もかけてきたが、いつだって、一緒にライブを作り上げてくれる。 スタジオも札幌最安!! そんな札幌に必要不可欠なライブハウスを無くしてはいけない。お金に余裕のある人や欲しいグッズがある方は是非、クラウドファンディングに協力して欲しいが、俺が強く思うのは、ピグスティのスタジオを使おう! ライブをできるやつはライブをやろう! そうして日常を少しずつ取り戻して行くのがPIGSTYのためであり、長い目で見たら札幌のバンドシーンのためになるのでは無かろうか? 夜露SICK!! シューイチ・ヴィシャス/BLAG
初めてPIGSTYに遊びに行ったのは99年だったと思う。僕は14か15で中学3年生。PIGSTYはまだ新札幌にあった。——初めての革ジャンはまさし君(沖野)のお下がりでSchottのライダース。何故かレディースだった。まさし君とは一緒にバンドもやったし多分またやる。ベロベロに酔っ払ってリハのセッティングを覚えてなくて小田君に怒られた。そして、セッティングしてくれた。守君(YUKIGUNI)と大喧嘩して、それからめちゃくちゃ仲良くなった。うちの無茶な企画をいいよーってやらせてくれて、結果4時間押したけどその頃にはもう怒られなくなってた。(漢だらけのローション相撲大会をしたいと言っても、ちゃんとやるならいいよと言ってくれるレベル)初めてのレコーディングはPIGSTYでやった。なんならうちの音源の半分以上はPIGSTYで録ってるし、自分でレコーディングする様になった今も場所はもっぱらPIGSTYで、まさし君のサポートがないと成り立たない。思い出ももちろん大切なんだけど、これから音楽を続けていく上でPIGSTYが無くなってしまうのは本当に死活問題です…。ここまで個人的な思い入れの話をさせてもらったけど、僕以外にもそう言う人は沢山いると思うし、昔の僕みたいに他じゃ断られて当たり前のような事をやってみたいアホな若い子(褒めてる)がやりたいことをやる為にはPIGSTYと言う場所が絶対に必要だと思ってます。みんなのPIGSTYをみんなで守っていきましょう!!-----…なんて締められたらカッコよさげだけど、本当にこれ以上僕みたいなもんを許容してくれる場所が無くなると僕が生きていけないので皆さん力を貸して下さい。本当によろしくお願いします。
PIGSTY1999年に始動した俺たちのライブ活動の基盤を作ってくれたライブハウスが札幌には二つあって。KLUB COUNTER ACTIONと、もう一つがここPIGSTY。実はライブデビューはPIGSTYが先で、店長の沖野くんがやっているバンド、HOT DOGやNO-HITTERがPIGSTY(以下ピグ)でライブやってて、対バンする事を目標にやってたのを覚えてる。同世代のSCHC、YUKIGUNIとスケーターなんかでいつもタムロして、沖野くんには多大なご迷惑をお掛けしたと思うw(近くのセコマにも、、、w)それでもいつもライブに誘ってくれたり、スタジオ使わせて貰ったり。UPPERの初期曲の殆どがピグのスタジオで誕生した。全然顔出せず、どんなに間が空いてもいつも昔のように接してくれる沖野くん、ピグ。いつもありがとう涙みんなに愛されているライブハウスだからこそ、こんな大変な時代にもライブが出来る場所として存在しているんだと思う。もちろん俺もピグを愛する人間の一人。だから今回ドネーションとして昔の曲をリメイクして参加させてもらえてクソほど嬉しい!参加バンドのメンツが涙モン。この曲がいつかまたピグで響かせられるようにUPPERも頑張っていこうと思う。沖野くん、ピグクルーの皆さん、またライブやらせてくださいね!また絶対会いましょう!2021UPPER YUYA
ライブハウスが「生活」の一部である僕にとって、この約一年半は長かったような短かったような。興味のない人からみたら、音楽は娯楽の一つにしか過ぎないのかもしれません。しかし、これを生きがいとしている人や、職業としている人がいる事も事実です。分断がさらに分断を起こすような世の中。今こそ寛容な気持ちが必要なはずなのに、世の中は100点ばかりを求める。正解なんてないのに。文化芸術に点数なんてものはなく、決めるのは各々の価値観によるものであり、その対象が大きいも小さいも関係はないと思います。ただ、大きなものも、最初は小さな火種から始まっているはずです。音楽という文化において、そんな小さな火種を作る場所こそ、ライブハウスではないでしょうか。誰かにとってはなんでもない風景かもしれませんが、誰かにとっては大事なかけがえのない風景なのです。僕は音楽で稼いでいる訳でもないし、バンドもやっていないです。それでも、ここで多くのことを学びましたし、たくさんの仲間ができました。PIGSTYでの経験が、今の僕を形成する一部となっています。これから先、PIGSTYで生まれていくであろう音楽を見続けていきたいし、これからも、生まれていく文化を育む場所として存在してほしいです。そのためには、皆さんの力が必要です。PIGSTY存続への御協力、よろしくお願いいたします。RELEASE YOUR EMOTION/花松俊哉