みなさんこんばんは!
負けるデザインプロジェクトリーダーの大隅絢加です。
本日は執筆者のひとりとして活動報告を書かせてもらっています。
私は亀田咲(かめださき)という、社会人2年目のデザイナーを主人公にしたエピソードを執筆しています。
今回は執筆者として亀田咲ちゃんについてご紹介します。
●担当の登場人物紹介
亀田咲ちゃんは舞台となる化粧品メーカーに、デザイナーとして新卒で入社しました。社員の人たちには亀ちゃんと呼ばれています。
幼い頃から絵を描いたり裁縫をしたり、ものを作ることが好きな亀ちゃん。とても真面目な子なので、人目を気にしちゃって自分に自信がないんです。
また、趣味に「貯金」って入ってるのは真面目すぎる……。節約のために神奈川の実家からバスと電車を乗り継いで通勤しています。
仕事もとても真面目でコツコツ仕事をやり切るタイプなので、周りからの評価は高いです。先輩からも伸び代があると太鼓判を押されています。ただ、本人の中では仕事はまだまだ精一杯。特に、作業ペースが遅いことで悩んでいます。
いっぽうで今年入ってきた新卒のなおちゃんは、案出しのスピードや仕事を理解するのも早い、亀ちゃんとは正反対のタイプ。
今にも追い越されるんじゃないかと、めっちゃ不安に思っています。
私の執筆するエピソード「亀はうさぎに一生勝てない」は、童話『うさぎとかめ』がモチーフになっています。
『うさぎとかめ』では、うさぎが寝ているあいだに亀が頑張って勝ちますが、現実では「いくら寝てたって、亀がうさぎに勝てるわけがない」と思いませんか?
「亀はうさぎに一生勝てない」では、自分の仕事に自信が持てない亀ちゃんが「私のデザイン」と言えるものを作りたくて、試行錯誤するけれど……というお話です。こちらが亀ちゃんの前半のエピソードに当たります。
また、後半のエピソード「溢れそうな水は流れる」はゆぴさんに書いていただいています。大役を任され、奮闘する中でできたデザインはよかったものの……というお話です。
実は今回のプロジェクト以前にも、私は「亀はうさぎに一生勝てない」をもとに小説を書いていました。登場人物や設定も自分で考えた、完全フリースタイルの小説です。
今回は登場人物や舞台設定など、みんなで話し合って一から決めました。
編集者の方に見ていただきながら「ここはこうやって書いていけばいいのか」と、発見と反省を繰り返しつつも楽しく執筆しています。
何回もブラッシュアップを重ねていく中で、文章を書くことの難しさを痛感しています。
この小説が手に入るのは、10月31日まで。
皆さんのもとに素敵な小説を届けられるよう、最後までブラッシュアップして参ります。
引き続き応援よろしくお願いいたします。
負けるデザインプロジェクトリーダー 大隅絢加