こんにちは。
負けるデザインプロジェクトで、プロジェクトマネージャーを担当している浜田綾です。
以前の活動報告にて、100万円の月1回ミーティングセットについてご説明しました。100万円と聞くと「高い!」と思ってしまいますよね。でも12ヶ月で割って考えた時、それから、前田さんに相談できることをしっかりと定めていれば「高すぎる!」とはならないのでは? という内容でした。
今回は、前田デザイン室が2019年に実施した「モザイクパンツ」プロジェクトにて、この100万円月1回ミーティングセットにご支援いただいた、株式会社nanocolor(ナノカラー)の川端康介さんに率直な感想をインタビューしました。
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ーーー100万円の月1回ミーティングへご支援いただき、改めましてありがとうございました。12回の会議を終えて、率直な感想をお聞かせください。
川端:僕は、制作会社の社長をしていますが、誰かからデザインを教わったことはなく、それがずっとコンプレックスでした。
一方で、前田さんは任天堂でしっかりとキャリアを積み上げてこられた方です。近くでお話する機会を増やすことで、前田さんからデザインの一つの正解を垣間見たかったからこのリターンに支援しました。
ーーー結果よかった点はありますか?
川端:ナノカラーや自分の強みを発信することで、自分自身と前田さんのポジション、思考などの差分が明確になっていき、且つ自分や他者を客観的に見れるようになりました。
前田さんと僕とでは、キャリアや実績に雲泥の差があります。盲信して追いかけるのではなく自分の立ち位置での強みの活かし方は前田さんとの差分を見つけることで、より明確になっていきました。これは、ご一緒にさせていただく機会があったからこそであり、多くの話を前田さんにしていただいたからだと感じており、とても感謝しています。
ーーー嬉しい感想、ありがとうございます!!では、逆にもっとこうだったらよかったのに……みたいな感想はありますか? 率直にどうぞ!
川端:そうですね。先ほど「デザインの一つの正解を垣間見たかった」と言いましたが、自分自身のデザインへの取り組みも中途半端であったため、全てを理解できなかった。これは自分のデザインに対しての取り組みへの不安からきていた感情です。
また、僕自身がとても漠然としていた状況だったので、前田さんほどの人を活用しきれなかったという気持ちがあります。
ーーーなるほど。正直な意見をありがとうございます!では、どういう人がこのリターンを支援するといいと思いますか?
川端:「なんとなく前田さんとお近づきになりたい!」という人もいるでしょう。それもアリだと思います。
一方で、ただお近づきになりたい目的以外で支援するのであれば、前田さんに何を求めているか? 何をしてもらいたいか? を明確に定めることです。せっかく1年を通して前田さんをフル活用できるリターンなので、自分の目的を明確にすることをお勧めします。
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川端さん、お忙しい中取材を受けていただき、本当にありがとうございました。いいところだけでなく、こうしたらこのリターンをフル活用できるのでは? の意見をいただけました。このリターンを検討されているかたが、いらしたらぜひ参考にしてみてくださいね。
『負けるデザイン』のクラウドファンディングは、あと1日、10月31日で終了します。皆様のご支援のお陰で出版は、決定しました。ここからは、最後の1秒までより多くの方に届けるために『負けるデザイン』を広げていきます。
引き続き応援していただけると嬉しいです!
負けるデザインプロジェクト
プロジェクトマネージャー 浜田綾