『負けるデザイン』の発送日が3月17日(木)に決定いたしました。 たびたび発送遅延となり、大変長らくお待たせいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございません。 デザインをテーマにした小説なので「装丁のデザインも良いものにしたい」と考え、制作に取り組んでまいりました。チームで議論や検証を重ね、こだり抜いた結果として、想定以上に時間を要してしまったことが遅延の要因です。長らくお待たせしてしまいましたが、最高のデザインが完成いたしました。 小説はもちろん、装丁やしおりなどのデザインもご満足いただける出来になっていると思います。 発送まで、今しばらくお待ちください。 何卒よろしくお願い申し上げます。負けるデザインプロジェクトチーム一同
小説 の付いた活動報告
みなさま、こんばんは。負けるデザインプロジェクトチームの成澤です。先日、印刷会社さんが製作してくださった『負けるデザイン』の束見本が届きました!束見本とは、表紙や本文などを完成品と同じ紙や方法でつくるサンプルです。黒い用紙に印字はシルバー、上製本(ハードカバー)の仕様になっています。装丁のデザインはまだこれから詰めていく段階ですが、この時点でめちゃくちゃかっこいい…!前田さんのツイートに動画がUPされていますので、ぜひご覧ください!さらにブラッシュアップするために、装丁チームや挿絵・図チームのみなさんが頑張っています。みなさまのお手元に届くときには、もっとかっこよくて唯一無二のデザインに仕上がっているはずです。負けるデザイン “ならでは” 、前田デザイン室 “だからこそ” できる装丁を目指しています。楽しみにお待ちいただければ幸いです!負けるデザインプロジェクトチーム 成澤綾子
みなさんこんばんは!負けるデザインプロジェクトリーダーの大隅絢加です。本日は執筆者のひとりとして活動報告を書かせてもらっています。私は亀田咲(かめださき)という、社会人2年目のデザイナーを主人公にしたエピソードを執筆しています。今回は執筆者として亀田咲ちゃんについてご紹介します。●担当の登場人物紹介亀田咲ちゃんは舞台となる化粧品メーカーに、デザイナーとして新卒で入社しました。社員の人たちには亀ちゃんと呼ばれています。幼い頃から絵を描いたり裁縫をしたり、ものを作ることが好きな亀ちゃん。とても真面目な子なので、人目を気にしちゃって自分に自信がないんです。また、趣味に「貯金」って入ってるのは真面目すぎる……。節約のために神奈川の実家からバスと電車を乗り継いで通勤しています。仕事もとても真面目でコツコツ仕事をやり切るタイプなので、周りからの評価は高いです。先輩からも伸び代があると太鼓判を押されています。ただ、本人の中では仕事はまだまだ精一杯。特に、作業ペースが遅いことで悩んでいます。いっぽうで今年入ってきた新卒のなおちゃんは、案出しのスピードや仕事を理解するのも早い、亀ちゃんとは正反対のタイプ。今にも追い越されるんじゃないかと、めっちゃ不安に思っています。私の執筆するエピソード「亀はうさぎに一生勝てない」は、童話『うさぎとかめ』がモチーフになっています。『うさぎとかめ』では、うさぎが寝ているあいだに亀が頑張って勝ちますが、現実では「いくら寝てたって、亀がうさぎに勝てるわけがない」と思いませんか?「亀はうさぎに一生勝てない」では、自分の仕事に自信が持てない亀ちゃんが「私のデザイン」と言えるものを作りたくて、試行錯誤するけれど……というお話です。こちらが亀ちゃんの前半のエピソードに当たります。また、後半のエピソード「溢れそうな水は流れる」はゆぴさんに書いていただいています。大役を任され、奮闘する中でできたデザインはよかったものの……というお話です。実は今回のプロジェクト以前にも、私は「亀はうさぎに一生勝てない」をもとに小説を書いていました。登場人物や設定も自分で考えた、完全フリースタイルの小説です。今回は登場人物や舞台設定など、みんなで話し合って一から決めました。編集者の方に見ていただきながら「ここはこうやって書いていけばいいのか」と、発見と反省を繰り返しつつも楽しく執筆しています。何回もブラッシュアップを重ねていく中で、文章を書くことの難しさを痛感しています。この小説が手に入るのは、10月31日まで。皆さんのもとに素敵な小説を届けられるよう、最後までブラッシュアップして参ります。引き続き応援よろしくお願いいたします。負けるデザインプロジェクトリーダー 大隅絢加
こんにちは。負けるデザインプロジェクトで、プロジェクトマネージャーを担当している浜田綾です。以前の活動報告にて、100万円の月1回ミーティングセットについてご説明しました。100万円と聞くと「高い!」と思ってしまいますよね。でも12ヶ月で割って考えた時、それから、前田さんに相談できることをしっかりと定めていれば「高すぎる!」とはならないのでは? という内容でした。今回は、前田デザイン室が2019年に実施した「モザイクパンツ」プロジェクトにて、この100万円月1回ミーティングセットにご支援いただいた、株式会社nanocolor(ナノカラー)の川端康介さんに率直な感想をインタビューしました。***ーーー100万円の月1回ミーティングへご支援いただき、改めましてありがとうございました。12回の会議を終えて、率直な感想をお聞かせください。川端:僕は、制作会社の社長をしていますが、誰かからデザインを教わったことはなく、それがずっとコンプレックスでした。一方で、前田さんは任天堂でしっかりとキャリアを積み上げてこられた方です。近くでお話する機会を増やすことで、前田さんからデザインの一つの正解を垣間見たかったからこのリターンに支援しました。ーーー結果よかった点はありますか?川端:ナノカラーや自分の強みを発信することで、自分自身と前田さんのポジション、思考などの差分が明確になっていき、且つ自分や他者を客観的に見れるようになりました。前田さんと僕とでは、キャリアや実績に雲泥の差があります。盲信して追いかけるのではなく自分の立ち位置での強みの活かし方は前田さんとの差分を見つけることで、より明確になっていきました。これは、ご一緒にさせていただく機会があったからこそであり、多くの話を前田さんにしていただいたからだと感じており、とても感謝しています。ーーー嬉しい感想、ありがとうございます!!では、逆にもっとこうだったらよかったのに……みたいな感想はありますか? 率直にどうぞ!川端:そうですね。先ほど「デザインの一つの正解を垣間見たかった」と言いましたが、自分自身のデザインへの取り組みも中途半端であったため、全てを理解できなかった。これは自分のデザインに対しての取り組みへの不安からきていた感情です。また、僕自身がとても漠然としていた状況だったので、前田さんほどの人を活用しきれなかったという気持ちがあります。ーーーなるほど。正直な意見をありがとうございます!では、どういう人がこのリターンを支援するといいと思いますか?川端:「なんとなく前田さんとお近づきになりたい!」という人もいるでしょう。それもアリだと思います。一方で、ただお近づきになりたい目的以外で支援するのであれば、前田さんに何を求めているか? 何をしてもらいたいか? を明確に定めることです。せっかく1年を通して前田さんをフル活用できるリターンなので、自分の目的を明確にすることをお勧めします。***川端さん、お忙しい中取材を受けていただき、本当にありがとうございました。いいところだけでなく、こうしたらこのリターンをフル活用できるのでは? の意見をいただけました。このリターンを検討されているかたが、いらしたらぜひ参考にしてみてくださいね。『負けるデザイン』のクラウドファンディングは、あと1日、10月31日で終了します。皆様のご支援のお陰で出版は、決定しました。ここからは、最後の1秒までより多くの方に届けるために『負けるデザイン』を広げていきます。引き続き応援していただけると嬉しいです!負けるデザインプロジェクトプロジェクトマネージャー 浜田綾
みなさま、はじめまして。今回『負けるデザイン』で白坂幸太の執筆を担当している、いとりんこと糸島里佳です! 幸太(著者の間ではすっかり呼び捨てです)のエピソードは、うえさまといっしょに書いています。私たちが担当する幸太は、やる気はあるのに今までイマイチ結果が出なかった、主人公の4人のデザイナーの中で唯一の男性です。明るくて年上からも可愛がられる、ラーメン大好き男子。お話の前半(私が執筆)は、初めて大きな案件を任された彼が張り切って作ったデザインを提出したけれど…というもの。そして、後半(うえさま)が書いているお話は、前半で少し自信がついた幸太が次のしごとでうっかり…です。あぁ、おバカな幸太(笑)書けば書くほど、幸太の性格がはっきりしてきて、もうかわいい弟のよう!よくうえさまと二人で「幸太は絶対○○だよね!」「あー、わかる!」と盛り上がっています。今回、『負けるデザイン』の話が出てきた時、絶対執筆メンバーに入ろうと思っていました。というのも、その直前、サロン外ではあるんですが脚本作成講座を受けていたんです。そこで「自分で話を組み立てること」がすごく楽しくて。1カ月で本当に書き切れるか、という不安はあったものの、やりたい気持ちが勝っていました。いざ書き始めるとその不安とうらはらに、とても楽しかったです!ただそれは、前田さんの失敗エピソードというお話の軸になるものがあるからかなとは思います。でも、だんだん活き活きとしていく幸太は、書いていてとても面白い人物です。そして今、小説がかなり完成に近づいてきているのですが、少し困ったことになっています。自分が書いている話の中で使うアイテムを作りたくなっています。いや、もう作ってます。なんとなくでもアイテムを再現し、話にリアリティを出すためという名目はありますが、完全に横道です。でも、やっぱりアイテムを作ることでイメージをしやすくなった気がしています。私が前田デザイン室に入会してもうすぐ2年。これまでいくつか大きなプロジェクトがありましたし、こんなにガッツリ関わったのはこの『負けるデザイン』が初めてです。執筆もクラウドファンディングもあと少し!最後までよろしくお願いします!糸島里佳