▼はじめに
アクセスいただき有難う御座います。
このプロジェクトはAll in形式(目標金額に達しても達さなくても出版は進めています。またご支援下さった方には必ずリターンを送付致します)となっております。
目標金額が高いので、無理だと諦めたりご心配される方へ。
金額が高いのはそれだけ素晴らしい本が出来ると言う事です!
次世代に繋げる、今までに無い貴重な資料となりますので
ぜひ最後までプロジェクトの詳細をお読み頂き、そしてご支援の程、どうぞ宜しくお願い致します。
▼このプロジェクトで実現したいこと
古来から嫁ぐ花嫁の幸せを願う親心やおかげさまで結婚をすることが出来ましたという神様への感謝を表した花嫁衣裳の色や、文様に込められた不思議なパワーを広く未来の花嫁たちに伝えること。日本が世界に誇れる素晴らしい花嫁衣裳の文化を次世代に遺せる資料となる本を創ること。「百聞は一見如かず」実物を多くの方たちにまじかで見ていただけるような展示会を開くこと。この業界の職人の後継者不足の解消に半歩でも一歩でもお役に立つ為に匠の技の凄さを伝える事。
▼プロジェクトをやろうと思った理由
私が20数年前に打掛を収集しようと思ったのは世界に類のない花嫁衣裳の文化の火が消えそうになっていたからです。バブルが弾けて地味婚になり高価な打掛たちはウェディングドレスの波に圧されて、海外のインテリアとして売られていました。それを何とか国内に留めておきたいという想いからです。あれから益々結婚式のスタイルも洋式化され、多くの女性がウェディングドレスを当たり前のように着ています。打掛を創るメーカさんも廃業や倒産に追い込まれ、職人さんも高齢になり、後継者も育っていません。何とか次世代にこの文化をつなぎたいという想いと、これから結婚式を挙げる若い方たちに日本にはこのような世界に誇れる素晴らしい芸術のような花嫁衣裳が有ることを知って頂く事とそして、出来たら纏っていただきたいと思ったからです。また、打掛の色や文様に込められた不思議なパワーをお伝えするためにです。最後にわたしには後継者がいませんので自分の我儘で収集してしまった打掛たちを多くの方に見て頂く事で彼女たちへの感謝の気持を伝えたいからです。
梅に鶯
枝梅は平安時代以前には「花と言えば梅」といわれていたほど人気があり、厳寒に耐え春に先駆けて咲く花として「君子」といわれ、春を呼ぶ不老長寿の象徴として尊ばれました。その気位と品性が愛でられました。また、五つの花弁が五福:福・禄・寿・喜・財を表し人に幸福を授けると言われています。
鳳凰
古くは中国で尊ばれた想像上の瑞鳥で、鳥の王と位置づけられています。その雄を鳳、雌を凰と称し名君によって天下泰平になると姿を現すと伝えられています。姿形の華麗さゆえ格調高い吉祥文様として愛されています。
束ね熨斗
熨斗は,高価な鮑の肉を薄く剥いで引き伸ばし、紙の間にはさんで祝儀の進物や引き出物に添えたのが始まりです。それを細長い帯状に文様化したのが熨斗文様です。多くは数本束ねた束ね熨斗としてあらわされます。そこから多くの人を束ねる人になるという吉祥文様です。鶴は生涯同じ鳥と添い遂げる縁起ものです。
▼ご挨拶
何十年ぶりかで開いた宝箱から出てきた雑誌の切り抜きとの再会がきっかけでこの本を出版することにしました!
「これが名門の花嫁衣裳!元華族から財閥、家元まで-明治・大正・昭和三代の渡る花嫁衣裳展」と銘打って7点掲載されていました。
明治初期 善塔家(豪族)
唐織打ち掛け 推定現在価格50万円 善塔家所有
能衣装に似た明治時代の代表的なもの。
明治中期 福原家(元財閥)
腰高模様打ち掛け 推定現在価格100万円 福原家所有
経済的に庶民の手が届かなかったもの
明治後期 渋沢家(元華族)
総模様ちりめん打ち掛け 推定現在価格200万円 渋沢家所 有
この頃から総模様など華やかさを増す。
大正時代 蓮沼家(元財閥)
総模様紋綸子打ち掛け 推定現在価格300万 蓮沼家所有
当時としてはモダンな柄。すぐれた模様。
大正時代 善塔家(豪族)
総模様紋綸子打ち掛け 推定現在価格150万円 善塔家所有
加賀友禅を取り入れた、華やかな模様
昭和・戦前 今田家(豪族)
縮緬黒振り袖模様 推定現在価格500万円 今田家所有
昔も今も通用する豪華な打ち掛け
昭和・戦後 池坊家(家元)
総模様紋綸子打ち掛け 推定現在価格500万円 池坊所有
画家の絵による柄。刺しゅうが現代的。
日本の伝統花嫁衣裳の素晴らしさに魅せられて、2001年1月に南青山にサロン兼アトリエを構えてKIMONOドレスのリメイクオーダーとレンタルをスタートいたしました。その4年後の2004年6月に神宮前に事務所を移転。KIMONOドレスも順調に世間に認知されてきましたころ、2009年9月9日にジェイアール名古屋タカシマヤにて個展を開くことになりました。
KIMONOドレスをスタートして約10年の節目にと、「錦のしあわせ 花嫁のために」をアシェット婦人画報社にて出版致しました。
After Before
After Before
以前より仕事がら気になる写真や、ゆっくり読みたい記事などを切り抜き保存して置く私の宝箱をその出版の準備ために何十年ぶりかで開いてびっくり!一枚の花嫁衣裳の切り抜きが現れました。
「これが名門の花嫁衣裳!元華族から財閥、家元まで-明治・大正・昭和三代にわたる花嫁衣裳展」と銘打って7点掲載されていました。今となっては何の雑誌から切り抜いたのか定かでは有りませんが、22~23歳のころにニットのデザイナーの卵として勤めていた人形町の総合卸問屋の会社の頃のものではないかと思います。今から遡るところ約50年前の雑誌になります。その後勤めた会社はアパレルでしたから洋装の雑誌しか見ることがありませんでした。切り抜きは黄ばみ紙は危うい状態になっていました。
20歳前半に私の晩年の生き方を予言したかのようなこの写真には驚き!と、ともに打掛との不思議な運命のような縁を感じました。その運命の打掛たちの本「錦の舞」の出版に皆様の支援を賜りたく!宜しくお願いいたします。
▼これまでの活動
1999年 世田谷ギャラリーにて最初のKIMONOドレスを開催。
2000年 玉川高島屋アートサロンにてKIMONOドレス展を開催。
2002年6月 テレビ朝日 「劇的ビフォアフター」にリメイクデザイナーとして出演。
2002年10月 イシグロダンスシアター公演「今語り、光の君の ものがたり」の衣裳デザイン協力。
2005年 TBS王様のブランチに出演。
2006年~2008年 レコード大賞授賞式の司会者TBSアナウンサー・小林麻耶さんにKIMONOドレス衣裳協力。
2007年~2016年 藤原紀香さんに着物ドレス衣裳協力(NHK紅白審査員・NHKまごころ虹の架け橋司会等)
平成25年 レコード大賞&ミスユニバース審査員(左)
NHK「第15回虹の架け橋 まごころ募金コンサート」司会(右)
2009年 ジェイアール名古屋タカシマヤにて「若槻せつ子ドレス展」開催
「錦のしあわせ花嫁のため」にを出版
2011年5月 サウジアラビアの国家的文化祭典「ジャナドリア祭の日本館に出店展示。
また同地での「JAPAN FAIR」にも出店展示。
2011年9月 ホテルニューグランド横浜にて横浜国際婦人会主催の
「ニューカマー・ウエルカムパーティ」にて「日本の着物文化」についての
トークショーを開催。
2011年9月 日本を代表する若き女流書道家矢部澄翔さんが中東オマーンにて開催された
書道展の際のKIMONOドレスを制作。
2011年11月 新国立劇場にてコンテンポラリーダンス第一人者・加賀谷香さんがチャレンジする近松門左衛門の曽根崎心中の舞台衣装を担当。(日本ダンスフォーラム賞を受賞。)
2012年3月 上海国際パッチワーク展への参加要望により出店。
2012年11月 NHKBSプレミアム「美の壺」に出演。
file258 「ウエディングドレス」
https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/file258.html
2013年2月 日本婚礼美容家協会主催セミナー「着物の色や柄に込められた重いと吉祥パワーについて」を講演。
2014年 全日本洋裁技能協会主催せみなー「日本の伝統美が息づくクチュールドレスの世界」「伝統花嫁衣裳に込められた日本人の美意識と匠・衣裳にやどる不思議なパワーの魅力」を講演。
2014年~ 亜細亜大学経営学部ホスピタリティマネジメント学科にて「日本の伝統美が息づくクチュールドレス」「伝統花嫁衣裳に込められた日本人のおもてなしの心」を講演。
2015年10月 10月9日~11日に新国立劇場で4年ぶりに再演されるダンス「近松DANCE弐題」の「エゴイズム」出演。加賀谷 香さんの舞台衣装を担当。舞台の小道具には白無垢も使用され、また会場入口には色打掛2点を展示しております。
2016年9月 片岡愛之助さんと藤原紀香さんの婚礼衣装をプロデュース。秋山章先生をご紹介。
▼資金の使い道
・出版費用(出版社:株式会社ハースト婦人画報社)
撮影費(カメラマン・スタジオ代・編集・デザインその他)、翻訳費、取材費、運送費、印刷費、その他
・リターン費用
オリジナルの手ぬぐい作成費・梱包・配送費
▼リターンについて
【3,000円】ローブ ド キモノ 若槻 せつ子のオリジナルヴィンテージ打掛絵はがき+御礼のお手紙
名古屋タカシマヤさんの個展の時に作りました。打掛の絵はがきです!(14種類の中の3枚)
カメラマンは有名な鍋島徳恭さんですよ!
【5,000円(A)】若槻 せつ子の着物ドレス作品集「錦のしあわせ」1冊+御礼のお手紙
【5,000円(B)】切り絵の名人作 打掛と着物ドレスのオリジナル手ぬぐい1枚+御礼のお手紙
私の親友のお嬢さん(切り絵作家 門田英子さん)が切り絵してくれました。広島で切り絵の教室の先生ですよ!
こちらは錦のしあわせの着物ドレスをイメージした手ぬぐいです。
画像は手ぬぐいデザインのイメージです。
【5,000円(C)】切り絵の名人作 打掛と着物ドレスのオリジナル手ぬぐい1枚+御礼のお手紙
私の親友のお嬢さん(切り絵作家 門田英子さん)が切り絵してくれました。広島で切り絵の教室の先生ですよ!
こちらは今回の錦の舞の打掛をイメージした手ぬぐいです。
画像は手ぬぐいデザインのイメージです。
【10,000円】ヴィンテージ打掛「錦の舞」1冊+オリジナル手ぬぐい1枚+御礼のお手紙
「錦の舞」本の後ろのページに支援して下さった方のお名前をお入れします。
+御礼のお手紙とオリジナル手ぬぐい一枚2柄の中からどちらかをお付け致します。
【20,000円(A)】10,000円のリターン+オリジナルバッグ(4名様)
オリジナルバッグ(留袖の家紋を活かしたバッグ。同柄のものは無く、全て1点物となります。パーティに便利ですよ!)。
こちらのバックの他にも10,000円のリターン(錦の舞1冊+オリジナル手ぬぐい1枚+御礼のお手紙)をお付け致します。
【20,000円(B)】10,000円のリターン+オリジナルバッグ(4名様)
着物地を活かした手作りのバッグ。同柄のものは無く、全て1点物となります。今時珍しいがま口型と持ち手のビーズ類も貴重です。
こちらのバックの他にも10,000円のリターン(錦の舞1冊+オリジナル手ぬぐい1枚+御礼のお手紙)をお付け致します。
【30,000円(A)】10,000円のリターン+オリジナルバッグ(3名様)
こちらのバックも留袖の家紋をはめ込んだクラッチにもハンドバックにもなる形です。接ぎが無く後ろから前まで一枚で作られています。この丸みを出すのは職人技なのですよ!極細の皮のパイピングも匠の技です。
こちらのバックの他にも10,000円のリターン(錦の舞1冊+オリジナル手ぬぐい1枚+御礼のお手紙)をお付け致します。
【30,000円(B)】10,000円のリターン+オリジナルバッグ(3名様)
こちらのバックは男物の袴の最高級仙台平でおつくりしました。ビンテージの袴地ですので珍しいものですよ!
こちらのバックの他にも10,000円のリターン(錦の舞1冊+オリジナル手ぬぐい1枚+御礼のお手紙)をお付け致します。
【30,000円(C)】10,000円のリターン+オリジナルバッグ(3名様)
こちらは帯揚げと帯締めで作ったバックです。これも物好きな若槻ならではのバックです!無地に見えますが織柄が有りますよ!
こちらのバックの他にも10,000円のリターン(錦の舞1冊+オリジナル手ぬぐい1枚+御礼のお手紙)をお付け致します。
【50,000円(A)】10,000円のリターン+オリジナルバッグ(2名様)
こちらは黒の縮緬に松葉チラシの小紋の生地でおつくりしました、内側も粋な八掛の松葉チラシを使っています。持ち手の皮の円形は握りやすいですよ!
こちらのバックの他にも10,000円のリターン(錦の舞1冊+オリジナル手ぬぐい1枚+御礼のお手紙)をお付け致します。
【50,000円(B)】10,000円のリターン+オリジナルバッグ(2名様)
こちらは打ち掛けの生地とベルベットでおつくりしました。縁起の良い赤地に金糸で織られた飛翔鶴文様を柔らかなカーブを活かした珍しいバックです。
こちらのバックの他にも10,000円のリターン(錦の舞1冊+オリジナル手ぬぐい1枚+御礼のお手紙)をお付け致します。
【100,000円】10,000円のリターン+若槻せつ子によるヴィンテージ打掛の講演
日本の伝統花嫁衣裳に込められた日本人の美意識と匠の技 衣裳にやどる不思議なパワーの魅力について、打掛2~3点ご覧頂きながらの講演(1時間~1時間30分)をお受けします(首都圏以外の場合は交通費別途ご相談)講演内容はご希望が御座いましたらお申し付けください!本人が言うのもなんですが、福島訛りが混じった講演は結構人気ですよ!
また、上記の他にも10,000円のリターン(錦の舞1冊+オリジナル手ぬぐい1枚+御礼のお手紙)をお付け致します。
【300,000円(A)】10,000円のリターン+打掛展示貸し出し致します
打掛10点を5日間展示貸出致します(展示方法や打掛の保険、送料などの詳細はお打ち合わせさせて頂きます)
また、上記の他にも10,000円のリターン(錦の舞1冊+オリジナル手ぬぐい1枚+御礼のお手紙)をお付け致します。
【300,000円(B)】10,000円のリターン+秋山章先生作 額装(1名様)
手描き友禅作家(スポーツ界や芸能界などの結婚式の衣裳を手がけています)秋山章先生の金彩l工芸のタペストリーを額装したインテリアの1点物です。1名様、若槻が特別にお願いしたものです。額装は山梨甲府の地で3代続く表具店 凪於彌(なおや)の石部尚樹さんです。お若いのに凄腕ですよ!
金は世界共通の財貨であり宝です。神社仏閣をはじめ財宝飾物に多く用いられております。特に漆物と金箔は芸術品として価値を高めております。
銘 御所宝 金箔露芝 本手描き友禅 金彩工芸
金引き箔に桜と秋草と御所車を手描き友禅で描いた雅な図柄です。額は漆塗りです。
こちらの作品の他にも10,000円のリターン(錦の舞1冊+オリジナル手ぬぐい1枚+御礼のお手紙)をお付け致します。
【300,000円(C)】10,000円のリターン+秋山章先生作 額装(1名様)
手描き友禅作家(スポーツ界や芸能界などの結婚式の衣裳を手がけています)秋山章先生の金彩加工の作品を額装したインテリアの1点物です
銘 春御所解 ピンク漆糊金水玉 金彩工芸
駒塩瀬をピンクに染めて箔チラシをして金色の輝く雲に日本の代表的な桜と松を本手描き友禅で描きました。額は竹でございます。
こちらの作品の他にも10,000円のリターン(錦の舞1冊+オリジナル手ぬぐい1枚+御礼のお手紙)をお付け致します。
【300,000円(D)】10,000円のリターン+秋山章先生作 額装(1名様)
手描き友禅作家(スポーツ界や芸能界などの結婚式の衣裳を手がけています)秋山章先生の金彩加工の作品を額装したインテリアの1点物です。
銘 丸花紋 黒漆糊唐草花の丸 金彩工芸
黒地に唐草文様の黒漆は箔を施し、丸に四季花を金彩加工で描いた華やかでシックな文様です。額は金箔です。
こちらの作品の他にも10,000円のリターン(錦の舞1冊+オリジナル手ぬぐい1枚+御礼のお手紙)をお付け致します。
▼最後に
このプロジェクトにご興味を持っていただき感謝いたします。
私は20代の初めからアパレルのデザイナーの仕事をしておりました。30代後半に独立してファッションディレクターという肩書で5社ほど顧問をしていました。年に数回の海外出張で情報の収集や顧問先への提案や報告をするために、頭のなかは海外のブランドの動向やファッショントレンドのみで自分の国の文化に重きを置いていませんでした。ある日、京都の顧問先で譲り受けた打ち掛けがきっかけで日本の文化への尊敬の念が生まれました。西洋かぶれの40年を振り返り私はなんと自分の国の文化をないがしろにしていたことか!と恥ずかしくなりました。50代からが新たな私の人生が始まりました。この本の支援をしていただいた皆様が日本に生まれてよかった!と。日本人としてのプライドを持っていただけるような本にしたいと思っております。いま、世界は日本で開かれるオリンピックの影響もあり、日本の文化をとても楽しみに、また、勉強しに観光に訪れています。私達日本人が日本の文化をもっと知りましょう!
最新の活動報告
もっと見る50年前に切り抜いていた花嫁衣裳とのご対面
2017/11/28 17:32今回のヴィンテージ打掛の本、錦の舞を出版しようと決めたのは、50年前に私が切り抜いていた写真(6)との再会でした。アパレルのデザイナーの卵の頃に何故か切り抜いていました。出版会社のエディトリアルスーパーバイザーの棚町さんが気づいてくださり、サロン・ド・テ・ミュゼイマダミナコ先生のお衣裳と言う事が分かり、錦の舞に掲載させて頂けることになりました。そして、昨日50年ぶりにお衣裳と対面すことが出来ました。 今田先生はとても、控えめでいらっしゃいますが、、内面からの情熱はキラキラ輝いていて少女の様で可愛らしかったですよ!http://www.imada-minako.co.jp日本で初めて、ヨーロッパ伝統のお菓子を紹介した著書が人気を呼んでお菓子教室を開くようになり、今田美奈子食卓芸術サロン"を開設し。全国各地から学びに訪れた生徒は2万人を超えます。2009年新宿高島屋4階にミュージアムスタイルのティーサロン、「サロン・ド・テ・ミュゼ イマダミナコ」がオープン。 打ち掛けも、黒引きも60年前の先生の結婚式にお召しに成られたものです。さすがにため息が出るほどの繊細で華やかで美しいお衣裳でした。詳しいコメントは紙面の中でお話いたしますね! 打ち掛けは川島織物でたてわく模様で織られたものに、本金の金駒刺繍が施されています。扇面の地を埋めた金糸刺繍はすべて文様が違います。また、黒のお振袖は幔幕に雲を配した模様の中には数百種の柄が盛り込まれ、あらゆる技法を尽くした、まさに技術の限界に挑戦した作品です。詳しいご説明は京和工藝株式会社の村田和夫代表にお伺いしました。 もっと見る
亜細亜大学にて着物文化について講義しています。
2017/11/27 01:324年前から、亜細亜大学の経営学部ホスピタリティマネジーメント学科のゼミで日本於伝統花嫁衣装をご覧頂きながら着物文化について講義しています。 一番最初に説明したのは「染め」について、金色に輝く秋山先生の打掛からです。藤原紀香さんの結婚式の衣装をお作りになられた秋山章先生の作品です。本手書き友禅金彩工芸の素晴らしいものです。染めの中の手描き友禅に金箔で豪華さを出したものです。紀香さんが、秋山先生の衣裳を着ることになり京都のアトリエに通い、様々なことを学ばせて頂きましたが、「華やかに対しての概念が大きく変わりました」とおしゃっています。こんなに金箔をかさねてていても、決して見せかけの派手さではなく、それが真の「華やかさ」であることを知りました。とおっしゃっています。金は錆びない永遠の繁栄を表しています。 次は縫と箔を説明しました。2枚目の打掛ですが、引箔相良刺繍四季花文様これこそバブル期の贅を尽くした芸術的な打掛です。上品な金と銀の引き箔の地に相良刺繍で四季の花々と美しい野鳥の活き活きとした様子を表現した一枚の絵の様な打掛です。「梅に鶯」も粋な構図は慶事のおもてなしの心配り。薔薇の花や、艶やかな牡丹、子孫繁栄を表わす紫陽花が見事に咲き誇る春の花々と、秋の風情を表わす高貴な紫色の桔梗や、漆箔と刺繍で描いた紅葉の贅沢な逸品です。 最後に、西陣織の織について説明しました。織といますのは唐織と書きます様に古来より中国から渡来いたしました。手織の技術が西陣の職人の技と日本の美意識の高さから独特の絢爛豪華に昇華させたものです。織り上がるのに長い年月を要します。昔はお蚕さんとおまで付けて家の中で桑の葉を食べさせて育てたシルクですから糸からが違います。いまは輸入の糸です。この3枚目の打掛は恐れ多くも昭和61年に英国のダイアナ妃が日本にいらし時に、献上した打掛のレプリカで当時3億円と言われたものです。桐竹鳳凰麒麟紋という非常に貴重な文様で一番格式のある文様です。私が収集している打掛の中には麒麟が描かれているのはこの一枚だけです。 もっと見る
「錦の舞」に掲載する打掛、3日間で104枚の撮影を終えました。
2017/11/25 00:33「錦の舞」に掲載する打掛、3日間で104枚の撮影を終えました。さすがに71歳にもなれば長時間の立仕事はこたえました 〓それでもカメラマンの中村淳さんやアシスタントさん、ハースト婦人画報社の寺坂さん、中島さん、高木さん、スタジオのかた、私の大切な助っ人宇田川さんのチームワークがバッチリで無事とりおえました。 中村さんがこんな凄いのなかなか見たことが無いです ❗しかも一堂に観れたことはカメラマン冥利です ❗と仰ってくださいましたが、打掛は金箔や金糸の刺繍が多く金の輝きを写真に上手く載せるために悪戦苦闘してました。 江戸時代の小袖の立派な本はありますが、打ち掛けの本はありません ❗書店での販売は有りませんので見ごたえのある錦の舞を是非ご覧下さいね ❤ さあーこれからがまた、難関が待っています。原稿やレイアウト等頑張ります!進行状態をまた、ご報告致しますね ❤ もっと見る
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