「ウクライナのニュースを見る度、ミャンマーのことを考えずにはいられない。」
先日、そう言ってくれた友達がいました。
彼女は「あなたが思っているより、この活動は、世界に関心を持つきっかけになる」と言ってくれました。
「ミャンマーで起きていることは、正直、遠くの国で起きていることという感覚でした。でも、活動報告を読むうちに、そこにはごく普通の市井の人々がいて、私たちと何ら変わらない日々の生活があることに思いをはせるようになりました。」
ご支援いただいた方から、こんなメールもいただきました。
プロジェクトを始めてよかったと思える瞬間です。
えほん×かるた
東京都の小石川図書館でヤンゴンかるたを展示してくださっていると聞いて、早速行ってきました。図書館の方がこれまでもミャンマーと繋がりがあり、私たちの活動に関心を持ってくださいました。図書館でミャンマーの方ともお会いしたのですが、「読み札がとてもわかりやすくて、伝わる」と言っていただきました。
かるたは、中高生がよく通る場所に、石川啄木の展示と並べて置いてくださっていました。ミャンマーについての本も一緒に置いてあり、私も図書館が好きなので、企画はよく見るのですが、とても素敵な展示でした。
図書館は、自分から本を探す場であるのはもちろんですが、ふと立ち止まって、目に留まった本を手に取りたくなる、出会いの場でもあります。
これから春休み、たくさんの人が新しい季節に向かう春に、足を止めてミャンマーのことを考えていただけるような出会いになればいいと思いました。
そんな素敵な季節の企画に、ヤンゴンかるたを選んでいただいて、とても嬉しかったです。
3.11に思いを馳せて
今日で、震災から11年。
私の中三の担任の渡部先生は(渡部先生からのメッセージはこちらをご覧ください)、当時、福島の中学校の先生でした。震災の当日のお話や、その後、原発で学校が避難区域となり、再会の目処が立たない中で、避難先での学びが続いたこと、そして津波のお話など、お聞きする機会がありました。
当時、幼かった頃の私は、同じ日本で起こっていることだったのに、東北での出来事が、どこか現実感がないような感じがありました。でも、目の前の先生が福島の震災を経験したことを知ってから、一気にリアリティが増し、テレビで放映される映像に、色や音が入ってくるような衝撃がありました。
人から実際の経験を共有していただくことで、自分ごとになるという経験が、このプロジェクトのきっかけでもあります。
多くの方との出会いを通して、私も学び、刺激をいただく毎日です。私たち一人一人に、平和な未来をつくる責任があります。
小学生から大学生などの同年代の人々に、ミャンマーという国を通して、世界の様々な問題を考えるきっかけをつくることを中心に、活動していきたいと思います。
かるたが届き始め、たくさんの方から、多くの感想をいただいています。許可を頂いて、皆様にも少しづつシェアしていきたいと思います。
(野中優那)