「夢って何だ?@夢みる先輩」
千葉県浦安市の中央公民館で、8月16日にイベントをさせていただきました。
今回は、3回企画のうちの1回を担当させていただくことになりました。
対象が小中学生だったので、ロンジーを着たり、サウンガウを弾く体験をしたり、東南アジア各国の通貨を実際に触ってみたりしました。
小学生にもわかりやすくクーデターを伝えるために
かるたで楽しくミャンマーを知った後は「クーデターが起きる」とはどういうことか、考えてもらいました。
「昨日までの日常が突然奪われる」ことが無差別に起きるということを、ガチャを回すことによって体験してもらいました。
私に力がなくても
ヤンゴンかるたを通して知るSDGsや、私が考える探究学習についてもお話しました。
「今日知ったこと、考えたことをお父さんやお母さん、お友達に少し話してみることが、探究につながる」と伝えました。
私は今、たくさんの方々に助けていただいて、活動の輪が広がっていると感じます。
「自分には力がない」と思って行動を起こさないよりは、自分にできないことをどんどん人に頼って教えてもらうことによって、活動を続けていくことができる、と応援してくださる皆さんから教えていただいています。
これからも、子どもたちに伝えたい
私が教育に対して危機感を感じた理由は、障害者の兄がいるからでした。
兄は「書けない」障害があることで、学びを閉ざされる不安を常に感じていました。だからミャンマーの子どもたちの学びが、コロナとクーデターによって奪われることを当初から危惧していました。私たちのプロジェクトは、「ミャンマーの子どもたちの学びを守りたい」という気持ちから始まりました。
イベント終了後もかるたの札の質問が来たり、「どうしてクーデターが起きたのか」など、直接聞きに来た子がいました。知る機会さえあれば、小学校高学年くらいの子も関心を持ってくれるということを、改めて実感しました。
かるたでひらく ミャンマーへの関心の扉
公民館の方からも、大人の専門家の話はもちろん素晴らしいけれど、私のような高校生が話すことで、「自分達も何かできるんじゃないか」と問題がより身近に感じられるのが良い、と言っていただきました。
参加者の皆さんからは「NHKのテレビで見ていたけれど、実際に話を聞いたら内容がより伝わってきた」「かるたが楽しかった!!」「かるたを取ることで想像より何倍もミャンマーのことを伝えられているのがすごいと思いました」など、多くの嬉しい感想をいただきました。
可愛い民族衣装や触れたことのない楽器、日本の電車が走っていることなど、人によって一番響くポイントはそれぞれですが、そこを入り口にミャンマーについて考えていただく機会を増やしていきたいと思います。
ぜひ、皆さんの住む地域にも呼んでいただきたいです!今後も応援お願い致します。
(野中優那)