小学校でイベントをしました
9月15日(木)に、千葉県の浦安市立浦安小学校でかるたイベントを開催しました。
規模は、なんと過去最大の小学校5、6年生100人。1〜4時間目の授業内に、ミャンマーについて伝えました。普段のメンバーの他にも、東京外国語大学や東京女子大学から応援に来てくださいました。
最初のKahootを使ったミャンマークイズでは、ミャンマーの国旗や形、人口やお米の生産量について出題し、グループごとに白熱しました。
その後はヤンゴンかるたで遊びながら、ミャンマーの文化や人々の暮らしを伝えると、みんな興味深そうに聞いてくれました。前半の最後は、かるたクイズを交えながら、ミャンマーのインフラ問題についても触れました。
そして、実際にミャンマー文化に触れていただきました!
東京外国語大学ビルマ語科の先輩方を中心に、「ミャンマー」「日本」「ミンガラーバー」など、簡単なあいさつや国の名前をミャンマー語で書いてみる体験を行いました。
他にも、ロンジー体験やサウンガウ体験をしました。体験時間に、気になるかるたの札について、質問しに来た子もいました。
「クーデターが起きる」ってどういうこと?
「クーデター」という言葉は日本に生きていると馴染みがなく、意味がよくわからない人が多いと思います。
いまミャンマーで何が起きているのか、わかりやすく伝えるために、一人一人にくじを引いてもらいました。くじには、実際にミャンマーで起きた出来事がイラストとともに書かれています。
生徒はお互いのカードを見せ合い、「怖い」「ひどい」といった声が聞こえてきました。
いまミャンマーで苦しんでいる人たちは、私たちと同じように日常を生きてきた人たちです。まるでくじを引くように、突然、不幸が自分の身に降りかかる。それが、「クーデターが起きる」ということです。
村を焼かれ家族を失い、武器を持つ若者もいます。戦うことを選んだ彼らを、簡単に肯定することはできません。でもクーデターが起きなかったら、彼らが戦うことはありませんでした。
平和も民主主義も、決して当たり前ではありません。
思いのバトンをつなぐ
「国際社会の中で、私たちにできることは何だと思いますか?」
ミャンマーの文化や歴史、そして現状を伝えた上で、生徒に聞いてみました。
「私たちにできることは何か」と聞かれると、とてもハードルが高く難しいことに感じますが、まずは知ること、そして興味を持ったら、日本にあるミャンマーレストランでご飯を食べてみること、ミャンマーについての本を読んでみること、ニュースについて話し合うこと、それが国際社会の中で私たちにできることの「第一歩」です。
何より、今日知ったこと考えたことを家族や友達に話してほしい、と伝えました。ミャンマーの人々の思いのバトンをつなぐこと、それが私たちヤンゴンかるたのメンバーにできることだと思っています。
ヤンゴンかるたが伝える「探究」と「SDGs」
今回、公教育の場でのイベントだったということもあり、より新しい教育と結びついた形で何か伝えられたら、と考えました。
ヤンゴンかるたは、持続可能な取り組みについてのカードも含まれていますし、「自分で問いを立て行動する」探究について考えるきっかけにもなります。ミャンマーをさまざまな場所で伝えていくためにも、参加者や主催者のニーズに合わせた提案をこれからもしていけたらと思っています。
当日の様子がNHKラジオ第一にて放送されました
15日22時〜のNHKジャーナルで、ヤンゴンかるたの小学校イベントの様子を伝えていただきました!
下記のURLから、9月22日まで聞くことができます。
https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=0045_01_3808627_1806
ぜひお聞きいただけると嬉しいです!
note開設のお知らせ
この度、ヤンゴンかるたのnoteを開設しました。
こちらの活動報告も引き続き更新していきますが、徐々にnoteに移行していきたいと思いますので、ぜひフォローをよろしくお願い致します。
現在は、過去の活動報告を投稿しています。
この機会に、また読んでいただけたら嬉しいです。
引き続き、ヤンゴンかるたをどうぞよろしくお願い致します。
(野中優那)