はじめに私の孫娘が立ち上げたこのプロジェクトにご賛同くださった皆様に、心から感謝申し上げます。私事ですが今年の9月に左腎盂癌の宣告を受けました。その後、治療方針を決めるため数々の検査を受けたのち、身体への多大なダメージの心配があるため腎臓の摘出手術を断念。医師と相談し、生活の質を下げない理由から、抗がん剤治療、放射線治療もせずに、ただ経過観察のみの生活を余儀なくされることになりました。私は現状を受け入れながらも、今後とも力強く、そして明るく、更に多くのシーサーを作成しながら余命を生き抜く覚悟を決めました。そんな折、私が知らぬ間にチャレンジしてくれた可愛い孫娘のこのクラウドファンディングは、私の現在の闘病生活における力強い応援です。支援者の方々が増え続けるのをチェックするのも、毎日の楽しみとなりました。その上支援者の皆様の励ましのお言葉に勇気をいただいています。ありがとうございます!!ただただ感謝あるのみです。福井善徳
シーサーだけでなくお茶碗も、今回の挑戦のリターンで人気になっています。「三島焼」についても、今回祖父にインタビューしてみました。=============三島焼の特徴その1:象嵌(ぞうがん)うつわの表面に彫りを入れ、白土を埋め込む装飾が特徴です。三島という名の由来については諸説ありますが、その一つに「三島暦」から名付けられたという説があります。三島暦(みしまこよみ)とは、静岡県三島市にある三嶋大社が発行していた暦のことです。陶器表面の装飾模様を、三島暦の仮名文字に見立てたのが名の由来といわれます。三島の特徴その2:印花(いんか)この装飾方法は、スタンプで連続模様を押したものです。まず土が柔らかい状態でスタンプを押します。次にその凹んだ部分に白い土を埋め込んでいきます。そして表面をきれいに削って、釉薬をかけて焼くと画像のような作品が出来あがるのだそうです。=============この可愛い小花柄のスタンプを手で押し込む作業が、とても根気と時間がかかり、茶碗1個につき1000〜1200回も打つのですって!器械ではなく手で一つ一つ付けるからこそ、それぞれのお茶碗がどこか似ているようで違う仕上がりになるのが、味があって楽しみなんだとか。こんな緻密な作業ができる88才のおじいちゃんはやっぱり凄い!三島のホテルに納品したこともあるほど人気のお茶碗も、是非チェックしてみてください。
嬉しいご報告です!多くの皆さまのご支援により先日当初の目標を達成することが出来ました。驚きと感謝の気持ちでいっぱいです…!ありがとうございます!!みなさまの温かいメッセージやご支援に、私も祖父も日々すごく励まされています。善徳じいちゃんの「笑福シーサー」「開運茶碗」を通して、もっともっと多くの人に幸せの輪を広げたいと思いまして、この度支援者数のネクストゴールに挑戦することにしました。次の目標は88歳の祖父にちなんで/『支援者88人達成』です!\引き続き応援あたたかい応援をどうぞよろしくお願いします!!!
みなさん、陶器が作られるまでの手順をご存じですか?実はすっごくたくさんの時間と手間がかかっているということを、私は祖父に教えてもらって初めて知りました。今回は善徳じいちゃんの作業場風景を少しだけご紹介したいと思います。①形を作る(2時間)粘土をこねて、シーサーの形を作っていきます。この作業だけで、1体に約2時間程かかるのだそうです。歯だけは怖い(笑)!⇓②素焼きをする(7時間) 形が出来たら、今度はじっくり低温で素焼きをしていきます。焼窯はこんな感じ。電動です。⇓③釉薬を塗る(1時間)素焼きが終わったら今度は釉薬を塗ります。この段階で、どの色にするか、どんな質感にするかが決まるんですって…!ちなみに、私のお気に入りは淡い水色のシーサーです。⇓④本焼きをする(15時間)そんなに長い時間焼くの!とびっくりしました。半日以上かけてじっくり本焼きします。長い時間焼くので、しっかりと形を形成しないと熱に負けてポロっと欠けてしまうんだとか。何度も失敗を重ねて今の形になったのだそうです。とても根気がいる作業ですね…。\はい、完成です~~~!/ひとつひとつ丁寧に、時間をかけて手作りされた愛らしいシーサーたち。そのすべてに善徳じいちゃんのこだわりが詰まっています!次は三島焼の作り方についてお伝えしますね(^^)