2022/03/02 00:09

600万円&600人 という私の予想を「アホほど」超えた盛り上がりで、クラウドファンディング、大成功のうちにまずは募集が終了しました。

本当にありがとうございました。2月28日の夜はどこまで行くのか、そわそわして手につかないような感じでしたね。何はともあれ、

みなさまありがとうございました!!!!!

その横では醪が湧いていて、、、、、、ここは地下水が使えるのですが、滋賀県では聞いたことがないくらいの硬水。硬度150。ひょっとしたら、酒造業界的に日本では珍しいくらいの硬水ではないですか。味わい的には本当にクリアな水なのですが、硬度が高い。

そして始まるのです。仕込みNo.1 七転八倒ハッピー劇場。

ここからは、業界人以外、何いっているのかわからないかもしれませんが、気にせずに書きます。

まずは、初めてトライする白麹高温糖化酛。白麹ってのは焼酎で使われる酸っぱい麹のこと。いきなり本番という私らしさ全開。やったことないのに、できるだろうという。だって甘酒は何百回と仕込んできたんだから。白麹高温糖化酛ってのは、簡単に言いますと、「酸っぱい甘酒を作って、そこに酵母を湧かす」という方法。しかしやったことがないのでどんなになるのか見当もつかない。

まあ、科学的に作った「乳酸」を添加したらお酒作りは安全に始められるのですが、それって面白くないやん?発酵ブームで、家庭でも白麹・黒麹が使われるというのに、いつまで酒造業界は乳酸に頼るねんって。まあ、それはさておき。

仕込んで翌日に酸度8という酸っぱい!!!に始まりました。嘘やろ???と、分析値を3度見。業界人はわかると思いますが、滴定酸度のための水酸化ナトリウムの消費が激しい。すぐに酸度10を超える。もしかして乳酸菌汚染???と一瞬不安になるものの、香りは綺麗。そして1日にボーメが6切れる。普通は、2〜3とか切れるもんですが、6ですよ、6。慌てて冷やしました。丈夫な酵母なのかわからないので、それほど枯らさずに、本仕込みの予定を早めました。

酒母以外は教科書通りの仕込み配合に近い感じで、沸きすぎ注意ということで、水少なめにしました。汲み水歩合って言うんですが、普通は120~130にするところ、108。

108

そう、煩悩の数。ノリですよ、ノリwwww ええ、私、煩悩の塊ですから。

一応、水詰めたし、仕込み温度6.7だし、そんな急に湧かないでしょう、、、、と仕込んだ日はぐっすり寝ました。

翌朝、、、、、、こりゃあやば〜〜〜〜いって感じの、異様な溶け方、湧き方。2日目には櫂が普通に入る、、、、、。こんなの初めてだぞ。液化が進みまくって酵母が増殖しまくっているけども、糖化が追いつかない感じ。

慌てて追い麹、追い麹2、結局、汲み水100%(専門用語ですんません)。つまり、麹たっぷりかつ、水めちゃくちゃ少なめの配合に結局なりました。それでも元気よすぎ、、、、。

今は、サーマルタンクの強みを活かして、発酵の日数を稼ぐために(口当たり良く溶かしたいから!)、品温抑えてます。最高品温13度。おとなしかったら18度くらいいって暴れたろうと思ってたのに、無理、吟醸造りの温度やんけ。

この仕込みNo.1。逆にもう2度と造れないでしょうねwwww

どんな味になるのでしょう。私もわからない。でも、最終的には美味しいものに仕上げますよ、そこは意地です。

お楽しみに!!


リターンについてのご連絡、少しづつ進めていきます。何せ一人で全てのことをやっておりますゆえ、スケジュールよりも遅くなる予感です。申し訳ありません。ゆったりとお待ちいただけますか、、、、。よろしくお願い申し上げます。