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~「お金の地産地消」のさらなる推進を目指して~『白書2017』を発行します!

地域の課題解決に地域の“志金”を生かす「お金の地産地消」を担う行政、コミュニティ財団、NPOバンク、(地域)金融機関による製作委員会で発行する『白書2017』では、信用金庫や信用組合、労働金庫へのアンケートやヒアリング等を踏まえ、「人口減・収入減の未来に、信金・信組・労金ができること」を提案します。

現在の支援総額

862,500

71%

目標金額は1,200,000円

支援者数

189

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/11/10に募集を開始し、 189人の支援により 862,500円の資金を集め、 2017/12/29に募集を終了しました

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~「お金の地産地消」のさらなる推進を目指して~『白書2017』を発行します!

現在の支援総額

862,500

71%達成

終了

目標金額1,200,000

支援者数189

このプロジェクトは、2017/11/10に募集を開始し、 189人の支援により 862,500円の資金を集め、 2017/12/29に募集を終了しました

地域の課題解決に地域の“志金”を生かす「お金の地産地消」を担う行政、コミュニティ財団、NPOバンク、(地域)金融機関による製作委員会で発行する『白書2017』では、信用金庫や信用組合、労働金庫へのアンケートやヒアリング等を踏まえ、「人口減・収入減の未来に、信金・信組・労金ができること」を提案します。

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地域金融機関、特に信用金庫や信用組合に地域課題の解決にもっと関心を持ってもらい、参画しやすい状況を一緒につくっていけないかと考え、製作・発行した『お金の地産地消白書2017』。そんな思いが込められた『白書2017』の発行記念イベントを、2018年3月28日に開催しました。

 

オープニングで、『白書2017』製作委員会の代表で、コミュニティ・ユース・バンクmomo理事の木村真樹は「協同組織金融機関の原点を示す言葉に『貸すも親切、貸さぬも親切』がありますが、信金・信組がこの言葉を実践していればmomoという組織は要らなかったはず。地域の課題解決に地域の“志金”を生かす「お金の地産地消」のさらなる推進をめざして、この白書を製作させていただきました」と話しました。そして、「『白書2017』を製作する中で、“対話”が地域金融機関が変わっていくためのキーワードであると強く感じました。なので、本書をお披露目するこのイベントでは対話をしようということで、『対話する銀行』の著者でもある江上広行さんにこの場の進行をお願いしています」と続けました。

 

ここから進行は江上広行さんにバトンタッチ。「Active Book Dialog(ABD)」という読書法で本イベントの進行をお願いしました。ABDに入る前に、対話の前提として「考えるな、感じろ」「肩書、立場は関係なし」「『正しい』はない」「誰が言ったかは関係ない」「みんなが話す」といったグランドルールの説明から始まり、チェックインとして、そばにいる3名で「ここ最近の自分に起きている変化」「最近感じたどうしても許せないこと」「話してスッキリしたいこと」のうちどれか話したい話題一つを話し、参加者同士で共有しました。

 

そして、ABDの説明をした後、実際に参加者全員がABDを体感しました。ABDでは、(1)コーサマライズ:一冊の本(ここでは『白書2017』)を参加者が5グループに分かれ、各グループがパートを読み、要約文を作ります。(写真1)

 

写真1:(1)コーサマライズで作成された要約文

 

そして、(2)リレープレゼン:リレー形式で各グループが要約文をプレゼンします。(写真2)

 

写真2:(2)リレープレゼンでのプレゼン風景

 

最後に、(3)ダイアログ:問いを立てて、感想や質問について話し合い、深めます。(写真3)

 

写真3:(3)ダイアログ:それぞれの立場から感想、質問を共有

 

ダイアログでは、『白書2017』の内容について、実際に自分自身が「賛同している⇔していない」「行動している⇔していない」軸(写真4)に分けた上で、自分がどの範囲に属しているかを区別し、「わかってほしい気持ち」や「ぶっちゃけ思っていること」を共有しました。また、試験的に違う範囲に属してみることで、その人がどんな気持ちかを実感する時間も参加者同士で共有しました。「賛同している」けど「行動していない」範囲にいる人からは、「行動できている人がうらやましい」といった感想や、「賛同していない」けど「行動している」範囲にいる人からは、「やらされ感があり、息苦しい」といった感想をいただきました。

 

 

写真4:『白書2017』の内容に対して「行動」と「賛同」の軸を引いた時の度合いを表した図

 

最後にチェックアウトとして、全体を通しての感想を参加者同士で共有し、本イベントを終了しました。イベント後のアンケートでは、「対話とは何か、自分の中に眠る本音や、その場にいない人の声も拾うような場を体験しながら考えられました」「こうした対話を含めた場をもっとつくっていきたいと改めて思いました」といった声をいただき、対話に対する関心の高まりを実感しました。

 

なお、本イベントにご参加いただいた人の中で、一番数が多かった属性は遠方の金融庁からお越しいただいたみなさまでした。冒頭のごあいさつで熊崎貴之さんからは、「momoが存在しているということは、従来の行政・金融機関は現状の地域課題に対応できていないぞ、と問題点を投げかけているのではないでしょうか。地域金融機関は白書に書かれている問題意識のもとで、新たな答えをつくる取り組みを進めるべきです。あるべき金融の姿は、事業者や社会の役に立っているかであり、地域金融機関がイニチアティブを取って事業者に向き合っていくことが肝要であると考えます。この取り組みを広げていきましょう」とのお言葉をいただきました。地域課題の解決に向けた仕組みづくり、また地域金融機関に対する強い想いを感じました。

 

この度、『白書2017』の製作に携わってくださったみなさん、クラウドファンディングで支援してくださったみなさん、お忙しい中ご参加いただいたみなさん、ゲストのみなさん、準備から片付けまでを手伝ってくれたmomoのみなさん、ありがとうございました。

 

なお、momoでは今後、本書をテキストにした信金・信組向けの職員研修も実施したいと考えています。参加者のリーダーシップを育むために、講師が知識や技術を教える講義形式ではなく、職員参加型のグループワークで対話を繰り返し、「お客様との共通価値の創造」の理解を深めます。ぜひ開催をご検討ください。(文責:コミュニティ・ユース・バンクmomo運営事務局・久野)

 

※『お金の地産地消白書2017』の購入方法や、信金・信組職員向け研修につきましては、下記URLをご参照ください。

http://www.momobank.net/news/2602/

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