私たち3人がモノ作りプラットフォーム
「Nextory」で挑戦する本当に着たい服
子育てをしながら、仕事や家事にと日々過ごしている私たちが挑戦したのは、地球に優しい服づくり。子どもと地球の未来のために、お洒落が好きな私たちができる環境問題のアクションのひとつに“ファッションのサステナブル”があると考えました。
ママだから無難な服ではなく、ママでも一人の女性としてきれいでいたい!
長く愛用したいから、上質な素材とシンプルなデザインがいい!
そんな気持ちから
「1枚で何通りの着こなしを楽しみたい」
「逗子や葉山らしいリラックス感があるのに、モードなニュアンスもある服」
「子どもと公園にも行けて都会にもなじむ、お洒落なワンマイルウエア」etc.
といった30代の私たちのライフスタイルに寄り添う、本当に必要で欲しい服づくりに挑戦しました。
✓ 受注生産のため在庫を持たない=大量廃棄などの問題がない
✓ いろいろな着方ができる汎用性の高いデザイン
✓ 天然繊維や再生繊維を主に使用
✓ 作り手の“こだわり”、“思い”を分かり易く伝えたmade in Japanの服
✓ 大切に長く着るための情報を発信
とサステナブルな視点を大切にして、7点のニットやワンピースをデザインしました。欲しい服を必要な枚数だけ作り、いろいろなコーディネートで大切に長く愛用して欲しい、そんな想いを込めたプロジェクトです。
私たちと一緒に、ファッションからサステナブルなアクションを起こしてみませんか?
ファッションプラットフォーム「Nextory」とは?
Nextoryは、サステナブルな社会実現に向けて取り組む複合専業商社 日鉄物産株式会社・繊維事業本部のモノ作りプラットフォームです。同社はSAC(Sustainable Apparel Coalition)に商社としていち早く加盟し、世界のSAC加盟各社と共に、環境への負荷を最小限に抑えるサプライチェーンの構築と、労働環境改善によるサステナブルなモノづくりを目指しています。また国内有力アパレル・セレクトショップ等の企画・生産を担ってきた、アパレル・グッズのモノ作りのプラットフォームを持つ企業です。
その基盤を活用し、クリエイティブパートナーの想いを商品化からサポートするプロジェクトが、ファッションプラットフォームNextoryです。
ひとりひとりの大切にしてきた想いを、日鉄物産のサプライチェーンによる透明性の高い素材と生産工程で商品化しお届けします。
Nextoryは今後も、アパレル、ファッショングッズ、ライフスタイルグッズなど、サステナブルな物作りと発信に挑戦するクリエイティブパートナーと共に、ファッション業界の課題解決を目指します。
※SAC
2011年に設立された主にアパレルや靴製品を対象に、小売り、アパレルメーカー、縫製工場、素材メーカー、研究所、政府機関等が一体となって、環境への負荷を最小限に抑えるサプライチェーンの構築と労働環境改善を目指す団体。(11/5現在、277社が加盟)
<Nextoryが取り組む6つの問題>
- ①労働問題
- →SACに加盟している日鉄物産の行動規範に同意頂いたパートナーの生産背景を活用します。
- ②環境問題
- →エシカルに配慮した素材、原料を背景とした素材開発を目指します。
- ③在庫問題
- →完全受注発注形式により、余剰在庫の排除。廃棄処分ゼロのプラットフォームです。
- ④国内生産問題
- →日本の産地を見直し、作り手の“こだわり”、“思い”を分かり易く伝え、日本生産の付加価値を伝えます。
- ⑤価格の透明性
- →製造コストから費用までを分析し、開示し、原価の見える化を行います。
- ⑥ファッションの同質化問題
- →クリエイティブパートナーの個性を重視したファッションを発信します。
3人のNextory クリエイティブパートナー
<林 理永プロフィール>
1988年 北海道生まれ。お寺育ち。フリーランスの編集ライターとして様々なメディアで活動後、2017年に第一子、2020年に第二子を出産。2018年に『HAHA PROJECT』を立ち上げ、現在はプロジェクトメンバーとともに、「整える」をテーマにした母たちのコミュニティを運営。女性の新しい働き方を模索、実践している。身長158cm。
<プロジェクトへの想い>
編集者としてファッションに関わっていましたが、出産後は気持ちが離れていました。生活が大きく変化したこともあるし、ファッション産業の課題を知ると華やかな世界がむなしく思えてきたのも一因です。でもプロジェクトをきっかけに「どんな服が欲しい?」「どんなデザインにする?」と考えはじめたらすごく楽しく、「やっぱり私はファッションが好きだ!」という気持ちを思い出すと同時に「サステナブルで本当に着たい服を作ってみたい!」とワクワクしてきました。
私が最初に考えたのは「服はもっと自由でいいよね」ということ。買った服をそのまま着るだけでなく、クリエイティブな気持ちでお洒落を楽しんで欲しい。また「服を買って、飽きたら売る」のサイクルが短期的過ぎると思っていたので、飽きたら袖や丈をカットしたり、染色するなどリメイクできる服なら、もっと長く楽しめてサステナブルに繋がるのではと考えました。これは娘とキャンバスや石に絵を描いたり、調味料を手作りしたり、野菜を育てたり…といった葉山での自然に近い暮らしが発想の原点です。
そんな自分らしく長く着倒せて、創造性を取り戻す服を「余白のある服」と呼んでいます。染色できるよう天然素材を使うことにもこだわったので、おすすめは、白。セットアップで着こなしの幅を広げたり、自分の好きな色に染めたり、絵を描いたりと、自分らしく長く愛せるお洋服に育ててもらいたいです。
<宮城万里奈プロフィール>
1986年生まれ。逗子市在住。ライフスタイル全般を扱う企画会社にて販促、新規事業立ち上げ等を経て独立。現在は、ライフスタイルプランナー、クリエイティブディレクターとして女性のライフスタイルに関わる企画・プロジェクトなどに携わる。一児の母。身長159cm。<プロジェクトへの想い>
昨年、夫の転勤で大阪から神奈川県逗子市に引っ越してきました。
海と山が身近にあるなかで子育てをしていくうちに、海岸に落ちているゴミが気になり出したり、日々の暮らしでプラスチックゴミの多さを目の当たりにし、「この目の前の自然を守るために、自分には何ができるのか」と考えるようになりました。逗子や葉山には環境問題への意識が高い住民も多く、コンポストをおいて生ゴミを出さない、プラスチック製品をなるべく買わないなど、自分ができることからエコ活動している姿に刺激を受けたのも、今回のプロジェクトに参加するきっかけになっています。
そして、ファッションは私にとって「自分らしさ」を表現するための暮らしの大切な要素だからこそ、消費するだけでなく、サステナブルな視点で考えてみたいと思いました。30代になり肌の質感や体のラインが変わり、子どもとアクティブに活動する中で20代とは着たい服も変わってきました。
逗子や葉山のおしゃれな人たちは、ヘルシーな肌見せが上手。そんな素肌をサラッと見せて女性らしさを薫らせるのに、リラクシーな気分に浸れる。湘南の暮らしに似合うのに、都会にも着ていけるモードなニュアンスがある服をつくりました。カジュアルにも、きちんと見せることもできるその人のライフスタイルに寄り添った服でありたいと思っています。様々なスタイリングで自分らしさを楽しんでもらいたいです。
<森田みやびプロフィール>
1991年生まれ。12年間ドイツで過ごし、サステナブルなマインドを培う。2児の母、本業は専門商社での販促関係を担当。副業として「HAHAPROJECT」の運営に携わり、ファッション誌BAILAの読者モデル兼ブロガー「スーパーバイラーズ」としても活躍。「楽しくエシカル」な生活を心がけ、インスタグラムでも積極的に発信中。身長173cm。
<プロジェクトへの想い>
2年ほど前からインスタグラムと『BAILA』のブログでサステナブルについて発信しています。マイバッグ、マイボトル、プラスチックごみを減らす選択をするなど日々の生活のなかで自分ができるアクションはしていたけれど、ファッションではどんなことができるのか想像がつきませんでした。そもそも自分がいつも着ている服はどうやってできるのか、アパレルのサステナビリティを学びたい、という好奇心でこのプジェクトに参加しました。
実際にファッション産業の課題を知り、大量廃棄の数字を見た時は衝撃的でしたし、水をたくさん使っているとか、環境問題だけではなく労働問題にも直結するなど危機感を持つことができました。このプロジェクトを通して「学んだことや気づき」を積極的にシェアすることも大切にしていきたいです。
服づくりは妊娠中のため最初は迷いましたが、「今の私にしか作れない服がある!」と思ってニットのトップスをデザイン。妊娠中はどんどん服が入らなくなって、気が滅入ります。ザクっとしたトップスを羽織ればお腹やお尻、腰回りが隠せておしゃれに見える。マタニティ限定ではなく「体型に悩みがある人がきれいに見える」ことにこだわりました。
また妊娠中は肌も敏感になり、匂いも気になる人が多いので「1日中着たい気持ちよさ」を基準に、たくさん生地を触って直観で決めました。
リターンについて
【Rie.H】 リネンセットアップ(ワンピース&パンツ) ホワイト/ブラック
ずっとリネンのワンピースが欲しいと探していたけれど、もう少しスタイリッシュなものが欲しかったので、私自身が着たいシンプルなセットアップを作りました。朝起きてすぐにワンピースを着るだけでどこへでも出かけられるし、足もとをヒールにしてドレスアップしても、パンツと合わせると、甘すぎずモダンな雰囲気に。私は自分用に白を2着ゲットして、1着はデニムに染めたいと思っています。色は白のほかに黒も用意。どちらも自分で遊んで長く着られる"余白のある服"です。
【Rie.H】リネンワンピース ¥19,500/ リネンパンツ ¥14,500
【Marina.M】コットンカシミアニットワンピース ライトベージュ/ブラック
前はボートネック、後ろは背中を大胆に開けた深Vデザインです。後ろ前にも着られる2WAY仕様なので、前後の着方で印象がガラリと変わります。コットンの細畝は適度な地厚感があり、体型を拾い過ぎないけど緩すぎない絶妙なシルエットを実現しました。ワンピース1枚で着ても、パンツとレイヤードしても、スタイリングが楽しめる丈感です。長めの袖はクシュクシュっとまくって手首を出したり、バングルを重ねたりと、手もとのおしゃれを着こなしのポイントに。素材はカシミヤ&コットンで、カシミヤは紡績段階で生まれる落ち棉(ワタ)を再利用したものを使用。 ワンピースは3Dの立体編立で端切れなしで糸を無駄なく使っている点もサステナブル。色は明るめのベージュとブラックです。
【Marina.M】ニットワンピース ¥20,100
【Miyabi.M】 オーバーサイズ コットンパーカー オフホワイト/マスカット
子どもと公園など外で過ごす時間が多い私にとって、首回りにボリュームがあってマフラー代わりになるパーカーは重宝するアイテムのひとつ。パーカーはカジュアルなアイテムだからこそ、あえてニット素材で“手を抜いてそうで、抜いてない”お洒落感、コーディネートによってはフェミニンにも着こなせるデザインに。両サイドにスリットを入れて、動きやすさにもこだわりました。デニムに似合うオフホワイト・ マスカットの2色。
【Miyabi.M】オーバーサイズ コットンパーカー ¥22,000
【Miyabi.M】 リラックス コットンニット オフホワイト/ダスティーピンク
例えば友達を家に招いたときに、気負わずにお洒落に見えるワンマイルウエアをイメージ。気になる腰回りはカバーしつつ、デコルテはボートネックで素肌を見せて女らしい抜け感も出す、バランスにこだわりました。両サイドに深いスリットを入れることで、お腹が大きくてもきつくならず、長時間着心地がよく、動きやすいを叶えました。定番の黒パンツとの相性を考えて、万能のオフホワイトと肌がきれいに見えるダスティーピンクをセレクトしました。
【 Miyabi.M】 リラックス コットンニット ¥15,800
【Marina.M】 カーディガンキャミソールセットアップ チャコールグレー/コーン
カーディガン、キャミソール単体でも、カーディガンを後ろ前に着ても様になるなど、いろいろな着こなしが可能なセットアップです。キャミソールはアメリカンスリーヴの肩紐の細さで女性らしさを引き出します。両肩をスッキリ出してヘルシーに、カーディガンからほんのり肌を見せてセクシーにと表情豊かに。ベーシックなチャコールグレーと春らしいニュアンスのコーンの2色展開です。
【Marina.M】 カーディガンキャミソールセットアップ ¥18,200
【Rie.H】 コットンニット ベージュ/オフホワイト
逗子や葉山はアウトドアな雰囲気と都会的な雰囲気を合わせてバランスよくオシャレを楽しんでいる人が多く、私もそんな絶妙なバランス感のあるオーガニックコットンのニットが欲しくて作りました。首元の深Vを前にしても後ろにしてもOKで、オールシーズン、パッと着て出かけられる、水着の上にも羽織れる、デニムに似合うイメージです。これは“家事ができるニット”と呼んでいて、腕まくりして家事もできて、お洒落なお店にもそのまま出かけられるという実用と洗練のバランスを意識しました。色は、春に着たい、明るいベージュとオフホワイトを。
【Rie.H】 コットンニット ¥9,700
スタイリング ミーティング ムービー
実施スケジュール
11/30 掲載終了
12月初旬 生産開始
1月下旬 生産終了
2月初旬 お届け予定
※想定よりも多くの支援者様からご支援を頂いた場合はリターンのお届けが遅くなってしまうことがございますがあらかじめご了承ください。
最後に
私たち3人がNextoryと出会ってスタートした
「私たちが本当に着たい服を届けたいNextoryプロジェクト」
真夏のオフィスでのプレゼンからスタートしたアイテムが、サンプルが出来上がり、
スタイリングに試行錯誤した撮影を経て、やっとこのキャンプファイヤーで公開となりました。
今後も活動報告やインスタグラムを通じて、モノ作りの過程や着方、
お手入れの仕方などをお伝えしていきたいと考えています。
服は、着る人や着方によってさまざまな異なる表情をみせてくれます。
「私たちはこんな服が着たい、届けたい」から始まったNextoryの服が、
皆さんの日々の中に、笑顔をお届けできる1枚となることを願っています。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
最新の活動報告
もっと見る工場見学 in 新潟!!!!
2021/11/19 21:00新潟県見附市の丸正ニットファクトリーに訪問!!活動報告レポートにてファッション業界の解決するべき課題について書かせて頂いておりましたが今回は先日、クリエイティブパートナーの林さんと宮城さんが丸正ニットファクトリー株式会社様に訪問し、ニットが実際に編み立てられていく工程を見学してきましたのでそちらの報告です!↓動画がございますので是非ご覧ください。丸正ニットファクトリーさんのような非常に高い技術を持っている縫製・編立工場は 国内にはたくさんありますが工員さんの高齢化・後継者不足が深刻化しております。こういった高い技術が衰退して失われることがないように、国内の繊維産業にスポットを当て、消費者の皆さんにメイドインジャパンのすばらしさを伝えていくこともNextoryの存在意義の1つだと考えております。田村 もっと見るファッション業界が解決すべき問題 ③在庫問題
2021/11/12 21:00イギリス高級ファッションブランド売れ残り焼却問題イギリスを代表する某有名高級ファッションブランドが、自社の商品が安い値段で市場に出回ることでブランド価値が下がることを防ぐために数十億円にも上る額の売れ残り品を焼却していたことが世界的に問題となりました。当時、ブランド価値を保護するために同様の手段をとっていたラグジュアリーブランド企業は少なくなかったためインパクトはとても大きく、在庫を出さずに商品を生産していくということがファッション業界の達成すべき目標の一つとなりました。国内のアパレルの現状国内のアパレル製品年間供給がおよそ29億点なのに対し、アパレル製品年間消費数量は約14億点とその差15億点が売れ残ってしまった余剰在庫となっております。参照:https://c-fine.jp/magazine/sustainability/在庫問題を解決するには消費される分だけしか製品を作らないことが求められます。したがって、在庫問題を解決するための有効な手段の一つとして完全受注発注形式が挙げられます。通常、アパレル製品の販売までの流れとしては企画→サンプル作成→見込み数量で発注→生産→通常値段で販売→値引き販売→売れ残れば在庫が一般的ですが完全受注発注形式は受注頂いた数量しか生産しないため在庫0を目指すことができます。一方で完全受注発注形式はアパレル製品には難しい部分も多いです。例を挙げると受注時期と実際に商品が手元に届くまでの時期が大きくずれます。そのため、消費者が例えば今の季節が夏なのに冬向けの製品を選ばなければならなくなり、購買意欲が削がれ、結果として商品が売れないことにつながります。完全受注発注形式の実施、それに伴う課題克服のための仕組みづくりもNextoryの重要な責務かと考えております。田村 もっと見るファッション業界の解決すべき問題 ②環境問題
2021/11/04 21:23ファッション業界が引き起こしている環境への影響ファッション業界の解決すべき問題と題して前回は労働問題について取り上げました。サステナブルな社会実現のためには労働問題の解決も重要なことだということが分かって頂けましたでしょうか。今回はファッション業界が環境へ与えている影響についてご説明させて頂こうと思います。世界で起きている主な環境問題として挙げられるのが下記5つです。①地球温暖化②海洋汚染③水質汚染④大気汚染⑤森林破壊このうちファッション業界は程度の差はあれど全ての環境問題に関与しているといえます。産業が原因となった世界中の水質汚染のうちの20%海中のマイクロプラスチックのうちの35%人間の活動で排出される二酸化炭素のうちの10%これらはすべてファッション業界が原因となっており、ファッション業界は世界で2番目に環境負荷の大きい産業と言われています。環境問題を改善するためにNextoryのできることNextoryを運営する日鉄物産株式会社では様々な環境負荷の優しい素材・技術の開発に努めております。例えば。。。・フッ素を使わない撥水加工技術(フッ素はほとんど分解されないため環境に残ってしまう。)→kamala・回収したニットを反毛し、紡績することによってできた糸→BRiCOこういった素材や技術をNextoryを通じて自分の作りたい服が具現化されていく過程で幅広く提案することができます。次回は在庫問題についてお話しさせて頂きますのでお気に入りに追加して頂けますと幸いです。田村 もっと見る
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