2022/08/10 19:01

こんばんは。

ドリル饅頭の中西広和です。

『帰省ラッシュ』。なんだか、こんな言葉もここ数年は余り耳にすることもなく、わずかな懐かしささえ感じますが、今年は、そんな言葉が聞けるのでしょうか。私には帰省する場所が近所に存在してしまっていたので、テレビの画面越しに、新幹線や飛行機に乗るご家族を見て、いつも憧れと羨ましさを感じていました。

さて。

今回もタイトルに載せた通り、作品についてお話させて頂ければと思います。前回に引き続き、作品内容の『表』にあたる簡単なあらすじは、プロジェクトのページの方に書いてございますので、ここでは『表』のあらすじと相対する『裏(裏設定)』の部分をお話させて頂きたいとお思います。

過去、大胆にも作品の公開前に裏設定をお話してしまうことなど無かったし、それは作品の完成を心待ちにしている方に対する『タブー』だと認識しておりましたので、こんなにも積極的にタブーを犯してしまうことに少し不安もありますが、何でもやってみなきゃ何が起こるか分かりませんので、覚悟を決めてお話して行こうと思います。

ぽったり、ぽったり

この作品はひとことで言ってしまうと「介護問題」を裏設定としてうっすら意識した作品です。これは、あくまでも裏設定ですので、表立って「介護問題を取り上げた作品」ではございません。見終わって、夜寝る前、お布団に入ってから「ぽったり、ぽったりというお話は、もしかしたら、これから起こりうる介護の課題やその在り方を語ってるかもしれないなぁ〜…さ、寝よ」程度な感じで微量に埋め込みました。

この物語は、元々、私が生粋のお婆ちゃん子として育った背景が下敷きになって、生み出された作品です。祖母のことを書き連ねるとそれはそれは大変長くなってしまいますので、ここでは割愛させて頂きますが、今は亡き祖母への想い、今でも思い出すと会いたさに涙が溢れて出して来てしまうのてすが、とにかく生前、ずっと祖母を介護していた時に「もっとこうだったら」と思っていたことを自分自身の経験に踏まえ、少しだけメッセージとして入れ込んでおります。

ただ、何度も申してしまいますが、それはあくまでも裏設定ですので、表のお話は、不器用な母子のお話で、家族は大事にしよう、当たり前は、当たり前でなくなった時に気づくもので、そうなる前に争いや揉め事なんかやめて、日々に感謝し仲良くしようね、というお話です。

こちらのぽったり、ぽったりも、近いうちに簡易朗読動画でお聴かせ出来ればなと、思っております。

次回は三部作の最後、『おっちょこちょいの長兵衛さん』の裏設定についてお話させて頂きます。

少しでもご興味を持ってくだされた方は、是非、この三部作の創作にお力添えを頂ければと思っております。

それでは引き続き宜しくお願い申し上げます!!!