台風14号という記録的な大型台風を、housekuuとして初めて体験しました。
事前の準備として可能なことは取り組んだつもりでしたが、過ぎてみればまだまだ足りず、結果的には学びの多い台風でした。
連休に当たったこともあり、いただいていたご予約は続々とキャンセルとなりました。
これはしょうがないのですが、今回は地元の方々もちょっとヤバそうだといろんなアドバイスを受けていました。
そして。。。
緊急避難警報が発令されたまま台風を迎えます。
どこかに避難とも考えましたし、近隣の方は親族や地域の公民館などに避難もされていましたが、3歳の娘と避難所の生活もそれはそれで大変そうなので、家で過ごすことにしました。
元々吹きっさらしの丘の上の旅館ですから、何かが飛んできたりどこかへ飛んで行ったりがあるんではないかとは想像していました。
とにかく暴風でした。雨戸を閉めていたとはいえ、いつ何かが突き破ってくるかとずっと考えながら過ごしていました。見晴らしが良いの裏返しですね。
山場は停電でした。多少の停電は経験したことはありましが、歩けないほどの暴風雨の中での停電が30時間続きました。
ロウソクなどは用意していましたが、元々山の中です。停電になると全くの闇になります。ロウソクを立てたぐらいではいつもの明るさの5%程度ではないでしょうか。娘がめちゃくちゃ怖がって落ち着かず、半べそが続き、これはメンタルの勝負なんだなーと考えていました。
ガスはLPガスなので、火はつくので昼間の明るい間に、少しだけ雨戸を開けて光を入れて夜に備えます。水も出ていたので、主に食事の用意です。
これがポイントで、非常食みたいな感じで過ごすと結構メンタルに響きます。なので、いつものように食事を用意して、明るい間に夕食を作ってしまい、食べるときにだけロウソクでね、という感じにしました。
大人のおどけた表情と比べると、娘の表情は微妙ですw
真っ暗なんて生まれて初めてなのでかなり怖がっていましたね。
水道は出てましたが、給湯器は電気がないと稼働しないため、お湯が出ません。
ですので、予約がキャンセルになったhousekuuへ温泉に入りに行きます。
幸いにも温泉は出てたので。
後日談では温泉の被害が今回少なく助かった、ともすれば温泉も止まっていたことでしょうと温泉会社さんから聞きました。
台風が過ぎて、通電した時の家族の喜びようww
そして、現状確認として見回りました。もちろんあれだけの暴風雨ですから無傷ではないですが、片付け、掃除、補修で乗り切って営業再開しています。
すでにご予約のお客様も宿泊されています。
改めて、よろしくお願いします。
最後に近隣の被害写真、いくつか載せておきます。台風の爪痕です。
街中至る所にこんな感じの被害があります。
次の台風もまだ可能性ありますので、引き続き今回の教訓を活かして体制を整えて参ります!
みなさま
すっかり秋の爽やかな気候の霧島でお待ちしてます。